イベント情報
イベント情報
2024年(令和6年度)
2024年度SPARC Japanセミナー年間予定表

SPARC Japan セミナー2024
「オープンアクセス義務化の先にあるもの:来るべき世界に向けて」

日時

2025年01月30日(木)13:00-17:00

場所

オンライン開催

イベントは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

更新記録

ビデオ映像および質疑応答の回答開催報告を公開しました。(2025/03/05)
瀬戸氏の発表資料を更新しました。(2025/02/04)
川島氏・野末氏の発表資料を更新しました。(2025/01/31)
発表資料を公開しました。(2025/01/29)
参加申込受付を開始しました。(2024/12/24)
・ウェブページを公開しました。(2024/12/24)

arrow 概要
arrow プログラム

 

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

SPARC Japanセミナー2024

アウトライン

【概要】

  研究者が自らの研究成果を自由に、かつ広く公開・共有し、国民が広くその知的資産にアクセスできる環境を構築するため、学術論文等の即時OA化が目前に迫っています。
  では、広くこれらの知的資産にアクセスできる未来は、どのような世界になるでしょうか。研究者は、そして市民はこれらの知的資産をどのように利用できるでしょうか。研究分野によっては、すでに研究データや論文はオープンなものであり、オープンアクセスを前提として研究が進められています。「政策に則って研究成果をオープンにする」だけではなく、どのように使われるかを検討してOA義務化へ対応し、またその先の未来につなげてゆくべきではないでしょうか。
  本セミナーでは、オープンサイエンスの先にある世界はどのようなものか、研究成果はどのように利用されうるのか、研究者や図書館等による先進事例や構想を元に2030年の未来像を展望し、実現に向けた今後の取り組みを検討します。

【参加対象者】
  学術情報流通に関わる全ての方(特に図書館員,研究者,URA,学術出版に関わる方,政策担当者,研究助成機関の方)

▲ページTOPへ戻る
プログラム
司会: 野中 雄司 (京都大学附属図書館)

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:05

開会挨拶・概要説明

林 賢紀
(国立研究開発法人国際農林水産業研究センター)


*

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:05-13:20

日本における研究力強化とオープンアクセス

大隅 典子
(東北大学)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:20-13:35

オープンアクセスによる研究者の学術情報流通における主体性の再興

引原 隆士
(京都大学)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:35-13:45

ライフサイエンスにおけるオープンアクセスの歴史

川島 秀一
(ライフサイエンス統合データベースセンター)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:45-13:55

オープンサイエンス実装社会で活きるブリッジコミュニケーション

高橋 修一郎
(株式会社リバネス)


*

video
YouTube



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は
クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

13:55-14:10

休憩

14:10-14:20

オープンな協働型マッピングの展開とデータ活用

瀬戸 寿一
(駒澤大学 / 東京大学空間情報科学研究センター)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:20-14:30

知の循環のミッシングリンク:知的資産はどのような利用事例を生み出すか?

北本 朝展
(国立情報学研究所)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

14:30-14:40

学術情報流通の次の10年の見取り図

武田 英明
(国立情報学研究所)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:40-14:50

オープンアクセス時代の情報リテラシー

野末 俊比古
(青山学院大学)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:50-15:00

オープンアクセス義務化後の大学図書館の姿としての『2030デジタル・ライブラリー』

竹内 比呂也
(千葉大学)

pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

15:00-15:15

休憩

15:15-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
池内 有為
(文教大学) 

矢吹 命大
(横浜国立大学) 

【パネリスト】
引原 隆士
(京都大学)

川島 秀一
(ライフサイエンス統合データベースセンター)

高橋 修一郎
(株式会社リバネス)

瀬戸 寿一
(駒澤大学 / 東京大学空間情報科学研究センター)

北本 朝展
(国立情報学研究所)

武田 英明
(国立情報学研究所)

野末 俊比古
(青山学院大学)

竹内 比呂也
(千葉大学)

【準パネリスト】
林 和弘
(科学技術・学術政策研究所)

江沢 美保
(一橋大学)

野中 雄司
(京都大学)

林 賢紀
(国立研究開発法人国際農林水産業研究センター)

pdf

質疑応答回答


video
YouTube




クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

16:55-17:00

閉会挨拶

細川 聖二
(国立情報学研究所)

 

video
YouTube



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

 
参加費
無料
参加申込

イベントは終了しました。多数のお申込み誠にありがとうございました。

お問い合わせ先:国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail sparc-seminar[at]nii.ac.jp

▲ページTOPへ戻る
講師紹介

◇大隅 典子  (東北大学)

東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当),附属図書館長,医学部・医学系研究科教授。1989年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了,歯学博士。専門は,発生生物学,分子神経科学,神経発生学。

◇引原 隆士  (京都大学)

京都大学名誉教授.京都大学在職中の研究分野は非線形力学の工学的応用,計測とシステム制御,パワープロセッシング.2012年~2022年京都大学図書館機構長,2020年~2024年京都大学情報環境機構長.2022年より同理事(情報基盤・図書館担当)・副学長.大学図書館をダイナミックなサービス組織とするため,2015年にオープンアクセスポリシー,2020年にオープンデータポリシーを我が国で初めて機関として学外に宣言し,活動を加速するため2024年に研究データ運用支援基盤センターを設置した,大学図書館だけでなく科学技術 活動全般のデジタルトランスフォーメーションを指向している.2016-2018年 arXiv.org MAB.

◇川島 秀一  (ライフサイエンス統合データベースセンター)

情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター 特任准教授。博士(科学)。京都大学化学研究所、東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターを経て2012年よりDBCLSにて、生命科学分野のデータベース構築、データベースの統合化技術開発などに取り組んでいる。

◇高橋 修一郎  (株式会社リバネス)

博士(生命科学)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。株式会社リバネスの設立メンバー。リバネスの研究所を立ち上げ、研究支援・研究開発事業の基盤を構築した。これまでに「リバネス研究費」や未活用研究アイデアのプラットフォーム「L-RAD」など、独自のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだ事業を数多く主導している。2010年より株式会社リバネス代表取締役社長COO。2022年8月、株式会社リバネスキャピタルの代表取締役に就任。

◇瀬戸 寿一  (駒澤大学 / 東京大学空間情報科学研究センター)

2004年立命館大学文学部実習助手、2006年~2009年3月同・専任講師を経て2012年同・大学院文学研究科博士課程後期課程修了。2012年同・専門研究員、ハーバード大学地理解析センター客員研究員。2013年東京大学空間情報科学研究センター 特任助教、2016年4月より同・特任講師。2021年4月より駒澤大学文学部 准教授(兼務・東京大学CSIS 特任准教授/放送大学 客員准教授)。専門分野は、社会地理学・地理情報科学で、参加型GISやシビックテック・データガバナンスに関する研究に従事。博士(文学)。

