イベント / EVENT
NIIオープンハウス 2010
オープンハウスは終了致しました。多数のご参加ありがとうございました。
国立情報学研究所では毎年オープンハウス(一般公開)を開催し、研究成果や活動についてのポスター展示・デモ、講演会などを行っています。 (過去のアーカイブはこちらをご覧ください)
平成22年度オープンハウス 開催予定
- 日 時:2010年6月3日(木)・4日(金)
- 会 場:学術総合センター
- 後 援:千代田区
- 協 力:東京都古書籍商業協同組合、国立公文書館
- 本年度は国立情報学研究所創立10周年記念イベントを併催いたします。
- ※詳細は決まり次第掲載させて頂きます。
- ※講演は日本語で行われます。
- 10周年記念パネル
開催要項
6月3日(木)
[一橋記念講堂] | ||
13:00-14:00 | 10周年記念式典 |
所長挨拶 来賓挨拶VIDEO (22分48秒) 10周年の活動報告:坂内正夫(国立情報学研究所長) |
14:00-15:00 | 基調講演 |
「アンドロイドを通して学ぶ人間と未来社会」 石黒 浩(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授 ATR知能ロボティクス研究所・フェロー GCOE認知脳理解に基づく未来工学創成・拠点リーダ) VIDEO (1時間00分06秒) 講演概要 ▼
本講演では,ロボットの人間らしさを探究する一連のアンドロイド研究を紹介しながら,未来社会における人間とアンドロイドの関係について,ロボット工学と哲学の視点から議論する.
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16:00-17:00 | 基調講演 |
「情報学による低炭素社会の実現」 佐藤 一郎(国立情報学研究所 教授) VIDEO (1時間16分38秒) 講演概要 ▼
かつてのコンピュータは低性能かつ高価だったため、情報学ではコンピュータを効率化する技術が発展しました。その技術を現実世界に応用することで、現実世界の効率化・低炭素化を実現する方法を説明します。
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19:00-20:30 | 市民講座 |
「多言語世界の扉を開く翻訳技術 -人間の翻訳と機械の翻訳は何が違うのか?-」 影浦 峡(東京大学教授) >> 平成22年度市民講座 「未来を変える情報学」 市民講座 第1回は「手話通訳」と「文字通訳」を行います。 |
[中会議場ほか] | ||
14:00-19:00 | 研究成果発表 | デモ・体験コーナー/ポスター展示 |
18:00-19:00 | 交流タイム | |
[特別会議室] | ||
15:00-16:00 | サイラブ講演 | 「数値計算及びその開発のモデリングのためのフリーソフト」 scilab |
17:00-18:30 | 大学院入試説明会 | |
18:30-19:00 | 大学院入試個別相談会 | |
[2階中会議場前] | ||
14:00-19:00 | 研究成果発表 | ポスター展示/プレゼンテーション |
6月4日(金)
[一橋記念講堂] | |||||||
11:00-12:00 | 基調講演 |
「ネット社会における評判と信頼」 山岸 俊男(北海道大学大学院文学研究科教授) VIDEO (59分14秒) 講演概要 ▼
ネット社会を生きるための社会的知性とは? 評判情報を生みだし、利用し、そして管理するためのしくみについて考える。
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13:00-15:30 | CSI関連講演 | 「大学と社会の未来が変わる -情報基盤のチカラ- 」 VIDEO (1時間52分53秒) 講演概要 ▼
情報基盤のチカラとは何か。私たちの生活は情報のチカラによって日々変化しています。近未来において、さらにどのような進歩が考えられるのか、国立情報学研究所の事業がどのような貢献ができるのか等について講演します。
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[中会議場ほか] | |||||||
10:30-17:00 | 研究成果発表 | デモ・体験コーナー/ポスター展示 | |||||
[特別会議室] | |||||||
CSI関連イベント | 「次世代学術コンテンツ基盤ワークショップ」 10:30-12:30 共に創る、電子ジャーナルアーカイブ -大学図書館、出版社、そしてCLOCKSS- 概要・タイムテーブル ▼
電子ジャーナルのアーカイブ(長期保存)は誰が担うべきなのでしょうか?第三者機関ではなく、当事者たる出版社、図 書館自らが手を組み、世界中の関係機関に呼びかけて実現したのが、CLOCKSS(クロックス)です。その活動と展望を紹介し、 日本での展開について議論します。
15:30-17:00 司会: 細川聖二(NII学術コンテンツ課 副課長)
いつでもCiNii、どこでもCiNii -ウェブAPIコンテスト第2弾 概要・タイムテーブル ▼
4 月に公開6 年目迎えたCiNii。おかげ様でアクセス数は右肩上がりに増え続けていますが、我々はしつこくCiNii の「当 たり前化」を追求します。今回もトークセッションやAPI コンテスト第2 弾開始宣言など、いつもの如く濃い刺激的なひと ときを企画しています。席に限りがありますのでお申込みは今すぐWeb で!
司会: 岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社/NII産学連携研究員)
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[2階中会議場前] | |||||||
10:30-17:00 | 研究成果発表 | ポスター展示/プレゼンテーション |
発表要旨集
デモコーナー
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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101 | 仮想環境で人とロボットの共存社会をシミュレートする 社会的知能発生学シミュレータ: SIGVerse 要旨 ▼
SIGVerseは,人間と知能ロボットの来るべき共存社会をデザイン・検証するためのオープンプラットフォームです。複数の任意のユーザが自分の設計したエージェントを仮想環境の中に投入し、互いにインタラクションさせることが可能です。また,知能ロボットの感覚運動と社会的認知シミュレーションを世界で初めて技術的に統合し、アイコンタクトやジェスチャを伴う身体的・社会的コミュニケーションの検証ができる事が特徴です。
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稲邑 哲也 |
102 | WebELS:インターネットが教育、会議、ビジネスを変える WebELS: 汎用e-Learning/ e-Communication統合プラットフォームの研究開発 要旨 ▼
インターネットの進化は社会の情報化とグローバル化を促進していますが、まだ"だれでも、どこでも、いつでも"利用出来るわけではありません。WebELSは、マルチメディアコンテンツを共有した高等教育、遠隔会議、遠隔講義を、普通のパソコンで、世界のどこでも、誰にでも、簡単に利用出来る、クラウド型イ・ラーニング/イ・コミュニケーション統合プラットフォームをオープンソースで提供します。
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上野 晴樹 ァジュリー・ジョン・ベレーナ、パオ・スリプラサートスック、シラ・チュンウイージトラ、岡田 仁志、岡野 英司、森 正樹、張 涛、何 政 |
103 | 市販のビデオカメラによる映画の違法な撮影を防止するには? 人間とデバイスの感度の違いを利用した映像の盗撮防止技術 要旨 ▼
スクリーンやモニタに表示した映像をデジタルビデオカメラで違法に撮影する盗撮行為を防止する方式を提案します。提案方式は,生体とデバイスの分光感度特性の違いに着目し,人の視覚には影響を与えずに撮影映像にノイズを重畳する光源を映像表示装置に組み込むことで,既存のデジタルビデオカメラに新たな機能を追加することなく盗撮を防止することが可能です。提案方式を映画用100インチスクリーンに組み込んだ盗撮防止システムを展示します。
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越前 功 |
104 | 大量の映像から欲しい情報を探す 映像メディア解析によるセマンティックギャップ克服への挑戦 要旨 ▼
放送映像やネット上の映像アーカイブなどから必要な情報を自由に呼び出すためには、映像内容に基づく検索が必要です。われわれは、映像解析技術により、映像内容情報をコンピュータで自動抽出し、大規模な映像アーカイブの内容検索を実現するための検討を行っています。映像内容の抽出はセマンティックギャップ克服と呼ばれる極めて挑戦的な課題で、画像解析、機械学習、情報検索などの技術を使って取り組んでいます。われわれの研究成果により実現した映像検索のデモを行います。
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佐藤 真一 片山紀生/孟洋/Duy-Dinh Le |
105 | NIIグローバルラボ・グランドチャレンジプロジェクト:エコフレンドリー社会のための協調サイバー・サイエンス OpenEnergySim:グリーンITSのための協調プラットフォーム 要旨 ▼
高度道路情報システム(ITS)戦略により、車両のCO2排出量は大幅に削減できるようになりましたが、現在のところ、ITS省エネルギー対策の運転挙動への影響を低コストかつ効果的に調査する方法はなく、「グリーン」ITS戦略などの成果を国際レベルで比較できる協調プラットフォームもありません。そこで、今回の発表では、OpenEnergySimというマルチユーザオンライン3次元(3D)シミュレーション空間を使って、 (1)微視的交通とCO2排出量の可視化、 (2) ITS対策を双方向で適用しテストできる疑似交通網でのユーザ没入型ドライビングという二つの機能を紹介します。OpenEnergySimはグリーンITSのために、国際協力を促進し、運輸の領域のモデルの調和を容易にする独自のプラットフォームを提供します。研究は、東京大学生産技術研究所先進モビリティ研究センター(ITS Center)と連携して行っています。
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Helmut PRENDINGER, Arturo Nakasone, Marc Miska, Masao Kuwahara |
106 | NIIグローバルラボ・グランドチャレンジプロジェクト:エコフレンドリー社会のための協調サイバー・サイエンス OpenScienceSim:3DインターネットとNIIの最先端学術情報基盤に基づいたe-サイエンスのための基盤 要旨 ▼
