NII Today 第86号
Dec. 2019No.86

ロボットと情報学人間とロボットの新しい関係

人工知能を搭載したロボットと共存する時代は、すぐそこまで来ているのでしょうか。ロボット研究の権威・金出武雄カーネギーメロン大学教授の答えは、間違いなく「イエス」。ロボットは今後、いったいどのように人間社会と関わっていくのでしょうか。1970年代からロボットの目となるコンピュータビジョン(画像処理・画像認識)の先駆的研究を行い、1995年には自動運転車によるアメリカ大陸横断に成功した金出教授に、ロボット研究の魅力と展望について聞きました。

CONTENTS

Interview

ロボット研究のこれまでとこれから

社会に役立つ革新的な研究を生み出すために

人工知能を搭載したロボットと共存する時代は、すぐそこまで来ているのだろうか。ロボット 研究の権威・金出武雄カーネギーメロン大学教授の答えは、間違いなく「イエス」だ。ロボッ トは今後、いったいどのように人間社会と関わっていくのか。1970 年代からロボットの目と なるコンピュータビジョン(画像処理・画像認識)の先駆的研究を行い、1995 年には自動運転車 によるアメリカ大陸横断に成功した金出教授に、ロボット研究の魅力と展望について聞いた。

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Article

賢いロボットをつくるために、仮想空間でロボットと対話する

クラウドとVR を活用するシミュレータの意義とは

日常生活で人とインタラクションしながら社会的・身体的経験を通じて、学び成長するロボットを実現するためには、シミュレータの活用が有効だとNIIの稲邑哲也准教授は考えている。詳細かつ大量のマルチモーダルデータを低コストで集められるからだ。クラウドとVRを活用する社会的知能発生学シミュレータ「SIGVerse」による対話経験蓄積を通じて、ロボットを知能化する取り組みについて聞いた。

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Article

ロボットから人の知能の謎を解き明かす

空気を読んで協調作業するために必要なこと

ロボットが「空気」を読んで、人の生活をサポートする時代は訪れるのだろうか─ 。そんな未来を実現するためには、ロボットそのものが人のように考え、判断する必要がある。NIIの村田真悟助教は、「予測誤差最小化」の研究に取り組むなかで、人の知能や脳の仕組みを探究。その成果の一部をロボットに応用することで、研究を加速させようとしている。

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Essay

「研ぎ究めを遊ぶ」

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NII Today 第86号

NII Today 第86号

2019年12月発行

・ロボット研究のこれまでとこれから
・賢いロボットをつくるために、仮想空間でロボットと対話する
・ロボットから人の知能の謎を解き明かす
・「研ぎ究めを遊ぶ」

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