◇北本 朝展  (国立情報学研究所)

国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター センター長。
https://www.nii.ac.jp/faculty/digital_content/kitamoto_asanobu/

◇武田 英明  (国立情報学研究所)

国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授/主幹 兼 知識コンテンツ科学研究センター長 。
1991年3月東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.工学博士.ノルウェー工科大学,奈良先端科学技術大学院大学を経て,2003年5月より国立情報学研究所教授(現在に至る).2024年4月より同研究所知識コンテンツ科学研究センター長. 知識共有,Web 情報学,設計学などの研究に従事.人工知能学会, 電子情報通信学会,情報処理学会, 精密工学会,AAAI各会員.
http://www.nii.ac.jp/faculty/informatics/takeda_hideaki/

◇野末 俊比古  (青山学院大学)

青山学院大学教育人間科学部教授・学部長、同大学革新技術と社会共創研究所副所長。学術情報センター助手、文部省社会教育官、青山学院大学文学部准教授、国立情報学研究所客員准教授などを経て、現職。日本図書館協会図書館利用教育委員会委員長、国立国会図書館科学技術情報整備審議会基本方針検討部会長、東京都立図書館協議会議長なども務める。専門分野は図書館情報学、教育情報学など、関心領域は情報リテラシー教育、教材(学習資源)開発など。

◇竹内 比呂也  (千葉大学)

慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻修士課程修了。愛知淑徳大学大学院文学研究科博士後期課程(図書館情報学専攻)単位取得退学。東京大学総合図書館、ユネスコアジア太平洋地域中央事務所、静岡県立大学短期大学部を経て、2003年より千葉大学に勤務。現在、千葉大学副学長(教育改革・学修支援)、附属図書館長、アカデミック・リンク・センター長、国際未来教育基幹高等教育センター長、大学院人文科学研究院教授。また、科学技術・学術審議会情報委員会オープンサイエンス時代の大学図書館検討部会主査、「2030デジタル・ライブラリー」推進に関する検討会主査、国立国会図書館科学技術情報整備審議会委員長代理などを歴任。

◇林 賢紀  (国立研究開発法人国際農林水産業研究センター)

2024年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。国立研究開発法人国際農林水産業研究センター情報広報室広報資料科情報高度利用専門職。2021年4月より現職。博士(情報学)。図書館や公式Webサイトの運営管理,データベースの構築支援など,研究情報の収集及び発信やオープンサイエンスに携わっている。

◇池内 有為  (文教大学)

文教大学文学部准教授。博士(図書館情報学)。慶應義塾大学法学部卒業(1995年),同文学研究科図書館・情報学修士課程修了(1997年)の後,1997年から2005年までフェリス女学院大学附属図書館勤務。主婦,筑波大学大学院博士後期課程を経て,2019年より現職。研究関心は,オープンサイエンスによる学術情報流通の変容を分野横断的に捉えること。2016年から文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官として日本における研究データ共有,オープンアクセス,プレプリントに関する実態調査を行っている。2020年度よりSPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇矢吹 命大  (横浜国立大学)

2024年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。横浜国立大学経営戦略本部准教授/研究推進機構リサーチアドミニストレーター。 筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻単位取得退学,修士(国際政治経済学)。筑波大学大学院人文社会系特任研究員として巨大科学を巡る国家間関係の研究に従事した後,2014年横浜国立大学特任教員(講師)・URA。2024年4月より現職。経営戦略本部において大学経営判断を支援する各種情報収集,提言を行うと共に,URAとしては研究力分析,オープンサイエンスの推進に取り組んでいる。

◇野中 雄司  (京都大学)

2024年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。京都大学附属図書館研究支援課長、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会委員/広報普及作業部会主査/イベント運営作業部会主査、国立大学図書館協会資料委員会委員、ジャパンリンクセンター拡大運営委員会委員。京都大学ではオープンアクセス推進、電子ジャーナル等契約、デジタルアーカイブ等を担当している。

◇江沢 美保  (一橋大学)

2024年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。一橋大学附属図書館学術・研究推進部学術情報課学術情報係員。ジャーナルやデータベース等の契約業務を主に担当している。大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)交渉作業部会に所属。学内図書系業務だけでなく、学長秘書業務や、東京工業大学(現・東京科学大学)への出向を経て、2023年9月より現職。

◇林 和弘  (科学技術・学術政策研究所)

科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室長。1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J-STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,幅広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,電子書籍(ePub)対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動を行い,電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持つ。2012年より文部科学省科学技術・政策研究所において政策科学研究に取り組んでおり,科学技術予測調査に加えてオープンサイエンスのあり方と政策づくりに関する調査研究に取り組んでいる。内閣府,G7科学技術大臣会合,OECD、UNESCOのプロジェクトにおけるオープンサイエンス専門家として活動。
▲ページTOPへ戻る
講演要旨

◆日本における研究力強化とオープンアクセス

   (大隅 典子)

本講演では、我が国の研究力の観点から、論文を中心とする研究成果のオープンアクセス(OA)化が果たす役割を中心に議論したい。とくに、2025年度から開始される公的資金による学術論文の即時OA実施方針を背景に、研究者や大学が直面する課題とその解決策について論じる。出版社とのRead & Publish契約によるOAは、学術雑誌の購読料高騰問題への対応策であると同時に、研究の透明性や再現性を向上させ、国際的な競争力を高める手段として注目されている。一方、論文公開料(APC)を基本としたゴールドOAは商業的であり、けっして健全でサステナブルとはいえない。本講演を通じて、OAが日本の研究力強化に与える影響を考察し、未来の科学技術の発展と涵養に向けて、研究者や機関がどのように取り組むべきかを考えたい。

◆オープンアクセスによる研究者の学術情報流通における主体性の再興

   (引原 隆士)

2025年から義務化される研究成果と根拠データのオープンアクセス化は,これまで曖昧なまま巨大な情報源と変化してきた研究の義務と権利における多くの課題を改めて知らしめている.学術流通を顔の見える学会活動やボランティアである論文査読に自らが寄与してきた学術情報流通自体が,流通プロセスが主導権を握る主客転倒した収奪の構図の中に埋没している.これらをリワインドすることは,すなわち研究者が主体的にエビデンスと透明性を持って学術成果を可視化し,自ら発信する手段を取り戻すことそのものである.これを再興とできるかは,ネットワークのソースノードを研究者による主体的なシステムに作り上げられるか否かに掛かっている.

