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NIIに「トラスト・デジタルID基盤研究開発センター」新設

 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 (NIIエヌアイアイ、所長:黒橋くろはし 禎夫さだお、東京都千代田区) は、2024年(令和6年)4月1日、「トラスト・デジタルID基盤研究開発センター」を新設しました。

 NIIは、これまで「学術認証フェデレーション『学認』」、「UPKI電子証明書発行サービス」、「国際学術無線LANローミング基盤『eduroam JP』」の3つの認証事業を推進し、我が国における学術認証基盤の構築・運用に貢献して参りました。一方で、学術DX推進の取り組みが進められている中、多方面から広範な学認の利活用や認証認可技術の高度化についての要望が寄せられており、我が国の学術認証基盤の更なる発展、並びに認証連携に不可欠なサイバー空間上の「トラスト」の強化が強く期待されているところです。

 NIIでは従来の認証事業の安定運用を維持しつつ、学術・産業界からの認証基盤のより一層の利便性、安全性、信頼性への要求に応えるべく、新設するトラスト・デジタルID基盤研究開発センターにおいて、学術サイバー空間における研究者・学生の学術活動の高度化を支援するための認証基盤技術の研究開発を実施します:

  • 産学連携を促進するID(アイデンティティ)基盤・認証認可技術の研究開発
  • 融合領域研究を促進するコミュニティ間連携強化技術の研究開発
  • トラスト技術、デジタルIDに関係する広範囲にわたる研究開発
  • 国際標準に準拠したトラスト・フェデレーション運用技術の研究開発

 トラスト・デジタルID基盤研究開発センターを我が国における認証認可基盤の研究開発の拠点とすることで、大学・研究機関のみならずベンダとの協働を促進し、更に国際連携・相互運用性を強化します。

release_20240401-2_fig1.png図1:トラスト・デジタルID基盤研究センター 概要図
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