OpenScienceSimは、3Dインターネットに基づいて、分子科学や天体物理学の分野における協調的可視化とデータ探索の例を紹介します。3Dインターネットは、分散型3Dオンライン仮想世界における実時間ライブコラボレーションのための基盤です。紹介するアプリケーションは、模擬環境としてOpenSimulatorのオープンソースのサーバソフトウェアを利用しています。デモでは、分子動力学の分野でシミュレーションを生成するために、NIIで開発しているNAREGIに基づいたグリッド性能を紹介します。私たちのデモは、「e-サイエンスの民主化」の実現を目指しています。そこでは、いつでもどこからでも、誰でも簡単にHPC環境を使うことができます。3Dソフトウェアとして人気のあるBALLViewとOpenScienceSimとの連動も紹介します。私たちのフレームワークの特徴は、スーパーコンピュータを使って仮想世界に入り込み、インタラクティブな経験ができることです。OpenScienceSimは、NIIのNAREGIチーム、国立天文台、ザールランド大学バイオインフォマティクスと共同で開発しています。
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Helmut PRENDINGER, Arturo Nakasone, Valentin Castan, Kugamoorthy Gajananan, Aravinthan Gopalasingham, Berthold Heinecke, Martin Lindner, Juan Camilo Ibarra Lopez, Alena Neviarouskaya, Brian Ravenet, Siyu Tank, Tri-Thong Truong, Julien Viana, Johanna Wolf, Panita Yongyuth |
107 | NIIグローバルラボ・グランドチャレンジプロジェクト:エコフレンドリー社会のための協調サイバー・サイエンス OpenFishBrain: 3Dインターネットにおける3Dゼブラフィッシュ脳内表現 要旨 ▼
脳研究においては、脳の神経回路網や領域とその活動を相関させることが重要です。多くの遺伝子は脳の限定された領域で発現するため、脊椎動物モデルとして「ゼブラフィッシュ(Zebrafish)」を使用すれば、遺伝子発現パターンに基づいて、脳内の特定の構造、部位、神経回路網を遺伝学的に分類し、可視化できます。これにより、脳の横断面を映し、特定の領域を強調した一連の画像を見ることができます。しかし、このような方法だけでは、3Dの関心領域の境界線を確定や、他の専門家とこれらの分析結果を共有し、リアルタイムで議論することは困難です。これらの問題解決のために、「ゼブラフィッシュ」を利用してバーチャル空間に3D化した脳を映し出すことで、研究者たちがリアルタイムで議論できるようになる手法を紹介します。
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Helmut PRENDINGER, Arturo Nakasone, Valentin Castan, Kugamoorthy Gajananan, Aravinthan Gopalasingham, Berthold Heinecke, Martin Lindner, Juan Camilo Ibarra Lopez, Alena Neviarouskaya, Brian Ravenet, Siyu Tank, Tri-Thong Truong, Julien Viana, Johanna Wolf, Panita Yongyuth |
108 | NIIグローバルラボ・グランドチャレンジプロジェクト:エコフレンドリー社会のための協調サイバー・サイエンス OpenBSLab:医療関係者のための仮想訓練環境 要旨 ▼
OpenBSLab(オープン・バイオセーフティ・ラボ)は、バイオセーフティ・ラボ(BSL)での有害質の取り扱い方を学ぶための仮想環境であり、国立感染症研究所(NIID)と共同開発を進めています。 病原体の取り扱いや管理は基礎的な伝染病教育の重要な部分であり、近年のバイオテロの脅威に対する対応能力をさらに強化することが求められています。臨床業務において感染性検体を取り扱うために、またそれらの検体を研究する研究者のためにバイオリスク管理の専門教育の必要性が指摘されています。実験者が最適な環境で研究活動が続けられるように、バイオリスクを適切に管理できる能力を育成する教育の確立が国際的に求められています。私たちは事故やニアミスの事例研究に注目し、3Dインターネット(仮想世界)に基づいた双方向的没入型環境のOpenBSLab (オープン・バイオセーフティ・ラボ)を開発しました。これは、自習方法を実装しており、いつでもどこからでも利用可能です。
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Helmut PRENDINGER, Arturo Nakasone, Valentin Castan, Kugamoorthy Gajananan, Aravinthan Gopalasingham, Berthold Heinecke, Martin Lindner, Juan Camilo Ibarra Lopez, Alena Neviarouskaya, Brian Ravenet, Siyu Tank, Tri-Thong Truong, Julien Viana, Johanna Wolf, Panita Yongyuth |
109 | NIIグローバルラボ・グランドチャレンジプロジェクト:エコフレンドリー社会のための協調サイバー・サイエンス 書き言葉で表現された態度の分析に適用する合成的アプローチ 要旨 ▼
ニュース、ブログ、ディスカッション・フォーラムなど、人々が意見を言い合うことを目的としたオンライン情報源の急激な増加にともない、人間の態度(感情、判断、認識)を分析するためのツールの開発が特に必要です。私たちは、テキストで伝達された感情の自動分析を目指した斬新で合成的アプローチを提案します。感情の種類、強さ、表現された文の信頼水準を深く分析するために、本システムは合成の原則、動詞を分類するための詳細な規則、および感情を伝達する言葉、機能語、修飾語、モーダル表現の語彙ベースとしています。これにより、単文、重文、(補語や関係節のある)複文、重複文など、複雑さの異なる文章を処理することができます。この研究は、東京大学と共同開発しています。
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Helmut PRENDINGER Arturo Nakasone, Valentin Castan, Kugamoorthy Gajananan, Aravinthan Gopalasingham, Berthold Heinecke, Martin Lindner, Juan Camilo Ibarra Lopez, Alena Neviarouskaya, Brian Ravenet, Siyu Tank, Tri-Thong Truong, Julien Viana, Johanna Wolf, Panita Yongyuth |
110 | 情報セキュリティ教育のためのインタラクティブ教材の構築に関する研究 ヒカリ&つばさの情報セキュリティ3 択教室 要旨 ▼
安全で安心なネット生活を送るためには、情報セキュリティについての正しい知識を持つことが大切です。これらの知識を楽しく学べるように、男女4 名の大学生キャラクターが登場する全14話からなるFlash形式のストーリー学習教材を提供しています。高等教育機関における情報セキュリティポリシー推進部会では、こうした教材を作成して全国の大学等に配布するほか、サンプル規程集の策定や普及などの活動を通じて情報セキュリティの改善のために貢献しています。
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岡田 仁志 高等教育機関における情報セキュリティーポリシー推進部会 |
111 | ネットワークにつながった計算機やデータを活用した新しい研究方法 e-サイエンスを実現するグリッド技術 要旨 ▼
e-サイエンスは,様々な学術分野のデータを最先端の情報技術を利用して処理することにより,新たな科学的発見を行うための新しい科学研究の方法です。このためには,ネットワーク上に分散した計算機,ストレージ,データベース,アプリケーション等の様々な資源を活用する必要があり,グリッド技術はその鍵となる技術の一つです。本展示では,リサーチグリッド研究開発センターが取り組むグリッド技術に関する研究を紹介します。
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合田 憲人 (事業系) 坂根 栄作,佐賀 一繁,田中 義一,三浦 謙一 |
112 | 未来作りのためのIT実験室を提供します 研究・教育のための仮想・物理空間提供サービス 要旨 ▼
国立情報学研究所では、研究・教育で使える計算機環境と物理環境を、クラウドとスペースという形で構築しています。本発表では、これらのクラウドやスペースを使うことで、どのように未来の研究実験や教育の演習ができるのかを紹介します。
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吉岡 信和 (GRACEセンター) 横山重俊、本位田真一 |
情報学プリンシプル研究系
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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201 | 仮説を立てて考えてみよう 推論による仮説発見とシステム生物学への応用 要旨 ▼
人工知能における推論技術を用いて未知の知識を発見する枠組みについて展示します。ある観測が得られたときに,既存の知識と整合させながら,観測を説明するためには仮説を立てる必要があります。もしこの仮説が背景知識をともなって観測を説明できるのであれば,その仮説は確からしいと考えることができます。本研究では仮説生成のためのメカニズムを明らかにし,科学分野における新しい知識の発見に応用します。とくに,情報技術で新たな生体の理解を進めるシステム生物学において新しい規則を発見することを目指しています。ここではその一例として,出芽酵母や大腸菌における代謝経路解析についての取組みを紹介します。
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井上 克巳, 宋 剛秀 (総研大),山本 泰生 (総研大 / 山梨大),Gauvain Bourgne (NII) |
202 | 単細胞生物から動物への進化を探る 立襟鞭毛虫(タテエリベンモウチュウ) Monosiga ovata ゲノム計画 要旨 ▼
形式言語の理論において「ポンプの補題」という重要な定理がある。これは、特定のクラスに属する言語が共通に持つ性質を表したもので、正規言語、文脈自由言語など、言語のクラスごとに違った形で述べられる。ポンプの補題の複雑さがそのクラスに属する言語の複雑さを表すと言える。多重文脈自由言語という重要な言語のクラスについては、まだポンプの補題が証明されていない。この未解決問題に対する部分的解答を与える。
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隈 啓一 岩部直之1、加藤和貴2、藤博幸3、宮田隆4、藤山秋佐夫5(1京都大学・大学院理学研究科、2九州大学・デジタルメディシンイニシアティブ、3九州大学・生体防御医学研究所、4JT生命誌研究館、5国立情報学研究所) |
203 | ラムダ計算と型理論 TLCA 未解決問題20番 要旨 ▼
TLCA未解決問題20番を解きました。この問題は、遺伝的置換子を特徴付ける型理論を見つけよ、という問題です。まず、遺伝的置換子全体は枚挙不可能であることを示すことにより、ひとつの型では遺伝的置換子は特徴付けできないことを証明しました。次に、可算無限個の型により遺伝的置換子を特徴付ける型理論を与えました。