◆ライフサイエンスにおけるオープンアクセスの歴史

   (川島 秀一)

ライフサイエンス分野におけるオープンアクセスは、科学の進展と国際的な協力を促進するために重要な役割を果たしてきました。本講演では、ヒトゲノム計画を契機として発展したゲノムデータ共有の歴史を振り返り、GenBankやPubMedなど初期のオープンデータベースの成功事例を通じて、オープンデータの現状を紹介します。また、FAIR原則がオープンデータの適切な公開と利活用をどのように支えているかを明らかにします。さらに、技術的および倫理的課題を考察し、AIやビッグデータ解析が実現する未来の可能性を展望します。

◆オープンサイエンス実装社会で活きるブリッジコミュニケーション

   (高橋 修一郎)

オープンサイエンスの取組みが社会の中で広く効果を発揮するためには、前提として、非専門家を含むあらゆる社会のプレイヤーが先端研究の成果を認知し、関心を持って新たな知識にアクセスする機運の醸成が重要であろう。そのためには、情報が見えること・アクセスできることが重要であることは言うまでもないが、それに加え、情報を公開する専門家側が、受取り手となる対象(異分野の専門家、産業界、次世代等)を深く理解し、積極的にブリッジを仕掛けることが肝要である。本講演では、次世代教育・産学連携・ベンチャー創業の観点からこのテーマに対する実践的な「ブリッジコミュニケーション」の取組み事例を紹介しつつ、オープンサイエンスに対する期待について議論したい。

◆オープンな協働型マッピングの展開とデータ活用

   (瀬戸 寿一)

デジタル地図やGIS(地理情報システム)を支える地理空間情報は、その多くが主に政府機関を中心とする公共セクターにより整備されてきました。他方、日常生活以外にもまちづくりや防災、インフラ管理など様々な場面で活用する機会が増えており、公共データでは補えない様々な地理空間情報を参加型で収集し、オープンデータとして共有する活動が行われています。本発表では代表例としてOpenStreetMapの活動を取り上げ、データコモンズとして役割や活用例を解説します。

◆知の循環のミッシングリンク:知的資産はどのような利用事例を生み出すか?

   (北本 朝展)

知的資産へのアクセスを広く開くことで、知が人々の間を循環して利用され、さらなる知的資産の創造につながることが期待されている。しかし、知的資産の出版に関する情報の充実に比べると、知的資産の利用事例に関する情報は乏しく、ここが知の循環における「ミッシングリンク」となっている。そこで我々は、データセットの利用事例を収集・共有するプラットフォームMahalo Buttonの開発などを進めることで、ミッシングリンクを追跡可能とする試みを続けている。出版から利用へと知の循環が回る未来像を考察してみたい。

◆学術情報流通の次の10年の見取り図

   (武田 英明)

オープンサイエンスの進展によって学術情報流通の世界は大いに変貌しつつある。これまでは論文のみによるシンプルな学術情報流通であったが、多様な情報源で公開される、論文・研究データ・ソフトウェアといった多様な研究成果を扱うようになっている。また利用の用途も研究だけでなく研究評価までに広がっている。このような学術情報流通の見取り図を示すとともに、その中で中心を占めるPIDの役割について述べる。

◆オープンアクセス時代の情報リテラシー

   (野末 俊比古)

論文・データなどの研究成果のオープンアクセス化は手段に過ぎず、研究者を含む利用者が活用することこそが目的である。論文・データなどの探索・活用などにあたって、利用者には情報リテラシー(ここではデータリテラシーを含む)が求められる。学術情報流通の在り方が変わっていくなかで、情報リテラシーはどのように変わってきたのか、また、変わっていくのか、整理してみたい。また、今後、情報リテラシーをどのように修得・向上していくのか、大学図書館の役割も含めて、検討してみたい。

◆オープンアクセス義務化後の大学図書館の姿としての『2030デジタル・ライブラリー』

   (竹内 比呂也)

2023年1月に公表された、「オープンサイエンス時代における大学図書館の在り方について(審議のまとめ)」は、大学図書館の本質を具現化する、そのあるべき姿として2030年度を目途に実現するものとして「デジタル・ライブラリー」を提示している。この「2030デジタル・ライブラリー」は、単なる蔵書の電子化ではなく、運営、サービス、職員の知識やスキルの変革など、コンテンツのデジタル化を経て意識され、実現されるべきDXを推進する大学図書館の姿である。大学図書館を介して提供されるコンテンツの電子化はその実現に向けた前提とも言えるものであるが、コンテンツの電子化については、「これまで」の蔵書の電子化と「これから」生産されるコンテンツの電子化を分けて考える必要がある。2025年からの公的助成を受けた研究成果のオープンアクセス義務化がどのような影響を与えるか、オープンアクセスの理念と大学図書館という点から考察したい。

▲ページTOPへ戻る
開催報告
2025年1月30日(木)にSPARC Japanセミナー2024「オープンアクセス義務化の先にあるもの:来るべき世界に向けて」を開催しました。
オンライン視聴者の皆様にアンケートにご協力いただきましたのであわせてご報告します。
参加者数(Webex Webinars) 805名(延べ人数)
◆参加者アンケートから
アンケート結果 回答数:289 

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的
    業務に関連するため:277  研究に関連するため:10  教養:20  その他:2  無回答:0
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:223  普通:63  期待と異なる:3  無回答:0
  ご意見 【所属/職種】
  【大学/図書館関係】
   
