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Interview
日本メイドのLLMを構築する
文部科学省の「生成AIモデルの透明性・信頼性の確保に向けた研究開発拠点形成」事業を実施する拠点として、2024年4月、国立情報学研究所(NII)内に「大規模言語モデル研究開発センター」(LLMC)が設置された。大規模言語モデル(LLM)の透明性、信頼性の確保に向けた先端的な研究開発を行うことをミッションとする、センターの体制、今後について、同センター長の黒橋禎夫NII所長に聞く。
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Article
研究開発用LLMが果たす役割
大規模言語モデル研究開発センター(LLMC)は、研究開発用大規模言語モデル(LLM)の構築に取り組んでいる。LLM勉強会(LLM-jp)が構築、公開した130億パラメータ※1のLLMの実績をもとに、2024年度中には、GPT-3レベルとなる1,720億パラメータのLLMを新たに公開する予定だ。この狙いはどこにあるのか。構築に取り組むLLMC鈴木潤 科学主幹、横田理央 科学主幹に聞いた。
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Interview
LLM構築における透明性・信頼性・ 安全性
世界で急速に発展する大規模言語モデル(LLM)に向けられた人々の期待とともに安全性への懸念。大規模言語モデル研究開発センター(LLMC)での大規模言語モデル(LLM)構築において「透明性」「信頼性」そして「安全性」はどのように果たされるのか。LLMCでそれらのワーキンググループ(WG)をリードする、関根聡 科学主幹と宮尾祐介科学主幹に聞いた。
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Interview
人工知能法学とLLM
データサイエンス共同基盤施設人工知能法学研究支援センターは「人工知能(AI)による法学研究支援」と「法によるAI制御」の研究を進めている。本稿では、LLMの活用と、技術開発の上に規制はどのようあるべきなのか、という点を中心に佐藤健教授、西貝吉晃准教授に話を聞いた。
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Interview
自動運転車の「安全」の未来を協創する
自動運転車は、人の移動と物流にかかる社会課題を解決できるはずだ。しかし、開発や製造、社会実装においても、乗り越えなくてはならない課題は数多く存在する。産業界と学術界が協力し、それぞれの知識と経験、技術を統合すれば、未来の可能性はもっと広げられるのではないだろうか。そんな思いを基に、日本を代表するメーカーの技術者・研究者と、国立情報学研究所の研究者たちが、各々の共同研究成果を軸に国立情報学研究所(NII)オープンハウス2024産官学連携セミナーの場で語り合った。
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Interview
工場をスマートにする無線通信
「省電力軽量エッジAI技術」と、2カ国4機関の協働
「人の多様性が視点の多角性につながり、多角性がイノベーションにつながる」では、組織と国の多様性は何を生み出すのだろうか? 2023年12月、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が推進する「戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)」に採択され、日本とフランスによる国際共同研究プロジェクトが開始された。この研究が、近未来の社会に何をもたらすのか、研究代表を務める国立情報学研究所(NII)金子めぐみ教授と日本側の共同研究機関である日本電信電話株式会社(NTT)河村憲一主幹研究員に聞く。
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Interview
サプライチェーンリスクを予測AIで可視化
災害の多発や、紛争、パンデミックなどにより、サプライチェーンのリスクはより複雑化し、増大しつつある。そんな問題を起点として取り組むのが、東京海上ディーアール株式会社と国立情報学研究所(NII)による共同研究だ。同研究では、予測AIの技術を使い、取引先で起こったショックが対象企業にどう波及するかを定量的に把握。この成果が社会にどんな価値をもたらすのかを、研究を担う2人に聞いた。
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Article
より自然で高強度な「音声匿名化」を求めて
個人情報の保護・秘匿が、以前よりもますます厳しく問われている現在。テレビ放送で取り上げられるさまざまな「生の声/証言」にも、一層の注意が払われるようになった。研究者と放送局が連携し、新たな音声匿名化技術の実装を果たした事例について日本放送協会(NHK)のご担当者、および国立情報学研究所(NII)の山岸順一教授に聞く。
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Interview
アカデミアとインダストリーのストーリー
最前線の研究に携わるアカデミアの研究者と、産業界で製品を創り出すエンジニア。いずれも世の中を変える技術を生み、育てていく達人だが、両者の間に見えない隔壁があるという。その壁とはいったい何か。アカデミアとインダストリーで、手探りながら協創関係を構築してきた二人に、現在に至るストーリーを聞く。
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Essay
日本の科学技術の明るい未来のために
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