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龍田 真 |
204 | 大量データをいかに扱うか 圧縮全文索引を用いた文字列処理 要旨 ▼
大量の文書からの検索や知識発見を高速に行うには、文字列処理を高速に行う必要があります。しかし、Web検索エンジン等で用いられている転置ファイルなどの索引を用いる手法では細かな検索ができません。また、接尾辞配列や接尾辞木などの索引を用いれば細かな検索は可能になりますが、索引のサイズが大きくなってしまいます。本研究では圧縮全文索引を用いた効率的文字列処理手法を提案します。
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定兼 邦彦 |
205 | コンピュータが法律推論? 論理プログラミングによる証明責任を考慮した法的推論 要旨 ▼
本発表では、最近行っている法律推論における証明責任についての研究について発表します。証明責任とは真偽値が不明な時に、仮定的に真偽値を決めて推論する手法です。この証明責任を論理プログラミングの失敗による否定により定式化し、その定式化を用いた実際の法的推論の証明過程の実現について述べます。
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佐藤 健 |
206 | ウェブで使える「常識」の辞書 セマンティックウェブと日本語リンクトデータ 要旨 ▼
ウェブ上でコンピュータが自律的な情報処理を行うセマンティックウェブ環境では、事物や概念に関する辞書が必要となります。辞書の構築には多大なコストがかかりますが、近年ではWikipediaや各種データベースのデータを構造化し転用するリンクトデータが注目されています。本研究では、200万語規模の日本語リンクトデータの構築・提供を行うとともに、これらのデータを利用したアプリケーションの開発を行っています。
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武田 英明 大向一輝 |
207 | 量子を用いて難解な物理や数学の問題を解明する。 ポラリトンボースアインシュタイン凝縮の特性とその応用 要旨 ▼
多数のボーズ粒子がひとつの状態に凝縮することをボースアインシュタイン凝縮(BEC)といいます。BECはミクロな状態の特性をマクロの世界に反映させます。また多数の粒子が同じ状態にいるため、外乱に対しても強くなります。我々は、半導体量子井戸を用いて、BECを実現しその特性を調べています。また、これを難解な情報や量子物理問題を解明するための応用として用いる方法を提案しています。これまでの実験結果とその応用について発表します。
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山本 喜久 Tim Byrnes, Michael Fraser, 楠戸 健一郎, 桝本 尚之, 石田 夏子, 顔 開(Kai Yan), 高橋 信行 |
208 | 生命科学総合情報サイト プロとビギナーのためのバイオ情報提供インターフェース「日本語バイオポータルサイト-Jabion-」 要旨 ▼
マスメディアの科学情報は、学校教育では学習しない専門用語が含まれており、一般の理解は不充分なままです。このサイトでは、一般向けには専門用語の解説および科学ニュースをコラム化して分かりやすく説明したコンテンツ、専門家向けには利便性に富む文献検索やゲノム情報を提供していることが特徴であり、先頃、システムを含めリニューアルをしたので紹介します。URL (http://www.bioportal.jp)
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藤山 秋佐夫, 薦田 多恵子、小林 悟志、川本 祥子、荒木 次郎、隈 啓一 |
209 | 量子コンピュータの中身をのぞいてみよう 大規模量子情報処理のアーキテクチャーと量子ネットワーク 要旨 ▼
量子コンピュータは量子情報処理のなかでもとりわけ難しい技術とされています。これまで様々な量子計算の実現化方法が考えられてきましたが、そのどれもが現在のコンピュータのように大規模な計算機の開発へと繋がっていくようなアイデアではありませんでした。私たちは光を使った量子素子と、最近理論的に大きな進展のあった量子計算モデルとを組み合わせることで初めて大規模化可能な量子コンピュータをあり方を示しました。将来の量子コンピュータの中身はどうなっているのでしょうか、最新の研究からそのエッセンスをご紹介します。
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根本 香絵 W. J. Munro, Simon Devitt, Ashley Stephens |
210 | 最小二乗問題の高速算法 最小二乗問題の内・外部反復解法 要旨 ▼
科学・工学・社会科学等で現れる多くの問題は,最小二乗問題に帰着します。例えば測量・制御・信号処理・統計処理・画像処理・最適化で生じる問題です。我々は,大規模,悪条件,ランク落ちの場合でも,安定・高速・省メモリーの最小二乗問題のアルゴリズムを提案します。 本手法は,外部反復にクリロフ部分空間反復解法を用い、収束を加速するための「前処理」として内部反復を行います。数値実験により,従来法よりも高速であることを示します。
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速水 謙 保國 惠一 (総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻)、崔 小可 (Xiaoke Cui, 情報学プリンシプル研究系) |
211 | Webの情報を利用して健康危機を察知する BioCaster:世界の健康危機を監視する知的情報システム 要旨 ▼
テキストマイニング技術に基づくWebベースの感染症監視システムを開発し、健康危機への対策という社会のニーズに役立てることを目指しています。BioCasterポータルでは、研究の成果を利用したニュース記事検索等の機能を公開しています。最新の成果として、Google Map上に感染症ニュースを表示するグローバル・ヘルス・モニター、多言語で感染症の知識を記述したBioCasterオントロジー第二版等があります。
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ナイジェル・コリアー 川添愛、Doan Son, Mike Conway, Reiko Matsuda-Goodwin, Hutchatai Chanlekha, John McCrae, QiWei |
アーキテクチャ科学
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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301 | 安全のためのGPS受信 高感度GPS受信のための新捕捉方式 要旨 ▼
携帯電話による緊急通報時に、位置情報の通報を義務づける国は増加しており、安全確保のために高速位置取得が強く要求されています。AGPSによりGPSの高速捕捉を可能とする新方式の開発を行っており、その概要を紹介しています。
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淺野 正一郎 米田進(ソフトバンクテレコム(株)/元NII客員教授) |
302 | ULP-HPC: 超低消費電力・高性能コンピューティング ULP-HPCのためのインターコネクト技術 要旨 ▼
HPC(高性能計算)システムでは処理能力の向上に伴い、急速に増加した消費電力の抑制が急務となっています。そこで、東工大を代表として、東大、電通大、東海大と共同で10年後にHPCの 電力性能比を現状の1000倍とする目標を掲げるULP-HPC(Ultra Low Power HPC)を提案しています。本研究ではULP-HPC実現のための1つの要素技術である省電力インターコネクト技術を提案し、その有効性を検証します。
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鯉渕 道紘, |
303 | 情報学でCO2削減 ソフトウェア手法による現実世界の効率化 要旨 ▼
かつてのコンピュータは低性能かつ高価だったため、情報学はコンピュータを効率よく使うための技術が発展しました。その技術をコンピュータではなく現実世界に応用することにより、現実世界を効率化して、それを通じて低炭素社会の実現を目指しています。コンパイラで利用されるコード最適化を利用した物流トラック経路の効率化と、プログラム検証を利用した共同物流管理について紹介します。
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佐藤 一郎 |
304 | 巨大データベースの効率的な分析 分割クラスタリングのための集合相関モデル 要旨 ▼
従来のクラスタリングに基づくデータ検索ツールは、データセットが巨大で多くの属性を持つ場合、あるいは調整が困難な性能パラメタを持つ場合には失敗してしまうことが多い。これらの問題を解決するため、我々は一般化された関連集合相関モデルを基に新たな分割クラスタリングの定式化を行いました。新たに提案したモデルであるGlobalRSCはK近傍ヒューリスティックに似ていますが、ユークリッド距離の代わりに共通近傍類似度を利用します。K近傍法や他の多くのヒューリスティクスではデータが実数であり特定の属の距離尺度を持つ必要がありますが、GlobalRSCはいかなるデータ表現や距離尺度を持つ場合にも利用可能です。
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Michael E. HOULE Nguyen Xuan VINH (NICTA, UNSW) NICTA = National ICT Australia, UNSW = University of New South Wales (Australia) |
305 | 類似データの効率的な検索 ランクに基づく類似探索のためのインデックス手法 要旨 ▼
類似探索、あるいは最近傍探索として知られる問題とは、データの集合があるとき、クエリデータに対して最も類似するデータのリストを返すようなデータ構造を構築する問題として定義されます。類似探索はデータマイニング、情報検索やマルチメディアデータベースなど、多くの応用分野において根本的な重要性を持つ操作です。本発表では三種の最新手法、近似近傍点探索(LSH)、cover tree、および空間近似サンプル階層(SASH)の特徴をあわせ持つ新たな類似探索手法のRank cover tree(RCT)を紹介します。
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Michael E. Houle, Michael NETT (RWTH-Aachen) |
306 | 類似データの効率的な検索 類似探索クエリのための共有近傍情報に基づくアクティブキャッシュ手法 要旨 ▼