  • SPARC主催なので聞いているのは図書館関係者が多いと思うが、これは研究者広く聞かせるべき。図書館はセールス部隊という表現が言いえて妙。OA義務化が決まっても、教員も研究推進部署も当事者意識がない。結局、図書館が旗振りをしないと何も具体的に動かない。学会等、研究者が集まる場所でこういう話をしてください。図書館で扱う情報は、基本「公開」されている情報なので、非OAの論文やらデータやらは「公開」になってから持ってきてほしい。その前段階のことまで図書館にやらせるのがそもそもおかしいのではないかという気がしてきた。科研費に落ちたテーマのDBを作っているという話は面白かった。
  • オープンアクセスの現状を知ることができました。
  • これからの学術情報流通やオープンサイエンスなどのトピックについて、様々な立場のスピーカーからお話をうかがえたのがよかった。
  • それぞれの発題者の主張が強すぎて全体としての方向性の見定めが難しかった。
  • デジタルライブラリーを実現するために具体的に何をすればよいのか知りたいと思いました。
  • どのように業務に落とし込めるか見えていませんが、発想レベルで示唆に富む内容と感じました。
  • どの話も興味深く、主題からはニアミス的な話題も実は意義があって面白かった。
  • パネルディスカッションの中で、OA化=投資という話題が出たことについての感想になります。研究者各自が論文をOA化することを投資と捉えても、ポジティブに受け止めてもらえるリターン設計は難しいのではないでしょうか?
    EJプラットフォーム上でのOAには閲覧数や引用数が上がる、というメリットが大手出版社から提示されていますが、GreenOAについてはエビデンス提示ができていませんし、仮に統計的に可視化できたとしても、それだけでは研究者にとっての明確なリターンにはならないだろうことは、これまでの状況で明らかではないでしょうか。それ故の「即時OA義務化」と言えばそれまでですが、図書館的には義務化部分を何とかクリアしようと労力投入するがOA数は比例せず投下労働力の低下とともに尻すぼみになる(過去のOAブームの繰り返し)可能性を危惧しています。
    GreenOAにおける対応策として、(AI技術の適用が前提ですが)個々の論文にではなく、「論文群として共有資産と見做す」ことで、価値を転換し実利的なリターン設計ができる可能性が生まれるのではないでしょうか?
    論文は公開情報であることから、(批判が出るかもしれませんが)全部LLMに学習させるかRAGデータとして扱い、
    ・学術特化型Chatや知識グラフの提供、先行研究や学際的観点からの文献調査、研究課題の新規性確認等を行う機能を付加して、学術情報の創造的再利用の基盤とする →sakana.ai「AIサイエンティスト」や、Semantic Scholar「Connected Papers」等のいいところどり
    ・論文個別単位でも、自動翻訳や他言語検索の提供の他、chatによる対話等を提供する →海外からの日本語論文への需要喚起を含む
    次期WEKO3への期待も込めてですが、リポジトリ(納骨堂)ではなく、既存資源(論文ファイル+研究データ?)を活用した総合的かつ創造的な知識ベースとして再定義するイメージです(一部NIIさんが試行されていますが)。(そして、GakuNin RDMとも併せてエコシステム化できれば。。)
    敢えて煽り的表現にしますと、「研究資産(論文・データ)×AI=創造的研究エコシステムの実現+α(社会貢献)」、この国家的(?)リターンのために研究者はオープン化という投資をする。というロジック転換ができれば、人社系も含めてムーブメントも変わる可能性があるのかも?と言う感想を持ちました。
  • もっと、基本的なことから知りたい。
  • 業務に直結しない内容も含め、新たな知識、見解を得ることができた。
  • 研究者、関係者の思いが良く分かる内容でした。
  • 図書館職員です。今後の業務に実践として関わってくる内容のセミナーかと思っていたので、そういった意味では期待と異なりましたが、多くの有識者の方から、OAにいたるまでの経緯と今後の展望を伺うことが出来たのは、自分自身の見識が本件についてより広がったという意味では有益でした。
  • 他の予定と被ってしまい一部しか視聴できませんでしたがパネルディスカッションでの様々なご意見を聴くことができたため。
  • 大変興味深かった。よく聞く話、というものが少なく、刺激になった。なお、別の話になるが、「OA/OSの主語は研究者である」ということをより公的な者が明言してほしいと思った。パネルの話題にも挙がったように、大学図書館は積極的に取り組んでいるが、他大学においても孤軍奮闘に陥っている様子が分かったから。以前のEJ整備の様に、図書館が五月蠅いから、とか、図書館は金の要求ばかり、といった形になると、生産的な議論にならず、推進に障りがあると感じている。
  • 内容がとても難しかったですが、勉強になりました。
  • 非常に興味深く拝聴しました。特に、髙橋氏のような今までOAの話題に馴染みのない方からの意見はハッとするものがありました。
  • 非常に勉強になった。
  • 役に立つかは分からないが知見は得られた。
  • 様々な視点からのご意見があり勉強になりました。業務の都合上、途中からの参加でしたが、最後のパネルディスカッションでいろいろなお話しを聞けて興味深かったです。
  【大学/URA】
   
  • 質疑応答で土屋先生がリアルタイムに質問(コメント)を入力していたことが印象的でした。
  • 広い視点から様々なお話が伺えて興味深かったです。
  【企業/その他】
   
  • 私はライフサイエンス企業に勤務する非研究者でして、引原 隆士様と川島 秀一様のご講演のみ、前のめりで拝聴する事ができました。他方、大隅 典子様のご講演の様な課題は、『大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム』で議論されていた通り、大学・研究機関の運営者様にとって、今ここにある逃げられない課題だと推察します。
  【その他/図書館関係】
   
  • 「やらされている感」を持っていたが、OA化を投資として戦略的に考える、という視点を得られたことが収穫だった。
  • 〇当事者の研究者と大学研究機関の経営陣が無関心で、図書館と研究推進部門が暖簾に腕押し状態に疲れ果てている状況を何とかできないものかと思いました。無関心な研究者や大学研究機関はある程度淘汰されていくしかないのだろうか。それでも、救う必要があるのだろうか。救ってあげないといけないのだろうか。研究者や研究陣は失業したり倒産したりしないと気づけないのだろうか。厳しいようですが、そんなことを思ってしまいました。
    〇民間から参加されていたリバネスの髙橋様がおっしゃっていた、公的資金を取れなかった研究課題を民間に公開して民間企業が興味を持ったら出資してもらう、共同研究するというのは、とても良いなと思いました。
  • 会議等で視聴できなかったパートも多かったですが、配布資料等からも情報を得ることができました。実務ではしばらく離れていたところですが最近のOA業界の雰囲気を知ることができて興味深かったです。
  • 参考になる講演もあったが、期待した内容とは異なる講演も多くあった。
  【その他/研究者】
   
