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Interview
人工知能法学の全貌
人工知能が社会のあらゆる分野に進出しつつある。 人工知能は暮らしを便利にする一方で、これまでなかった新しい問題も生み出している。 デジタル技術は日進月歩で進んでおり、法律がそれに追いつくのは容易でない。 こうした時代に求められるのが、人工知能研究と法学を融合させた「人工知能法学」だ。 この学際分野の生みの親とも言える佐藤健教授に、成り立ちから現状、今後の展望を聞いた。
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Interview
AIの裁判への導入は「期待」と「不安」と
人工知能(AI)活用の現状と課題
司法分野へのAIの応用は海外で先行しており、国内でも今後、実用化へと進む可能性が高い。 司法をより利用しやすくするために、AIはどのように機能するのだろうか。 この領域の研究に長く携わってきた太田勝造教授と新田克己教授が語り合った。
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Article
AIが判決の理由を推論する(PROLEG)
判決推論システム PROLEGの可能性
佐藤健教授らが開発した判決推論システム「プロレグ(PROLEG)」では、人工知能(AI)が判決に至った理由を推論することができる。 プログラミング言語の一つである「論理プログラミング」が組み込んであるため、AIがブラックボックス化せず、「説明可能なAI」となるわけだ。 司法分野へのAIの導入を社会が受容できるかどうか考えるうえで、その意義は大きい。
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Interview
AIは司法試験をどこまで解けるのか(COLIEE)
法律言語解釈の現状と課題
人工知能(AI)は、はたして司法試験を読み解くことができるのか――。 法学分野へのAI技術の応用に向けての挑戦として、2014年以降、毎年開催されている法律文書処理の国際コンテストが「COLIEE (Competition for Legal Information Extraction and Entailment、通称コリー)」である。 その概要と、実施のなかで見えてきた課題などについて、COLIEEの運営に関わってきた 北海道大学の吉岡真治教授と静岡大学の狩野芳伸准教授に話を聞いた。
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Article
AIをめぐる法制度のあり方
人工知能と法
人工知能法学において、人工知能(AI)を司法に生かす研究とともに、 AIの法統制にかかる研究も進んでいる。 AIによって起こりうる新たなトラブルやリスクについて、 どのような法的整備が必要なのか、 AIにおける刑事責任について研究する、京都大学の稲谷龍彦教授に聞く。
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Article
AIはオンライン紛争解決で活用できるか
米国・カナダで広がる 司法への人工知能(AI)応用
紛争解決の手段として、AIが司法制度の中で活用される日が 遠くない将来、来るのではないか。 法学とAIの世界に登場したODR(Online Dispute Resolution)。 米国やカナダではすでに普及し始めているという。 その調査・研究を続けてきた渡邊真由・立教大学特任准教授に現状と課題を聞いた。
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Essay
3世代目のプログラマは誕生するの!?
コンピュータの世代差を超えて
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