多くの検索エンジンや推薦システム、マルチメディアデータベースは、探索クエリに対してデータの類似度に基づく順位付きのデータリストを出力するよう設計されています。概して類似探索クエリは、ディスクアクセス遅延や計算コストの大幅な増加を招きます。そこで我々は、類似探索クエリ向けのアクティブキャッシュ手法を提案します。この手法では、仮に要求された出力用のリストがキャッシュ上に保存されていない場合でも、キャッシュ上の情報からリストを合成して返答することができます。 我々の手法は、二つのオブジェクト間の関連の強さをそれぞれに共通する近傍オブジェクトの数で評価する共有近傍類似度尺度に基づいています。
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Michael E. Houle, Vincent ORIA (NJIT), Umar QASIM (NJIT) |
307 | 読みにくいマニュアルを何とかしましょう 「文書の自動検証」に関する研究 要旨 ▼
デジタルカメラのマニュアルを例題として、文書の内容に未完成の部分や整合性に欠ける部分があることを自動的に発見する方法を示します。専門用語の混乱、説明が不十分な技術用語、などを検知します。さらに、文書の全体構造は決められた要件を満たさなければなりません。例えば、操作法の説明の前に関連した安全性に関わる注意が必要です。今後、このような文書内容の整合性検査は文書作成ソフトウェアの標準機能になるでしょう。
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ワイテル フランツ, 中島震 |
308 | 正しいソフトウェアの正体を知ることはできるのか? ディペンブルソフトウェア開発に向けた形式手法の研究 要旨 ▼
身の回りには目に見えないソフトウェアが数多くあり、正しく作動することが日常生活をおくる上での大前提となっています。一方、何が正しさの基準であるのかを明確に言い表すことは難しい。誰もが同意する基準もあれば、人によって異なる判断もあります。ソフトウェアに関わる立場によって正しさの観点が違います。本研究発表では、形式手法と呼ぶ技術分野の立場から、ソフトウェアの正しさの正体に迫ります。
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Michael E. Houle, Weihuan SHU |
309 | チップの中にネットワークを作る ネットワークオンチップアーキテクチャに基づく車載制御システムの実現 要旨 ▼
車載制御系システムでは、さまざまなタイプのECU(Electronic Control Unit)が多数混在し分散的に配置されているため、接続のケーブル重量が数十キロにもなり走行燃費や製造コストに大きな影響が出ているといわれています。そこで、センサやアクチュエータのみを必要な場所に残し、各ECUを統合した集中型ECUをネットワークオンチップアーキテクチャを用いて高信頼に実現する手法を研究します。
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米田 友洋 今井 雅(東京大学), 松本 敦(東北大学), 齋藤 寛(会津大学) |
310 | 実世界と調和するシステムのためのインフラ構築を目指して 無線センサーネットワークを共有インフラ化するミドルウェア 要旨 ▼
無線センサーネットワークは実世界と連動するシステムを構築するためのインフラとして期待を集めています。XACプロジェクトでは無線センサーネットワークを共有インフラ化するミドルウェアの研究開発に取り組んでいます。本発表では,競合する非機能的要求である消費資源量と計測精度を調整する分散タスク管理手法を紹介します。
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鄭 顕志 |
311 | センサーネットワークで効率的な通信を行う センサーネットワークのMACプロトコルに関する研究 要旨 ▼
将来のセンサーネットワークは人、物や自然から生成される情報や変化を感知し、データを収集、処理、追跡を行うことによって、人々の生活に密接する各分野で応用されるようになります。一方、センサーノードは大きさ、処理能力、エネルギーなどの制約があり、その動作の合理化と最適化が求められます。本発表では、センサーノードで消費するエネルギーを節約するために、ノード間の通信手順を決めるMACプロトコルの研究を紹介します。
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計 宇生 Kien Nguyen |
312 | e-サイエンスの実現 e-サイエンスを実現するための情報基盤技術 要旨 ▼
e-サイエンスは,様々な学術分野のデータを最先端の情報技術を利用して処理することにより,新たな科学的発見を行うための新しい科学研究の方法です.本展示では,クラウドコンピューティングのための資源選択ソフトウェアに関する研究開発や,農業科学のためのe-サイエンスアプリケーションに関する研究等,e-サイエンスを実現するための研究活動を紹介します.
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合田 憲人 Md. Shamim Akhter,孫 顥,藤原 一毅 |
314 | インターネット上の異常を探し出す インターネットトラフィック中の異常検出 要旨 ▼
インターネットは我々の生活に必要不可欠なインフラですが,ネットにつながった皆さんのコンピュータは日々世界中から攻撃を受けています.われわれは,このようなインターネット上を流れる悪意のあるトラフィックを収集・検出・解析する方法に関して研究を行っています.
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福田 健介 |
315 | 世界トップレベルの先端ソフトウェア工学の研究・教育・実践を推進 GRACEセンター: 先端ソフトウェア工学・国際研究センター 要旨 ▼
NII内に設立されたGRACEセンターは,21世紀の「ソフトウェア基盤」を実現するための,ソフトウェア工学に関する世界トップレベルの研究センターです.GRACEセンターでは国内外の研究機関との連携のもと,研究・実践・教育を三位一体で運営し,次代の中核となる世界レベルの研究者および技術者を育成することを目指しています.
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本位田 真一 |
316 | ものづくりの現場に科学を伝える トップエスイー: サイエンスによる知的ものづくりプログラム 要旨 ▼
トップエスイープロジェクトは、「サイエンスによる知的ものづくり教育」をコンセプトに、高度な開発技術を身につけたソフトウェア技術者の育成を目指した実践的教育プログラムです。受講生は様々な大学・企業からの専門家による講義を受けるだけでなく、修了制作を通して学んだ技術の実適用を行います。
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本位田 真一 吉岡 信和,石川 冬樹 |
317 | サービスを知って「良い」サービスを組み立てる 品質を保証したWebサービス選択・合成に向けて 要旨 ▼
サービスコンピューティングにおいては,計算機向けの自己記述とアクセス手段を提供し人間の活動に結びつく「サービス」を構成要素とし,それらを選択,組み合わせることにより,迅速,柔軟にシステムを合成します。本研究グループにおいては,その際に品質をどうモデル化し,品質を保証しながらどうサービス選択や切り替え等の適応を行っていくか,という問題に対し取り組んでいます。
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本位田 真一 石川 冬樹,高橋 竜一,Adrian Klein,平塚 信明 |
318 | 賢いコンピュータを支えるテクノロジー 生物の学習進化や集合知を利用するアルゴリズムの研究 要旨 ▼
我々は賢いコンピュータの実現を目指し,群れロボットの協調的アルゴリズム,Web上の画像のタグから情報を抽出する手法,進化型ニューラルネットワークの3つについて研究を行っています。
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本位田 真一 須山 敦志, Mohammad Reza Motallebi, 森口 博貴, 馬場 雪乃 |
319 | ソフトウェアシステムの高信頼かつ効率的な開発を可能にするために 実用的な仕様記述言語の設計と、コンポネントベース開発における仕様記述の応用 要旨 ▼
信頼性の高いソフトウェアシステムを構築する方法として、仕様の形式記述技術が存在するが、その記述コストと技術的なハードルのために、開発現場には広く普及していません。我々は、ソフトウェアの開発者にとって利用が容易な、形式的かつ実用的な仕様記述言語の研究を行なっています。またコンポーネント仕様の組み合わせによる複雑さを軽減し、高信頼かつ効率的なシステム開発を可能にする技術の研究を行なっています。
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本位田 真一 Johan Nystrom, 井上拓,日野克重 |
320 | みんなのコンピュータで快適なデータインフラをつくるために P2Pネットワークにおけるデータ配置 要旨 ▼
個人所有のパソコンのようなきまぐれに使用されるコンピュータで構成されるP2Pシステムにおいて,一貫したデータ管理を行うために,P2Pネットワークのアドレス化が行われます。それにより,メモリと同じように,アドレスを指定してデータの保存・取り出しができるようになります。しかし,各種のデータセットを,効率良くアクセス可能な形でアドレスへ配置する方法は明らかではありません。我々はその方法を研究しています。
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本位田 真一 福地 大輔 |
321 | 双方向変換でソフトウエアを進化させる 双方向モデル変換によるソフトウエア開発に関する研究 要旨 ▼
モデル駆動によるソフトウエア開発は実用的で新しい開発手法として注目されています。その中で、開発途中の成果物をモデルとし、ソフトウエアの開発ステップをモデル変換で表現します。通常、この枠組みでは、変換を適用する前のモデルと変換によって得られたモデルが共存してそれぞれ発展します。このとき、あるモデルに加えた変更をどのように正しく他のモデルに伝播し、システムの一貫性を保証するかは重要な未解決問題です。本研究は、双方向モデル変換を用いてこの問題を解決し、ソフトウェアの信頼性の確保と進化的ソフトウェア開発のための新しい方法論を確立します。
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胡 振江 日高 宗一郎、稲葉 一浩、加藤 弘之(NII)、中野圭介 (電気通信大) 、篠埜 功(芝浦工業大学) |
322 | ソフトウェアが絶対に壊れたデータを作らないと保証する 健全で完全なグラフ構造変換の検証 要旨 ▼
文字列のような一次元の構造や、厳密に親子関係の定まる階層構造にとどまらず、データ間の循環参照や共有参照を自由に含む「グラフ」と呼ばれる構造でデータを表現、処理するソフトウェアが様々な分野で重要度を増しています。本発表では、UnCALという言語で書いたグラフ処理プログラムと、その出力が満たしていて欲しい構造条件を指定すると、プログラムの出力が「必ず」指定の条件を満たすことの検証方法を提案します。
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稲葉 一浩 日高 宗一郎、胡 振江、加藤 弘之(NII)、中野圭介 (電気通信大) |