  • 実務的なテーマではあまりなかったため。
  【その他/その他】
   
  • ・登壇者が多く、ディスカッションもどうなることかと思っていましたが、登壇者の相互協力で示唆に富む意見交換がなされていてよかったです。
    ・視聴側に図書館関係者が多くどうしても図書館は何したらいいかという視点になりがちですが、引原先生はじめ複数の方がおっしゃっていたように、この内容は本当は研究者自身がまじめに取り組まないといけないことで、今回の議論は研究者主体となっている組織でこそ行われてイニシアティブをとってもらわないといけない課題と考えます。
    ・すでにOAが当たり前となっている分野(ライフサイエンスなど)の例からすると、研究者が必要と感じればおのずと循環しだすので、研究者がやりたいと思ったときに適切なプラットフォームと情報提供ができるように、大学内のしかるべき担当部門が準備しておかないといけないです。そのために政府やNIIのようなところが基盤(枠組み、システム、資金)を作っておく必要があると考えます。
    ・「義務化」となることについて、ある分野の研究者は「何をいまさら」と考え、ほかの分野の研究者は「必要ない」となるのは、各分野の研究手法の性格や成果発表や評価の違いによるもので、それを図書館や政府側がひとくくりに説明してもどうしても行き届かないところが出てきてしまうのだとはっきりしていると感じます。一律に大学全体に向けてこれを説明するのでなく、学部や系に合わせてカスタマイズした導入説明と仕組み作り、サポート体制を作らないといけないです。
    ・確か武田先生でしたか、各分野でそれぞれの状況に合わせてやり方を考えるほかないとのことでしたが、そのとおりであり、一方それこそが難しいと大学や図書館は考えるのだと思います。大きな大学や先進的な取り組みが十分できるキャパシティーのある大学や図書館が先例を作り必要な人材を育てつつ、中小の大学や研究機関にOA実施のための実務的で適切なアドバイスを提供できるような仕組みがあるといいと感じました。NIIでは図書館や情報処理系職員向けの各種研修がありますが、中小の機関がOA化を各機関内で実施していくための計画書を作成して実行に移すためのワークショップとか、野末先生言うところのコンサルタント業務のようなことができるような人材を育てる実務的な研修ができないでしょうか(すでにどこかでやっているかも?)。SPARC Japanセミナーは考え方を議論するということはできますが、実務レベルへの落とし込みがないと「それはわかるけどうちではできないな」で終わりがちになりそうです。
    ・Slidoで土屋先生が書いている「義務化は義務化であって、実現するためには不履行者への制裁の具体化しかないように思われる」ですが、目に触れられなくなっていくことでその方の研究は引用機会が失われ、共同研究等の機会も失われていくのだと想像され、結果として淘汰されることで制裁になるのかなと思います。ただ、その分野の権威であるような人が現時点でそういったことに無理解で、結果特定の学会誌がまるごと影響を受けるようなことですと、若手にも被害が及ぶので、資金獲得に当たってOAを必須にするとか、資金提供者側に仕掛けとして入れてもらうなど考えられるでしょうか。
    ・いまの若手研究者は、どの分野でも自分の研究成果等をwww上などで公開することは抵抗がないと想像され、修士博士の方々に研究の仕方を教える行程(教授だけでなく大学の事務方が入っていく)にOAの部分を組み込んでしまえば、数年後にはうまく回り始めるのでは、と夢想しました。
    ・川島先生、髙橋様、瀬戸先生のように、あまりまだSPARC Japanセミナーとその業界に浸っていない方々の反応や意見がとても大事だと感じました。シンプルに、「楽しいから」「それやらないと研究にならない」といった感覚になるように研究者のマインドを持っていけるような仕組みづくりと説明ができるといいです。
    ・以上つらつらと書きましたが、5年ぶりくらいにまじめにセミナーを視聴したので、大学や研究機関、図書館、NIIの取り組みの現状をしっかり理解しないまま書いています。長文とともにご容赦ください。
  • 率直な意見が聞けて、即時OA対応後の動きがある程度予想できた。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • 政府のOAポリシーに関する研究者側の受け止め
  【大学/図書館関係】
   
  • ダイヤモンドOA
  • ・今後大きな影響を受けると思われる中堅・若手研究者が即時OA義務化をどのように捉えているのか、正直なところを聞いてみたい。(懸念・不安・期待など) どのようなやり方になれば不安や問題点と思われることが解消して、研究・学術活動がやりやすくなるのか。当事者以外にはわかりにくい難しい諸事情があるように思います。そのあたりを各関係者が踏まえて進めて行かないと、若手研究者等の負担感が増すばかりになると思います。(「机上の理想論」のように捉えられて、本来の目的が浸透していかないのでは)
    ・一部の方々は既に長い間関わっていらっしゃいますが、大学全体や資金提供機関、学術情報に関わる官庁・団体・企業等が、どのような方向を目指していくべきなのか、大まかな方向性を確認し合う機会が欲しい。図書館だけが全面的に背負う話ではないが、転換契約や雑誌価格の高騰の絡みで関わらざるを得なくなっている。図書館が勝手にやっていることと捉えられないように、学内の関係部署や執行部との連携・調整、丁寧な意向確認などが必要だと思われます。図書館がその音頭を取っていくのか(いけるのか)わかりませんが、少なくとも「研究者vs.図書館」のような図式にならないようにすべき。研究支援担当や図書館などだけが躍起になるのではなく、大学全体で明るい方向を目指してやれるように尽力すべきだと思います。
  • OA関連の小規模大学向けの話ももう少しあると良いと思いました。
  • オープンアクセス、オープンサイエンス、AIの活用
  • オープンアクセス、オープンデータ化の始まっている実例を用いての説明会
  • オープンアクセスの義務化、オープンサイエンスの動向等について研究者がどう考えているのか伺ってみたい。大隅先生のお話をもう少しお聴きしたいです。
  • これからのネットリテラシーについて
  • ジャーナルの転換契約に関するノウハウとプラス・マイナス案件について
  • デジタルアーカイブにおける著作権についての講義を希望します。
  • デジタルライブラリー、場としての図書館に関するテーマ
  • まだ研究論文の収集が始まっておらず何とも言えませんが、いざ始まると研究論文のある程度網羅的な収集・筆者からの提供がきちんとされるのかが心配です。取り組みがうまく行っている大学の事例を知りたいです。
  • ライブラリスキーマについて
  • 以下、今後希望するものです。
    アカデミック系のリサーチや論文作成に対する、AIサービス提供者側の考え方や今後のプラン等の講演と、研究者(人社系も含め幅広に)を交えた、パネルディスカッション
  • 学会のリポジトリ
  • 学術情報流通の変化や多様性に関すること
  • 学術論文等の即時OA義務化について
  • 研究データ
  • 研究支援部門と図書館の協働や役割分担がうまくいっている大学の事例
  • 研究評価とは何か、どういう場面でどういった成果を対象に行われるのかなど。できればその変遷なども知りたい。
  • 今回、引原先生のお話が大変興味深く、より詳しいお話を伺いたいと感じました。
  • 今回のセミナーは講師のみなさん、パネルディスカッションとも興味深かったですが、リバネスの髙橋さんのお話から、これまでと違う視点を持てて面白かったです。そういった意味で、オープンサイエンスについて大学・図書館外で関わっている方の話も聞ける機会があるといいなと思いました。
  • 今日の話題にも出てきましたが、学術情報流通に関する研究者コミュニティの話をお聞きしたいです。分野ごとに異なるので多様だと思います。
  • 最近はNISTEPの方々が色々されているようなので、準パネリストではなく登壇してほしい。
  • 昨年11月にNIIの開発内容の現況を説明する会がありましたが、その後の進捗についても伺いたいです。
  • 雑誌編集者、学会等の意見
  • 私立大学としては、国立大学の先行事例を踏まえて、実施可能な落としどころを見つけたいと考えてセミナーに参加することが多いです。リアルな事例・メリット・デメリット・課題と改善の取り組みなどを多く聞く機会があればありがたいです。
  • 準パネリストの位置づけが良くわかっていないのですが、とても豪華な方達だと思うので、ぜひその方達のお話も伺ってみたかったです。(以前、林先生の講演を聞いてとても面白かったです)
  • 図書館、研究支援部門、研究者コミュニティ(もしくは個人)をめぐるコミュニケーションのずれについて、もう少し掘り下げてお聞きしたいです。今回のパネルディスカッションの終盤の話題について、展開の可能性があると感じました。
  • 図書館というビジネスモデルについて
  • 即時OAやデータ公開などに関連した内容が希望です。司書でもないのに図書館配属となり、さらにまったくわからない状態で雑誌、リポジトリ、ジャーナル契約などを担当しているので、今後の図書館の役割なども聞いてみたいと思います。
  • 即時OA義務化に対応するために各大学でどのような組織体制を整えてどのように準備を進めているかなどの具体的事例を知りたいです。また、オープンアクセスについて、竹内先生の話をもっと聞きたいと思います。
  • 即時OA対応の先進事例
  • 竹内先生の大学図書館に対するご意見を伺いたいです。図書館の未来を考えたいです。
  • 日本の学協会関係者はOA・OS政策についてどのように考え何をしているのか。
  • 非常に参考になるセミナーでした。講演頂いた先生方、開催を運営していただいた皆様に感謝申し上げます。SPARC Japanのセミナーで登壇される方々は、転換契約は結局のところ出版社が儲ける仕組みにならないとし、ゴールドOAに対して否定的な様子が感じられます。正直、私も同意なのですが、図書館業界の中で転換契約を推し進めていかないと職務放棄しているみたいな風潮が強く感じられ、息苦しさを覚えることがあります。OASEの関係者やそれを立ち上げた文科省の方などとSPARC Japanに登壇いただいている方々とでゴールドOAに対して望まれる対応などについて討論していただく機会を設けていただけたら、ぜひとも参加させていただきたいです。
  • 野末 俊比古先生、竹内比呂也先生
    今後の図書館が関与するリテラシー教育
    情報源を伝えるだけでない、情報倫理、研究倫理に踏み込める内容の構築について
  【大学/URA】
   
