ニュース / News

受賞

根岸 正光 名誉教授が瑞宝中綬章を受章

 令和6年(2024年)の秋の叙勲の受章者が発表され、国立情報学研究所の根岸 正光名誉教授が瑞宝中綬章を受章することになりました。

 根岸名誉教授は、黎明期からデータベースシステムの研究・開発に尽力し、日本における学術研究や教育の発展に大きく貢献してきました。東京大学大学院在学中には、日本初のオンライン情報検索システムとして実用化されたTOOL-IRの開発に携わりました。その後、東京大学情報図書館学研究センター(弊所の前身組織の1つ)に採用され、全国の大学図書館の共同分担目録システムの設計や研究開発に従事し、この開発は、後にNACSIS-CATやGeNii、CiNIIなど、日本の学術研究を支えるデータベースシステムとして発展しました。
 また、教育面では、2002年に弊所を基盤機関として創設された総合研究大学院大学数物科学研究科(現在の先端学術院情報学コース)のカリキュラムの編成を行うなど、教育機関としての基盤の整備を行ったほか、発足以降は、同専攻情報環境科学分野の教授として、学生の指導にも力を尽くしました。

功労概要
教育研究功労
主な経歴
  • 1976年12月 東京大学情報図書館学研究センター 助手
  • 1978年2月 東京大学情報図書館学研究センター 講師
  • 1983年1月 東京大学情報図書館学研究センター 助教授
  • 1983年4月 東京大学文献情報センター 助教授
  • 1986年4月 学術情報センター 研究開発部学術情報研究系 教授
  • 2000年4月 国立情報学研究所 学術研究情報研究系 教授・研究主幹
  • 2006年4月 国立情報学研究所 情報社会相関研究系教授、総合研究大学院大学 複合科学研究科長
  • 2010年4月 国立情報学研究所 名誉教授
関連リンク

6636

注目コンテンツ / SPECIAL