323 | 更新が双方向に伝播可能なグラフ変換 グラフ変換の双方向化と双方向モデル変換への応用 要旨 ▼
モデル駆動のソフトウェア開発におけるモデル変換は開発過程をより形式的に扱うために重要です。開発過程において、小さな変換の合成により大きな変換を記述出来ること、変換前後のモデルに対する修正を、双方向(前から後へ、後から前へ)に反映させることは、その過程が複雑であるため系統的に実現することは困難とされています。本研究では、合成に適して意味が明快な既存のグラフ変換言語を双方向化することで実現しています。
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日高 宗一郎 胡振江(NII)、稲葉一浩(NII)、加藤 弘之(NII)、松田一孝(東大)、中野 圭介(電通大) |
324 | どのようにセキュリティはソフトウェアに埋め込めるのか? 安全なソフトウェアの構築に関する研究 要旨 ▼
近年、個人情報の情報流出や不正アクセスなど、セキュリティは現代社会に多大の影響を及ぼしています。しかし、他の種類の製品やインフラと比べ、情報システムのセキュリティを高める技術は、現状では十分と言えません。本研究では、こうした課題を解決するためのソフトウェア工学技術の確立を目指し、ソフトウェアを作る際に適切にセキュリティを埋め込む手法を開発しています。
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吉岡 信和 |
325 | 自由に姿を変えるネットワーク ネットワークリソースオンデマンドの研究 要旨 ▼
最先端学術研究の分野では通常の通信に比べて格段に大容量のデータ転送を行う必要があります。他の通信に極力影響を与えることなく限られたネットワークリソースを動的かつ効率的に割り当てる革新的なリソースオンデマンド技術について紹介します。
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漆谷 重雄 青木 道宏 |
コンテンツ科学
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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401 | ネットワークで形成された情報空間を活用する 文脈を保存するXQuery融合変換 要旨 ▼
融合変換は冗長な中間結果を削除する手法の一つであり,これまでSQLなどの問合せ言語に対する最適化手法として用いられてきましたが,本手法を用いたXQueryの最適化は未解決です。
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加藤 弘之 日高宗一郎、胡振江、中野圭介(電通大)、石原靖哲(阪大) |
402 | オンライン・コミュニケーションのデザインとは? テキスト処理技術を用いたオンライン・コミュニケーションの分析と応用 要旨 ▼
本発表では、テキスト処理技術を利用したオンライン・コミュニケーションの分析、応用に関する研究成果を発表します。具体的には、(a)Yahoo!知恵袋の投稿の分析から、望ましいコミュニケーション・スタイル、主題ごとのコミュニケーション・スタイルを明らかにし、(b)TwitterとYahoo!APIを利用した、ユーザーを楽しませる、個性ある会話システムの要素技術を提示します。本発表は、オンライン・コミュニケーションの一側面を明らかにするものです。
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相澤 彰子 冨坂 亮太、鈴木 崇史 |
403 | 人はものをどう読むか? ~「読み方」を科学する~ 視線情報に基づく文書の読解スタイルの分析 要旨 ▼
論文やその中で用いられる数式を人々がどう読むかについて視線計測のデータを活用した研究を紹介します。コンテンツそのものやレイアウトによる読み方の違いやコンテンツの周辺情報に関する分析結果を報告するとともに、データの活用に関する技術としてOCRによる注視テキストの認識や圧縮距離によるパーソナライゼーションを紹介します。また、コミックなど他メディアを対象とした応用の可能性についても触れます。
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相澤 彰子, 亀田 尭宙、横井 啓介、Guillaume Maugen、冨坂 亮太、長谷川 新、港 真人、鈴木 崇史 |
404 | コンピュータで「数式」を理解しよう 数式とその説明記述の解析と検索に関する研究 要旨 ▼
我々はコンピュータを用いて論文をいかに読みやすくすることができるかを追求してきました。今回はその中で特に科学論文の数式周辺に注目し、数式に対する参照記述の抽出や同定、科学論文を対象とした数学概念の抽出という2つのアプローチから、文章上の数式周辺の自然言語等の様々な情報を付加・考慮する数式概念検索の実現を目指します。それぞれのテーマに関して発表を行うと共に、デモンストレーションを通じて可能性を掲示します。
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相澤 彰子 横井 啓介、NGHIEM QUOC Minh |
405 | 行動ログで情報空間をよりリアルに,物理空間をより豊かに 実世界行動情報と情報空間行動情報の統合に関する研究 要旨 ▼
物理空間および情報空間での行動ログの収集とそれらの統合に関する研究です。ここでは特に、収集したログを解析することで、ユーザのコンテキスト(気分や目的)や、ユーザごとの有用でかつ"受容され易い"情報を推定する技術に関する研究を進めています。
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相原 健郎 武田 英明 (情報学プリンシプル研究系)、小柴 等(コンテンツ科学研究系) |
406 | デジタル地球の神経系をつくる 地球環境データに対する統合データベースプロジェクト 要旨 ▼
地球上のセンサや人々から生成される情報の流れはますます強いものとなってきました。こうした情報の流れを取り込み、デジタル空間で統合処理し、適切な反応を生成するための、「デジタル地球」の神経系を設計していくことが今後の大きな研究課題です。このような研究の例として、地球環境統合データベースプロジェクトである、「デジタル台風」および「データ統合・解析システム(DIAS)」を中心に成果を紹介します。
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北本 朝展 |
407 | デジタル空間でシルクロードを発掘する ディジタル・シルクロード・プロジェクト:文化遺産のデジタルアーカイブ 要旨 ▼
ディジタル・シルクロード・プロジェクトは、シルクロードの文化遺産をデジタル化し、研究者や一般の人々が調べ、学び、楽しめる情報基盤をウェブサイトで公開しています。デジタル空間を活用した新しい「発掘」方法を使って、我々は過去の文化遺産からどのように新しい情報を引き出せるのか?デジタル古地図を活用した遺跡探索方法や、シルクロード遺跡データベースの構築などを中心に紹介します。
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北本 朝展 西村陽子、小野欽司 |
408 | 画像処理技術で視界を妨げるその大黒柱を消せるか? レンズの焦点ぼけを利用した高密度光線場処理 要旨 ▼
光源環境の変動に伴い物体表面で観察される明るさ変化に基づき物体表面の3次元形状を推定する手法を提案します。物体表面の法線と明るさ変化の関係に注目して物体形状を推定することにより、従来手法では難しいとされてきた複雑な反射特性を持つ物体の形状を推定することが可能となりました。さらに、シーンに関する情報(光源方向など)を必要とせず、画像から得られる情報のみに基づく簡便な形状推定手法を実現しています。
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児玉 和也 伊澤 逸平太,野々下 俊 |
409 | 実物体の高精細3次元モデル構築 複雑照明条件下における鏡面反射面を有する物体の距離画像位置合わせ 要旨 ▼
持続可能な地域社会の拠点として、狭小な雑居ビル等を安価なコミュニティスペースとして再生する際、視界を遮る柱や壁が演劇、音楽、映画など対抗文化の中心となる活動を大きく制約しています。建直しなしにこのような視覚的問題を解決し空間のリサイクルを実現するには、そこを飛び交う光線場を自在に入力、変換、伝送、出力する画像処理技術が欠かせません。レンズに入り込む光線場を高密度に取得、再構成する手法等を紹介します。
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杉本 晃宏 Thomas, Diego |
411 | すべての人に情報が伝わるために インタラクション理解に基づく調和的情報保障環境の構築 要旨 ▼
情報機器の発展はろう者の生活に大きな変化をもたらしてきました。例えばポケベルや携帯メールは外出先での連絡を可能にし、自宅でFAX を待つ従来の生活を一変させました。今後は映像通信技術の発展に伴い、手話を用いた映像による社会参画の機会が増えると予想されます。本研究では、遠隔地にいるろう者と聴者が対等に議論可能な場として、映像通信技術を用いた調和的情報保障環境の構築とそのガイドライン作成を目指します。
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坊農 真弓 小柴 等 (コンテンツ科学研究系) |
412 | サービスを知って「良い」サービスを組み立てる 品質を保証したWeb サービス選択・合成に向けて 要旨 ▼
サービスコンピューティングにおいては、計算機向けの自己記述とアクセス手段を提供し人間の活動に結びつく「サービス」を構成要素と し、それらを選択、組み合わせることにより、迅速、柔軟にシステムを合成します。本研究グループにおいては、その際に品質をどうモデル 化し、品質を保証しながらどうサービス選択や切り替え等の適応を行っていくか、という問題に対し取り組んでいます。
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石川 冬樹 Chbeir Richard/Kawtrakul Asanee/Sillaume Ghislain/Rajbhandari/Sachit |
413 | 法律の抽象的な言葉を自分のシステム・組織と照らし合わせる 要求工学のための,要求工学による,法解釈の管理と追跡 要旨 ▼
法律は抽象的,一般的な記述のみを与えるため,個々の組織において自身のシステム要求・運用ポリシーへの具体的な意味づけを注意深く検討する必要があります。本研究においては,要求工学の原則に従いつつ,要求工学に活用できるよう,法解釈をモデル化・分析するLIMTフレームワークを提案します。これにより,判例等に現れる最新の法解釈を追跡・反映しつつ,法律における概念を自身の具体的な状況と対応づける過程を支援します。
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石川 冬樹 井上 理穂子 |
414 | RGBを超えた画像表現 RGBを超えた画像表現 要旨 ▼
シーンの分光分布は,光源の分光特性と物体の分光反射率により決定されます.本研究では,異なる分光分布を持つ光源を照射しモノクロカメラを用いて物体の 明るさを観察することで物体の分光反射率を推定する手法を開発しています.特に,物体の分光反射率を推定するために最適な光源の分光分布について明らかに します.