  • オープンアクセスに求められる研究データについて、その具体的な研究データの構成について、また機関リポジトリでどのようにそれを対応すればよいかなど、先行事例ベースで紹介していただきたい。
  • パネルディスカッションが盛り上がったので、是非今後も続けてほしいです。
  • 引き続き、オープンアクセスや研究データ管理・公開についてのテーマを希望します。
  • 国内学会とプラットフォームとポリシーについて
  • 今回本来主役となる研究者の参加が少なかった、とのことでしたので、どうやったらこのような取り組みに研究者の目が向くか、という企画を行っていただきたいです。おそらくこれは引原先生の仰る当事者意識の欠如というものだと思います。(これからの)研究者が本来希求しなければならない研究者の規範とは何か、ということでしょうか。
  【大学/その他】
   
  • オープンアクセスの具体的な運用方法。特に学認に参加していない場合、GakuNin RDMを利用しないオープンアクセスの運用は可能なのか知りたい。
  • 科研費で根拠データのメタデータの提出やOAの義務化が求められるようになりましたが馴染みがなく戸惑う研究者・職員も多いかと存じます。初心者向けのセミナー等があるとありがたいです(今回のセミナーでは東北大学の大隅先生のお話は初心者にも分かりやすいものでした)。
  【企業/その他】
   
  • 研究大学と教育大学に二分化され、各大学が生き残りを模索する中で、OA化は突破口となりうるか。
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 「PIDが学術情報流通の核」とのことで、PID付与推進の方策について。
  【その他/図書館関係】
   
  • OASEについて(先日の関心表明に関する説明会の説明と質問に対する回答が不明瞭で大変わかりにくかったので)
  • もう少し多分野の研究者側の意見を聞いてみたいと思いました。
  • 海外のオープンアクセスの取り組み等
  • 学術情報流通の歴史
  • 初心者向けのOA講座。
  • 即時OA、転換契約に関する図書館と研究推進部署等の具体的な協働事例
  • 直近の話も重要ですが、サイエンスという知的活動の未来像についての議論も聞いてみたいです。
  【その他/研究者】
   
  • 研究データのオープンアクセスに関するテーマ
  • 即時OAのため、研究者、図書館員が具体的になにをどうしたらよいか。理系の話しが多いので、人文系の研究者・研究機関で即時OAはどう関わってくるか。
  【その他/その他】
   
  • 来年度も即時OAの対応状況を共有できればよいと思います。
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • とても勉強になりました。ありがとうございました!
  【大学/図書館関係】
   
