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NII情報

「神戸大 日中対照調音動態MRI動画コーパス(KUJC-MRI)」提供開始

国立情報学研究所 音声資源コンソーシアム(NII-SRC)では,神戸大学の朱春躍教授を中心に構築された「神戸大 日中対照調音動態MRI動画コーパス(KUJC-MRI)」の提供を開始しました。

本コーパスは,音声教材や音声対照研究の基礎的資料の作成を目的として,発声の際の調音器官の動きを医療用MRI(磁気共鳴画像)装置で収録した,静止画及びそれを動画化したデータからなります。

日本語・中国語の比較を目的として,以下のような発話が収録されています。

  • 日本語単音連続発話(清音,濁音・半濁音,拗音の行ごとの発話)
  • 日本語5母音・中国語基本7母音(1音ずつの単独発話)
  • 日本語促音・撥音(iQpai 等の促音7種類,saNsai 等の撥音8種類)
  • 日本語内近似音(猶予/言うよ,肩/勝った 等10種類)
  • 日中両言語の近似音(J_曖昧aimai/C_暧昧ai4mei4 等18種類)
  • 日本語早口言葉(「武具馬具」)

話者は日本語母語話者(標準語,近畿方言)及び中国語母語話者(北京語,東北方言)で,タスクにより1~6名が発声しています。中国語話者は日本語学習者であり,中国語の発話に加えて日本語の発話も収録しています。

情報学研究データリポジトリ(IDR)のサイトの「音声コーパス」よりオンライン申請にて入手可能です。提供は無償で,利用は研究目的に限ります。


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