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佐藤 いまり Subpa-Asa Art(国立情報学研究所), 韓 帥(東京大学生産技術研究所), 岡部 孝弘(東京大学生産技術研究所), 佐藤 洋一(東京大学生産技術研究所) |
415 | 誰でも使える連想検索 連想検索エンジンGETAssoc 要旨 ▼
GETAssocは、検索タスクに特化した新しい連想検索エンジンです。GETAssocは検索に頻繁に用いられる機能を中心に構成しているため、さまざまな用途に応じた連想検索アプリケーションを、従来に比べて柔軟、かつ、容易に構築することができます。また、付属の連想検索インタフェース「連」を用いれば一切プログラムを組むことなく、手持ちのデータベースを連想検索の対象とし、既存の公開データベースと組み合わせて利用できます。
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西岡 真吾 |
416 | ヨーロッパ統合の歴史に関するデジタルライブラリとは? デジタルライブラリの意味による管理の拡張に関する研究 要旨 ▼
意味デジタルライブラリは、人的なコンピュータや知的ソフトウェアエージェントによる手法でデジタル図書資源を統合および共有するための情報表現に関する弊害を改善していきます。過去における様々な努力にもかかわらず、意味デジタルライブラリの領域は未開拓です。 私たちは、意味デジタル図書館の集合知管理機能をアップするための集合知ベースのオントロジを開発し、デジタル図書館の参照モデルを充実させることによってこの領域に貢献することを目指します。ケーススタディとしてEuropean NAvigator(www.ena.lu) をご覧いただけます。
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Frederic Andres |
417 | ユーザのプライバシーと利便性を両立するサービスとは? | Sven Wohlgemuth, 越前 功、曽根原 登、Guenter Mueller(フライブルグ大学、NII客員教授) |
418 | 円滑なビデオコミュニケーションで世界を繋ぐ 「動画の圧縮と無線転送」に関する研究 要旨 ▼
無線端末の上昇により、無線トラフィックは2013年までに66倍にもなると予測されています。一方で、多視点から撮影された画像で作られたビデオシステムにより、円滑な体験が出来ますが、符号化レートが大幅に大きくなります。この研究は、無線ネットワークで円滑なビデオコミュニケーションが実現できるように、三つのテーマを追求しています。3次元動画の圧縮、ピア協力による動画伝送、インタラクティブ体験向けのビデオカスタマズ。
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チョン ジーン |
419 | オススメ論文検索システム 複数の観点による論文推薦を考える 要旨 ▼
お勧め論文検索システムは、過去の著書論文や興味のあるキーワードに関連する論文を自動的に提示するシステムです。大量の論文から自分の研究分野の最新動向や、新しい分野の研究概要などを知りたい場合、読みたい論文に到達するまでに膨大な時間がかかってしまいます。そこで、利用者の嗜好に合わせて効率的に論文を推薦する仕組みを紹介します。
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内山清子 相澤彰子、相良 毅(ピコラボ) |
情報社会相関
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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501 | 音声研究の基盤となる音声データ 音声コーパスの収集・構築とその音声研究への利用 要旨 ▼
音声認識や音声合成等の研究を行うためには各種大量の音声データが必要です.日本ではこれまで種々のプロジェクト等で音声コーパス(データベース)が作られましたが,プロジェクト終了後はデータの維持・管理ができない状況でした.我々は,そのようなプロジェクトで作成された音声データを集めたり,新しく作成したりして希望者に配布する「音声資源コンソーシアム(SRC)」を始めました.これにより情報社会の発展に寄与することを目指しています.
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板橋 秀一 大須賀智子 |
502 | 音声研究の基盤となる音声データ 多次元尺度化法による複数音声コーパスの可視化 要旨 ▼
音声研究の進展に伴い,音声コーパス(データベース)の必要性が高まっています.NII音声資源コンソーシアムを初めとして世界中の類似の組織から多様な音声コーパスが構築・配付されるようになりましたが,利用者にとっては選択の幅が広がったため,一方では目的に合ったコーパスを選択する必要が出てきたことにもなります.ここでは今後ますます増えて行くコーパスを活用しやすくするために,コーパスの特徴を表す属性項目による分類を提案します.主に日本語音声コーパス間の関連性・類似性を多次元尺度化法により分析し視覚化して,利用者が必要とするコーパスを分かりやすく表現します.