  • SPARC Japanセミナーではいつも重要なヒントをいただいています。ありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • ありがとうございました。直接の解決につなげることはできなさそうですが、Slidoの質問内容も含めて、現状把握になりました。こういったセミナーも含めて、文科省からの通知や学術流通関係の情報が図書館あてに届くので図書館から情報共有をしていますが、学内では「図書館が担当」であるかのように見られてしまいます。研究支援部門にもっと当事者意識を持ってもらいたいと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。
  • いつも貴重な機会をありがとうございます。既にわかっている方々には同じような話題が続いているように思われるかもしれませんか、毎回参加できない人も多く、初めて聞く話も多々あると思います。これからもこういった機会を多く設けていただけますとたいへんありがたいです。登壇者について。大学・図書館関係者以外の重要性を改めて感じました。違った視点からのお話をもっと聞いてみたいです。長年たずさわってきた方々にはうんざり感・閉塞感に近いものもあるような印象を受けましたので、それらを打開する機会になるかもしれません。
  • いろいろな分野の先生のお話が聞けて有益でした。研究者の声を聴くことができてよかった。
  • お忙しい中、開催お疲れさまでした。
  • ここ最近、オープンサイエンス関連のセミナーをいくつか視聴したが今回は大変面白かった。パネルディスカッションは、業務の関係で、途中視聴できない時間もあったため、再度視聴できる機会があると嬉しい。
  • これからのあり方を考えるためのよい材料となりそうです。また、企業の方にご登壇いただき、学術だけに閉じこもらない議論になったのが特に素晴らしかったように思います。ご企画ありがとうございました。
  • さまざまな立場の方からのお話を聞くことができ、とても参考になりました。ありがとうございました。
  • たいへん参考になりました。大学図書館業界の人間なので、業界の外の方から見て大学図書館はどのように見えているのか、ご意見を聞ける機会は貴重だと思います。今後もそのような機会をいただければたいへんありがたく思います。
  • タイムリーな企画をありがとうございました。大変参考かつ刺激になりました。
  • たくさんあったので、おひとりおひとりの内容も濃く、手短に話された方が多かったと思います。一日かけることはできませんが、一日あってもよいかと思うほど、たくさんありました。全てじっくり聞きたかったです。いつかこうしたセミナーに対面で気軽に行ける世の中になればよいなと思いました。(当方では何かと制約あり、自由に行けないです。)
  • ためになるお話をいただき、ありがとうございました。
  • とても貴重な機会をいただき、ありがとうございました。大学関係者以外の方もご登壇されて、新しい観点からのお話も聞くことができ、大変勉強になりました。
  • とても内容が充実していたと思います。時間内に回答が無かった分を含めて質疑応答を後日いただけると助かります。土屋先生の意見でもあったかと思いますが、「義務化のその先」については確かにあまり触れられなかったように感じました。
  • パネルディスカッションで、それぞれの立場からの意見交換を聞くことができて有意義でした。オープンアクセスに関して、文科省・内閣府からの発信の中で、図書館を通じて組織内に情報を伝えることを望まれているように感じており、それは少し荷が重く難しいと思っていましたが、それぞれの立場で色々とモヤモヤすることがあるとわかったので、少し俯瞰で見られるように意識が変えられそうです。ありがとうございました。
  • パネルディスカッションでさまざまな立場からの意見を聞くことができて参考になった。
  • 一つ一つのプログラムが短めだったので、集中が途切れず視聴できてよかったです。(講演される先生方は大変かと思いますが)。ありがとうございました。
  • 引原先生のお話を研究者・官僚に受講必須としてほしい。
  • 引原先生の図書館ヘイトにどうなることかと思ったが、研究者の方の図書館に対するイメージを知ることができたことは参考になりました。パネルディスカッションが多様なご意見を聞くことができ、非常に充実した時間であっという間でした。ありがとうございました。
  • 企画ありがとうございました。業務の都合で途中までしか視聴できませんでしたが、アーカイブで拝見したいと思います。
  • 旧勢力VS新勢力といった構図がはっきりと見て取れる白熱したイベントでした。仕切りも含めて大変だったかと思いますが、貴重な機会をありがとうございました。
  • 研究者側からの意見が伺えたのはよかったのですが、リスナーは図書館関係者が多かったとのことで、研究者対象のセミナーも必要ではないかと思いました。(今回、「結果的に」図書館関係者が多数だったと思いますが、今後研究者に対象を絞った企画があってもよいと思います。)
  • 髙橋修一郎氏が発言された、科研費が取れなかった申請書を図書館で閲覧できたら、というアイデアがとても面白い。その研究アイデアに今は公的資金が投入されなくても、産業界で活かせる可能性がある。それは裏返せば、公的機関の見る目の無さへの皮肉でもある。一方、大学の研究成果のOA推進は、OAにした研究成果を他国や他機関や産業界が利用できる環境を作るが、OAにする当事者にとっていまひとつ面白味がない。その理由は、自分の成果をOAにしても、直接的に対価が得られるわけではないからだろう。仮にその自分の成果が、OAになっていた他者の成果を利用していたとしてもだ。そういう意味で、竹内先生の「OAは理念であって手段ではない」という言葉がとても腑に落ちた。
  • 豪華顔ぶれで、非常に有用なセミナーでした。特に、リバネス髙橋氏のご発表はとても新鮮で、大学の持つ潜在的な魅力・人材・コンテンツは、もっともっと活かしていけるものだと勇気をいただけました。パネルディスカッションも大変刺激を受けました。ありがとうございました。
  • 今回、たまたまこちらのセミナーの案内を目にして視聴できましたが、地方組にはこのようなセミナーのオンライン開催は大変ありがたいです。今後も、オンライン開催の継続とセミナーの開催を広く周知していただきたく存じます。
  • 今回のOA義務化のような図書館に限らず大学としての認識が必要な事案・テーマについて企画いただけると、本学のような小規模かつ人員不足等の組織にとっては大変ありがたいです。
  • 今回のようにさまざまなスピーカーから短くお話しいただくのもとてもよかったが、本日のスピーカーはどの方も興味深かったため、個々の方のお話をもっと長くお聞きしたいという気持ちがあった。
  • 今回の企画は盛りだくさんで、一度に情報収集できるという意味では大変ありがたかったです。特に、SPARCの良さは様々な立場の方が一緒に議論するところなので、今回も民間の方やオープンソースの方など、多様な登壇者のお話がきけました。ただ少し論点が多すぎて、議論があちこちに飛び、拡散していたように見えました。以前のように年間の開催回数を増やして、もう少し1回で扱うテーマを絞っていただいてもよかったのではないかと思いました。
  • 今後の動向の参考になりました。ありがとうございました。
  • 自身の予定の関係で最後まで聞けず残念でした。
  • 図書館・研究者・企業と様々な視点からお話いただき、視野が広がったように思います。ありがとうございました。
  • 先生方の話を伺っていて、図書館宛に最初にOAに関する業務の話が来るのではなく、科研費等公的資金に関する学内担当者宛に、研究者宛にOAに関して周知するよう案内があり、その後、その成果物の掲載として図書館等の機関リポジトリを扱っている部署が連携して関わっていくという流れが良かったのではないか。図書館職員が1~2名体制の小さい大学では、この話を全学的に周知する流れまで図書館が行うのは負担であるし、現時点で周知しても、実際にどのようなデータを掲載していくのか、図書館職員にも分かっていないため、先生から質問されても答えられる段階にない。「図書館宛に案内が来ているのだから、図書館の仕事なんでしょ」という流れになってしまっている大学も多くあると聞いている。実際にデータを掲載段階になった際、手助けしたりアドバイスしてくれるヘルプデスクのようなものが今後設置されるとありがたい。
  • 即時OAへの取り組みについて図書館が主体で動くのではなく研究者が主体性を持って取り組んでいく意識をもたなければということに共感しました。
  • 即時OA義務化の実務にとらわれがちですが、これから何をしたいか、どうなったらいいのかを考えることが大切だとあらためて気づかされました。広範囲な内容でしたが、今聞けてよかったです。ありがとうございました。
  • 多くの登壇者のご意見を聞けたのは良かったのですが、発表時間が短いように感じました。(急ぎ足で説明された方もいらしたように感じました)
  • 多様な内容のご講演で興味深く拝聴いたしました。特に髙橋先生の企業人という立場からのコメントは大変参考になりました。もう少し長く聞きたかったです。
  • 大学図書館についての議論をもっとお聴きしたいと思いました。
  • 大変勉強になりました。ありがとうございました。今回はご講演者が多く、多様な視点から考えることができましたが、前半の講演部分はお一人当たりの時間が短かかったため、やや消化不良になったように思います。
  • 大変勉強になりました。オープンにすることをコストと考えるか、投資と考えるか、という視点が面白かったです。
  • 当方小規模私立大ですが、OAのアウトラインがわからないとやはり業務に支障が出てきます。このような機会を設けていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 本セミナーは敷居が高いイメージがあり今回初参加しました。内容が濃く且つわかりやすく面白かったです。
  • 本日のパネルディスカッションにも言及された図書館がコンサル的立ち位置の役割を担っている事例
  • 毎年の開催をありがとうございます。学術情報流通に関する多様な意見が伺えるので楽しみにしています。
  • 有意義な企画をありがとうございました。リアルタイムで視聴できなかったので動画公開をお待ちしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  • 様々なご講演があり、どれも大変参考になりました。研究者のお立場や民間の方の見識を聞くことができ、大学図書館職員としてどのようなスタンスでオープンアクセスの推進に臨んでいけばよいのか、ヒントが得られたと感じております。どうもありがとうございました。
  • 様々な分野の方がいた良さがあるが、一つ一つが短く、パネルディスカッションも人数が多すぎる印象を持った。
  【大学/研究者】
   
