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NII情報

人工知能技術搭載の学習アプリやプライバシーバイザーを展示/「イノベーション・ジャパン2017」に出展、「ISTフェア」も

 大学等の最先端技術シーズと産業界のマッチングを図る「イノベーション・ジャパン2017 ~大学見本市&ビジネスマッチング~」が8月31日、東京ビッグサイトで開幕しました。国立情報学研究所(NII)からは、アーキテクチャ科学研究系 坂本 一憲 助教が出展し、人工知能技術を使って学習意欲を引き出すアプリ「スマモチ」についてポスター展示やデモを行っています。

 「スマモチ」は、心理アンケートやアプリの操作履歴などからユーザーの個性を分析して、ユーザーごとに学習意欲が高まる最適な設定を推薦する人工知能技術を搭載した学習アプリです。坂本助教のブースでは、タブレットやスマートフォンによるスマモチのデモが行われ、来場者が人工知能技術や学習意欲を引き出す機能を体験しました。来場者からは「社員研修に使ってみたい」という声が多く聞かれました。

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 イノベーション・ジャパンは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催。大学等から創出された研究成果の社会還元や技術移転、実用化を目的とした国内最大規模の産学連携マッチングイベントです。

 また、同時に、「JSTフェア2017 ~科学技術による未来の産業創造展~」も開催されています。その中で、JSTの産学連携マッチングイベント「新技術説明会」をきっかけとした商品化事例として、情報社会相関研究系 越前 功 教授が研究開発した顔検出妨害技術を、福井県鯖江市の眼鏡製造技術を活用して商品化した眼鏡型装着具「プライバシーバイザー」が紹介、展示されています。コンピューターは、顔の明暗の特徴を識別することで画像から人の顔を検出します。

 プライバシーバイザーは光を反射させ、顔の特徴を崩すことで、顔として認識されないようにします。実際にプライバシーバイザーを体験した来場者からは「プライバシー保護は重要な問題。これからますますこういったツールが必要になってくると思う」といった感想が寄せられました。

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 「イノベーション・ジャパン2017」「JSTフェア2017」ともに、東京ビッグサイトで9月1日まで開催されています。開場時間は、8月31日は17:30まで、9月1日は10:00から17:00まで。入場は無料です。

 ご来場の際は、ぜひNIIのブースにお立ち寄りください。坂本助教のブースは、東1ホールのI-12、プライバシーバイザーの展示は、東4ホールのJ10-2ブースです。皆様のお越しをお待ちしております。

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