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板橋 秀一 山川仁子, 松井知子(統数研)、 菊池英明(早稲田大) |
503 | ブロードバンド上でのアプリケーション、何か本命か? IPTV産業の構造解明 要旨 ▼
日本においてブロードバンドは急速に普及しましたが、その上で展開されるアプリケーションが普及の速度に比べ必ずしも発達しているとは言えません。そこで、フランスにおいてブロードバンド普及に貢献したIPTV産業を取り上げその構造を分析します。そこから、アプリケーションやコンテンツ産業の構造を解明し、クラウド時代のブロードバンドで、消費者、回線事業者、サービスプロバイダそれぞれにとって何が重要なのか検討します。
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上田 昌史 |
504 | Web情報から産学連携を探る 産学連携に関するWeb情報の分析 --大学・企業間リンクの解明-- 要旨 ▼
Webサイト上の情報を用いて産学連携活動を計量化する試みの一環として、大学から企業へのリンクを対象に分析を行いました。大学・企業間リンクは、様々な状況から形成されるため、それのみでは必ずしも産学連携活動を示すものとはなっていません。そこで、リンクのアンカーテキストを考慮することにより、産学連携活動を抽出する方法をとりました。本発表においては、今回の分析から得られた知見を示します。
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柿沼 澄男 孫媛、西澤正己 |
505 | コンピュータはどのくらいうまく情報を探せるのか 国際研究コミュニティにおける評価と協調による情報アクセス研究のレバレッジ:NTCIR 要旨 ▼
検索、言語横断アクセス、質問応答、翻訳、マイニング、意見分析など、大量の情報から、所望の情報を探して活用を支援する情報アクセス技術は、社会基盤として必要不可欠です。本研究では、国内外の約100研究団体と共同し、情報アクセス技術の有効性を比較評価する研究基盤として基準データと評価手法を提供し、比較評価、グループを越えた要素技術の組合せや展開の検討によって、研究の効率的促進と発展をめざしています。
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神門 典子 石川 大介 |
506 | 人はどのように情報を探すのか。 学習と探索を支援する情報アクセス技術に関する研究 要旨 ▼
情報探索において、利用者は、何を探したいか明確でなかったり、探したいものをうまく言葉で言い表わせない場合が少なくありません。1つの単純な質問では解決できない大きな課題の調査や学習のために情報を探索する場合もあります。本研究では、このような「言葉でうまく言い表わせない検索要求」、「調査」、「学習」のための情報探索を支援するために、利用者の認知過程と柔軟に支援するためのインタフェースについて研究を進めています。
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神門 典子 石川 大介 |
507 | コンピュータはテキストから何を読み取れるのか テキストからの主観情報の抽出とリライト支援 要旨 ▼
情報アクセス技術は、従来、文書中の客観的情報を主な対象としてきました。しかしながら、より有用な情報提供のためには、 (1)書き手の態度などの主観的なアスペクトの理解、(2)事実と意見の判別、(3)主観情報の種類、方向性、強さの理解、(4)読み手のレベルに合わせた書き換えも重要です。本研究では、テキスト中のさまざまな主観的情報に着目し、その認定、抽出、情報アクセスシステムへの応用について研究しています。
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神門 典子 藤沢 仁子(総合研究大学院大学)、石川 大介 |
508 | 日本語テキストから用語を網羅的に取り出します 候補の文中位置を考慮した日本語テキストからの用語抽出 要旨 ▼
本研究では、日本語テキストからの複合語用語抽出において、テキスト内での用語候補の前後に来る形態素に制約を設けることにより、網羅的な用語抽出を行う方法を紹介します。境界の不確実な候補を抽出対象から外すことにより、形態素解析誤り等に起因する不適切候補の抽出を抑制できる結果、適合度を落とすことなく、より網羅的な用語抽出が可能となります。
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小山 照夫 |
509 | 子どもの携帯電話利用と信頼感 携帯メール利用と社会的パースペクティブの射程:携帯メールはなぜ、どのように社会的信頼と相関するのか 要旨 ▼
携帯メール利用が若年層のパーソナル・ネットワークの同質性を高めるという先行研究に基づけば、一般的信頼の測度で用いられる「ほとんどの人」として想起される他者の射程が親密な他者に限定され、そのことが携帯メール利用と一般的信頼の見せかけの正の相関を生み出している可能性があります。本研究では8~18歳の代表性のある社会調査データ(n=1002, RR=59%)を用いてこの可能性を検討します。
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小林 哲郎 向田愛子(NTTドコモモバイル社会研究所) |
510 | クラウド型OPACの可能性 次世代インターネットと図書館 要旨 ▼
OPACを利用した図書館所蔵資料の検索は、図書館の利便性を飛躍的に向上させました。一方、機関リポジトリは電子アーカイブとして、教育及び研究の環境改善等に貢献しています。両者の役割は似ているが若干異なっており、使われている技術も違います。例えば、機関リポジトリにはメタデータハーベスティング機能があるが多くのOPACにはありません。そこで、両者のさらなる利便性向上について技術的な側面から検討を行いました。
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植木 浩一郎 |
511 | 身振りによどみがある!?―マイクロスリップが起こるとき 対人場面における身振りに発生するマイクロスリップに関する研究 要旨 ▼
私たちは考えながら話す時に思わず言いよどんでしまうことがあります。同様の現象が対人場面におけるジェスチャーにも観察されました。本研究では対人場面においてジェスチャーを行う際に発生するマイクロスリップに焦点を当て、その生起条件ならびに対人相互作用における機能について検討しました。結果、①視線の方向が変わる時、②ビューポイントの転換時にマイクロスリップが生起する可能性を示唆するデータが得られました。
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古山宣洋 末﨑裕康(総合研究大学大学院) |
512 | コンピュータの使う言語は人間の言葉とどう違うか? 識別子とコード 要旨 ▼
データは,すべてコンピュータと人間の間,コンピュータとコンピュータの間で意味のあるコミュニケーションをするための言語であると考えることができます。この考えの枠の中で,その言語の「語」をなす要素は場合によって様々であるが,識別子とコードとは多くの場面で,固有名詞や名詞にあたる「語」の機能を果たしており,また,一般性からも自然言語でのこれらの要素に近いと考えられます。この観点をもとに「意味」を分析します。
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宮澤 彰 |
513 | サイエンス2.0へようこそ 研究基盤サービス Researchmap.jp 要旨 ▼
国立情報学研究所では、研究者向けサイエンス2.0基盤サービスResearchmap.jpを2009年より公開しています。本サービスは研究者に対して、研究ホームページを公開するための領域である「マイポータル」のほか、バーチャルなデスクトップの機能を果たす「マイルーム」、他の研究者と共同研究や委員会活動をするためのコミュニティを提供します。マイポータルには研究者履歴(Curriculum Vitae)を公開するためのテンプレートのほか、研究ブログ、資料配布用キャビネット、動画配信ツールなどが備えられており、研究者はその中から自分を表現するためのツールを自由にチョイスし、効果的に情報発信を行うことができます。
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新井 紀子 社会共有知研究センター |
大学院(総研大)
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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601 | モバイル環境でのデータ転送を安定化するには キャッシュ、蓄積転送アーキテクチャを用いた通信基盤 要旨 ▼
近年では、モバイル機器で動画コンテンツを楽しめるようになりましたが、なめらかな再生ができないことがあります。原因は、通信リンクが途中で切れたり、コンテンツの同時視聴による性能低下があります。キャッシュを持ったルータで蓄積転送を行うことで、これらの問題を解決する通信基盤について検討します。
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黒瀬 浩 |
602 | Web検索の「質」と「速度」を両立させるには? 情報探索型Web検索に適した超高速検索エンジンの開発 要旨 ▼
現状のWeb検索エンジンはホームページを探すといったナビゲーション型の検索については高い質のサービスを実現していますが、検索自体には単純なブール検索モデルを採用しているため、より一般的な情報を広く集めるといった情報探索型の検索は不得手です。そこで本研究では、情報検索の研究分野で精力的に研究されている、情報探索型検索に適した、内容の適合度に基づく類似検索手法を適用するために、当該手法をWeb検索エンジンに適用可能なレベルにまで高速化することを目指します。
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藤田 悦郎 |
603 | 無線ネットワークの資源管理 ネットワークMIMOシステムにおける分散資源割当 |
鐘 雷(Lei Zhong) 計 宇生(Yusheng Ji) |
604 | どうすれば"間"が合うのか? コミュニケーションおける「間」の研究 個人間協調指タッピング運動における知覚情報の影響 要旨 ▼
人間同士のコミュニケーションにおいては、お互いの発話や身振りが適切なテンポやタイミングで協調することで"間"が合っていくと考えられます。そのためには、相手の視線や声、身体動作を見たり、聴いたりするなど知覚の働きが大きく関わっています。本研究では、どのような知覚情報が協調の達成に関与しているのか、個人間の協調運動の安定性を検討し、人間とコミュニケーションができるロボットなどの人工物の開発を目指します。
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児玉 謙太郎 古山 宣洋 |
共同研究・その他
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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701 | 多様なネットワークサービスで研究者の要望に柔軟に応える 学術情報ネットワーク(SINET3) 要旨 ▼
SINETは、日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として構築、運用されている情報ネットワークで、CSI構想の中核に位置付けられています。その特徴として、インターネット接続、VPN接続に加え、レイヤ1帯域オンデマンド、QoS、マルチキャストなど、多様なネットワークサービスの提供が挙げられます。昨年度に引き続き、「SINET利用推進室」を中心にサービスの普及に努め、研究教育活動を支援します。
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学術ネットワーク研究開発センター SINET利用推進室 |
702 | 大学間連携のための認証基盤構築を目指して 認証連携のための学術認証フェデレーションの展開 要旨 ▼
国立情報学研究所と大学等は,大学等が保有する学術コンテンツ,無線LAN等を安全・安心に利用するための認証基盤の構築を進めています。昨年度の試行運用を経て,本年度は,学術コンテンツサービスのシングルサインオンを実現する,Shibbolethを利用した学術認証フェデレーションの本格運用を行っています。
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学術ネットワーク研究開発センター認証基盤グループ |
703 | 学術コミュニティを支える次世代のコンテンツ基盤を構築する 次世代学術コンテンツ基盤の構築 要旨 ▼
国立情報学研究所は,学術コミュニティにとって不可欠な学術コンテンツを、大学とNIIとの密接な連携により形成・確保し、付加価値を付けて広く発信するための情報基盤を構築しています。具体的なサービスとして、学術研究に不可欠なコンテンツを統合的に提供する学術コンテンツ・ポータルGeNiiのほか、各大学等で生産される研究成果を収集・保存し、発信する学術機関リポジトリ構築支援、全国の大学図書館の目録所在情報を構築・提供するNACSIS-CAT/ILLなどがあります。
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学術コンテンツサービス研究開発センター |
704 | ネットワークにつながった計算機やデータを活用した新しい研究方法 e-サイエンスを実現するグリッド技術 要旨 ▼
e-サイエンスは,様々な学術分野のデータを最先端の情報技術を利用して処理することにより,新たな科学的発見を行うための新しい科学研究の方法です.このためには,ネットワーク上に分散した計算機,ストレージ,データベース,アプリケーション等の様々な資源を活用する必要があり,グリッド技術はその鍵となる技術の一つです.本展示では,リサーチグリッド研究開発センターが取り組むグリッド技術に関する研究を紹介します.
