イベント / EVENT

企画展示

国立情報学研究所の研究をご紹介する企画展示。
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 場所:学術総合センター 1F(千代田区一ツ橋2-1-2:交通アクセス

SINETARIUM ii
学術情報ネットワークSINET6のデータ流量を可視化

 国立情報学研究所(NII)が構築・運用している「学術情報ネットワーク SINET」は、日本全国の大学や研究機関などの研究・教育活動を支える情報通信ネットワークです。2022年4月からは、国内の都道府県を400 Gbpsの超高速ネットワークでつなぎ、国際回線も増強した「SINET6」の本格運用を開始しています。NIIでは、あらゆる学術分野に寄与しうるオープンサイエンス発展のための学術情報基盤として、SINETと研究データ基盤を一体的に推進しています。

本展示は、「学術情報ネットワークSINET6」のデータ流量の推移を可視化したプロジェクション作品です。時事刻々とSINETを通じてデータが流れトラフィックが変化していく様子や、データセンターのデータ流量の様子を視覚的に表しています。投影した作品(壁面)にはタッチセンサーを設置し、インタラクション操作が可能です。壁面に表示されたデータセンター(Scene2)やデータセンター間のネットワーク(Scene3)、国際回線の接続都市(Scene4)に触れることで、インタラクションします。SINETのネットワークインフラとしての重要性を垣間見ることができます。

各シーンの紹介概要

Scene1:SINETの変遷をたどる

日本国内におけるSINETの回線トポロジーやトラフィック量の変遷が垣間見えます。

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Scene2:国内幹線400Gbps〜SINET6の定常状態

日本国内のデータセンターとトラフィック量を可視化。壁に投影されたデータセンターのアイコンに触れると詳細が表示されます。

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Scene3:ロバストな設計〜もしもSINETの回線が断線したら?

SINETは、データセンター間のネットワークで回線断が生じた場合、即座に迂回経路に切り替え、通信を維持します。壁面に表示された白い円(○)に触れると、回線が切断され、迂回経路が瞬時に構築されます。SINETの冗長性の設計がご覧いただけます。

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Scene4:地球1周〜国際回線の様子

SINETは、アムステルダム(AMS)、シンガポール(SG)、グアム(GUM)、ロサンゼルス(LAX)、ニューヨーク(NY)と結び、世界と接続しています。2023年設計時の地球1周の接続の様子を表しています。都市名や左右の矢印に触れると地球儀が回転します。

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※各シーンは自動に遷移します。

展示概要

  • 展示期間:2024年7月18日(木)〜9月30日(月)平日10時-18時(土日祝日除く/予定)
  • 展示場所:学術総合センター1階(東京都千代田区一ツ橋2−1−2)
  • 作品名:SINETARIUM ii(サイネタリウム ツー)
  • 制作協力:SWAG Inc.(東京都千代田区)

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