  • 大学・図書館関係、オープン化推進派のみでの討論には違和感がありました。パネルディスカッションにはもっと多様なステークホルダーを入れていただければより興味深い議論になったと思料します。
  【大学/URA】
   
  • SPARC Japanが先に日程を決めたので、NIIが原因を作ったのではないのですが、同時刻に、研究基盤EXPOの研究DXに関するシンポジウムが行われていて、DMPなどの話題が重なったので、両方を同時に視聴する事態になってしまいました。
  • ありがとうございました。30分や1時間ほどの小さなセミナーの単位でも、テーマを切り分けてこのような場を提供していただけるとより参加がしやすいです。
  • 質問したことを回答いただけましてありがとうございました。今後の学内での支援活動に生かしたいと思います。特にリポジトリについて、仕様や規格が必ずしも望ましいものではない、ということに言及していただいて、大変心強いです。本来どのようなオープンアクセス化の手法が望ましいかをもっと議論すべきで、現行のWEKOは現代のデータサイエンスの利活用の観点からは一世代前の仕様に思います。また、ユーザの使い勝手、という視点ではJAIRO Cloudも、GakuNin RDMも提供者であるNIIが利用促進の工夫を行えるのではないかと思います(JCを利用しておりますが、はっきり言ってこれを長年運用してきた図書館職員の努力と苦悩が忍ばれるGUIです)。
  【大学/その他】
   
  • オープンアクセスが義務化になった意味や本来あるべき方向性など、よいお話を聞くことができました。研究者、図書館のみの話ではなく、研究とはどのようなものなのか、根本的に考えるべきことかと思いました。
  • 以前は図書館に在籍していたが、今は研究者支援側の別の部署に所属している。内容は自分の業務分野ではないが、個人的に非常に興味があったため、今回のような形式のセミナーだと気軽に知識習得の場が得られてうれしいです。
  • 初めてセミナー視聴しました。いろんなご意見があり、大変参考になりました。ありがとうございました。
  • 様々なお立場からのご意見が聞けたところが、とてもよかったです。特に即時OAは、大学ではどのように取り組んでいくべきかを、みなさん試行錯誤していらっしゃる段階なので、こうやって日本全体として意見や知恵を出し合って最適解を見つけていけると良いなと思いました。ありがとうございました。
  • 様々な立場の方のお考えをお聞きすることができ参考になった。資料の文字で読むよりも、生の声で聴くことはインパクトがあり印象に残った。
  【企業/図書館関係】
   
  • ありがとうございました。
  【企業/その他】
   
  • パネルディスカッションが私にとってつまらなかったので途中退室しました。しかし、対立軸が浮き彫りになった討議は素晴らしく、ご関係者にとって有意義な討議だったと推察します。
  • 社会全体を俯瞰したディスカッションを期待していました。
  【その他/図書館関係】
   
  • OA義務化のその先へというテーマが非常に面白かったです。どうしても、現在の環境・業務のリソースを中心にセーブしがち・ネガティブな考えになりがちでしたが、どこに持って行くのか・どういった世界を作りたいのかを考えて主体的に動くようなマインドセットにすれば、間違っても修正出来るのだと気づきました。パネルディスカッションでの先生方の発言はすべてが金言です、本当にありがとうございました。
  • 貴重な機会を設けてくださりありがとうございました。
  • 研究者、図書館関係者、民間の方と様々なご意見を聞けたことがよかった。
  • 研究者の研究活動を図書館員としてどのように支えられるか、という思いから今回のセミナーに参加したが、一部「研究者 VS 図書館」という流れになったのは残念。図書館は規模が大きくなればなるほど、図書館員はサービスの標準化を求められ、個々の状況に合わせた細かな対応ができなくなるように思う。今回の講演者は規模の大きな大学の所属者が多いので、そういった大きな組織から未来に向けて良い手本を示してもらえたらと思う。
  • 視聴ツールと質疑が別のアプリだったので、質問の敷居が高いと思いました。
  • 所用で最初の方を聞き逃したのですが、ディスカッションでは、大隅先生の資料に書かれていたようなことが、共通の前提となっていなかったような印象を持ちました。その点、少しもったいない気がしました。
  • 大変勉強になります。今後ともよい企画をお願い致します。また、参加者が偏っているように思います。無関心な人たちを呼び込むような宣伝方法があるとよいと思います。
  • 長い時間お疲れ様でした。勉強になりました。
  • 論文のOA公開の手段としての「転換契約」や「機関リポジトリへの論文掲載」への対応は(今のところ)図書館の仕事ですが、「即時OA義務化」は何のために行うのか? 機関としてどのように対応すべきか? は、やはり本来は図書館が声を上げるのではなく、研究推進を担当する部署が進めるべきである、と再認識できました。同時に、「研究者自身に、論文のOA公開によるメリットを認識してもらわない限りは、OA義務化は業務面でも予算面でも余計な負担を増やすもの、という認識のままで、わが事として捉えてもらえないのではないか?」という点も痛感しています。論文のOA公開の一端を担う立場としてではありますが、改めて、研究者、そして研究推進担当や研究予算配分担当とも距離を埋める努力が必要であると考えているところです。
  【その他/研究者】
   
  • パネルディスカッションの時間が十分とられていてよかった。
  • 前回から参加させていただいておりますが、いつもたいへん勉強になります。テーマにもよりますが、次回も参加したいと考えています。
  【その他/その他】
   
  • 素晴らしい企画でした。登壇者の方々のプレゼンやディスカッションもわかりやすく、メッセージが伝わりました。
  • 普段、接触が無いので、面白そうなテーマであれば参加します。

最終更新日:2025年03月05日