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リサーチグリッド研究開発センター 坂根 栄作,佐賀 一繁,田中 義一,三浦 謙一 |
サービス・事業
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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801 | 対話によるロボットとの安心・安全なインタラクションの実現にむけて 人とロボットの相互信念の推定に基づく対話戦略学習手法 要旨 ▼
高齢化社会の到来とともに、生活環境で人間を支援するロボットへの期待が高まっています。従来の対話技術には安全性上の観点から大きな問題があります。それは、ユーザの発話の意味が適切に理解されずに、ロボットが予期しない動作を行ってしまう危険性があることです。本研究ではこの危険性を減少させることを目的とします。人とロボットの共有信念の推定に基づく対話戦略の学習手法を提案します。
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岩橋 直人(NICT) 佐藤健(NII), 新田恒雄(豊橋技術科学大学), 麻生英樹(AIST), 長井隆行(電気通信大学), 谷口忠大(立命館大学), 杉浦孔明(NICT) |
802 | オープンソースの数値計算プラットフォームScilab(サイラブ) Scilab(サイラブ), The Scilab Consortium 要旨 ▼
Scilab(サイラブ)は工学的かつ科学的なアプリケーションの実現を目的とした、強力なオープンソースの数値計算プラットフォームソフトウェアです。現在の開発と運用は、INRIAと密接な関係にあるScilabコンソーシアムとDigiteoによって行われています。Scilabのウェブページからは毎月7万件以上ものダウンロードがあり、教育界や産業界を問わず、Scilabは世界中で利用されています。
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Claude Gomez Hugues CHATAING |
803 | 大学院紹介 総合研究大学院大学:千代田キャンパス 複合科学研究科情報学専攻 概要紹介及び平成22年度入試案内 要旨 ▼
国立情報学研究所は、総合研究大学院大学複合科学研究科に情報学専攻を開設し、5年一貫制博士課程と博士後期課程を設置しています。これら2つの課程では、情報学の先駆的な国際的研究機関である本研究所の専門性を活かし、21世紀の「知識社会」をリードする優れた人材の育成を目指しています。情報学専攻は、都心に位置した好立地条件にあり、70名以上の学生が在籍しています。在学生の半数近くが社会人であり、多くの社会人学生が仕事をしながら研究を行っています。また、世界各国から来ている留学生が多数在籍しており、異文化交流が盛んに行われているのが特色です。本コーナーでは、情報学専攻の概要、及び、平成22年10月及び平成23年4月入学に対する入試について案内を行います。
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総務部 研究促進課 |
特別展示
ブース 番号 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者/共同発表者 |
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901 | 10周年記念特別展示 「市民講座紹介」 要旨 ▼
「市民講座」は国立情報学研究所の研究者が、私たちの普段の正確にも関わりのある情報学に関連したさまざまなテーマを取り上げ、一般向けにわかりやすく解説する講座です。
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NII広報普及チーム |
902 | 国立公文書館 国立公文書館デジタルアーカイブの紹介 ― 未来を拓く歴史資料― 要旨 ▼
国立公文書館は、平成17年度より、当館所蔵資料のデジタルアーカイブである「国立公文書館デジタルアーカイブ」を運営しております。当館所蔵の公文書から大判絵図に至る多様な歴史資料を、高精細なJPEG2000形式画像データでデジタル化し、EAD/XMLデータベースと連携させて提供するものです。また、これまで推進してきたアジア歴史資料に関するデジタルアーカイブ事業と共に、そのコンテンツとシステム、利用方法の概要について展示します。
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国立公文書館 |
903 | 新しいMLA連携基盤を目指して ― 新Webcat Plus:本、作品、人から探す確かな情報 要旨 ▼
本年6月にリニューアル予定のWebcat Plusは、従来の図書館OPACサービスの枠を超えて、本・作品・人を軸に確かな情報を探すサービスとして生まれ変わります。将来、図書館だけでなく、博物館や公文書館 を含むMLA 連携のための情報サービスを目指しています。
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連想情報学研究開発センター |
904 | 絵で引く錦絵アーカイブシステム 実業史錦絵絵引 要旨 ▼
絵引サイト「実業史錦絵絵引」は、明治期に出版された実業史錦絵に描かれた道具や人物の説明を、絵から直観的に引き出すことができるサービスです。字引と似た意味で「絵引」を作ることはできないかと考えた渋沢敬三(渋沢栄一の嫡孫)の考案に基づいています。絵から言葉へ、言葉から絵へと行き来でき、描かれているモノが図像と言葉でわかります。2009年度グッドデザイン賞受賞。
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連想情報学研究開発センター 渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター、NPO連想出版 |
905 | 研究データベースの宝庫 古書(古本)検索サイト 「日本の古本屋」 要旨 ▼
古書組合では1998年には古書販売のデータベースを立ち上げ、以後全国の研究者や愛書家から重宝されてきました。当面の課題は豊富な文献学的知識を持ち合わせた古書店とPCを駆使できる若い世代の協力関係であり、さらなる発展の途上にあります。
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東京都古書籍商業協同組合 |
プレゼンテーション
6月3日(木)
時 間 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者 |
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15:15-15:30 | 平面ネットワークの解析 平面ネットワーク(道路網)を解析してカーナビに役立てよう 要旨 ▼
カーナビの渋滞情報はなぜ迅速にデータ更新可能であろうか?実は現状の道路網は、ほぼ平面構造をしている。この性質を利用して、ネットワークの理論解析が可能になる。本発表では、平面構造(あるいは「ほぼ」平面構造)のネットワークに関する最先端の理論を説明する。
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河原林健一 (情報学プリンシプル) |
15:35-15:50 | 制約プログラミングの技術と応用 「どのように」ではなく「何を」解くかを指示するソフトウェア開発 要旨 ▼
通常のソフトウェア開発では,扱うべき問題をどのように解くかをコンピュータに指示します.このため,問題が複雑になればソフトウェアの開発が難しくなり,誤りも生じやすくなります.一方,制約プログラミングでは,どのように解くかではなく,問題の答えが満たすべき条件をそのまま指示することでソフトウェアを開発します.本発表では制約プログラミングの技術とその応用について,発表者の研究成果を交えながら概説します.
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細部博史 (アーキテクチャ科学) |
17:15-17:30 | インタラクション理解に基づく調和的情報保障環境の構築 すべての人に情報が伝わるために 要旨 ▼
情報機器の発展はろう者の生活に大きな変化をもたらしてきました。例えばポケベルや携帯メールは外出先での連絡を可能にし、自宅でFAX を待つ従来の生活を一変させました。今後は映像通信技術の発展に伴い、手話を用いた映像による社会参画の機会が増えると予想されます。本研究では、遠隔地にいるろう者と聴者が対等に議論可能な場として、映像通信技術を用いた調和的情報保障環境の構築とそのガイドライン作成を目指します。
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坊農真弓 (コンテンツ科学) |
17:35-17:50 | インターネット利用と知識ギャップ仮説 インターネットは政治的知識の格差を縮小するか? 要旨 ▼
政治的知識は政治参加を促進する効果をもたらすことが知られている。よって、インターネット利用が既存の知識格差を縮小するのか、それとも拡大するのかは重要な論点となる。政権交代が生じた2009年衆院選直後に実施された東京都23区の無作為抽出調査のデータを用いて、インターネットを介したニュース接触が政治的関心の低い層における知識量を押し上げることで、知識ギャップの縮小に貢献していることを示す。
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小林哲朗 (情報学プリンシプル) |
6月4日(金)
時 間 | タイトル/テーマ/要旨 | 発表代表者 |
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12:10-12:25 | 研究・教育のための仮想・物理空間提供サービス:学術クラウドサービス 未来作りのためのIT実験室を提供します 要旨 ▼
国立情報学研究所では、研究・教育のために必要な時に必要なだけ計算機を利用できる学術クラウドを構築しています。さらに、計算機上のサービスと物理空間のサービスを融合した未来の画期的なソフトウェアを実験するための物理スペースも提供しています。本発表では、これらのクラウド、スペースを使うことで、未来のソフトウェアをどのように作るのかを紹介します。
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吉岡信和 (アーキテクチャ科学) |
12:30−12:45 | 多重文脈自由文法に関する最近の成果と未解決問題 数学の対象としての文法 要旨 ▼
文法の数学的理論は1950年代に人間の言語の文法の記述とプログラミング言語の文法の記述の2つの目的から生まれましたが、その後30年ほどもっぱらコンピュータサイエンスの分野として発展しました。今から20年ほど前に、人間の言語の記述のために多重文脈自由文法が考案され、その重要な性質のいくつかは最近になってようやく明らかになりつつあります。多重文脈自由文法に関する最近の研究成果と未解決問題を紹介します。
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金沢誠 (情報学プリンシプル) |
15:40-15:55 | 大学の特徴・個性をどう捉えるのか? 大学ランキングの現状と課題 要旨 ▼
大学の改革,国際化が求められる中,いろいろな「世界の大学ランキング」が発表され,グローバルで驚異的な影響をもつようになっています。しかし,あらゆる目的に使えるオールマイティなランキングは存在しません。本発表では,現存の大学ランキングの特徴と限界を紹介し,大学ランキングの今後について展望したいと思います。
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孫媛 (情報社会相関) |