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2021年度 第1回 Q&A

第1回

データに隠れた規則性を探せ!
〜パターンが織りなす構造とAI〜

杉山 麿人

※回答が可能な質問のみ掲載しています。


スライド35ページ目の構造において、例えば商品が途中で販売中止になった場合、つまり、既存のノードが途中から存在しなくなった場合というのは、どのように考えればよいのでしょうか?

 ノードがなくなった場合は、そのノードにつながっている辺をまとめてすべて削除して、残った部分で再度エネルギー等を計算する、という手順になります。
もしこれによって接続が失われてしまうノードがあったとしても、エネルギーの計算やサンプリングには特に支障はなく、問題はありません。

各種パターンについて商品を題材にご説明いただきましたが、囲碁や将棋の差し手パターンにも応用が出来そうです。プロの棋士は頭の中で無数の差し手の中からどのような選択をしているか不思議です。

 はい、おっしゃる通り、発想としては近いです。将棋や囲碁へ応用するには、今回の講義の中で紹介させていただいたような空間の中で、どうやって指し手の良さを評価するのか、そしてどうやって良い手を効率的に探索するのか、という部分に踏み込んで考える必要が出てきます。
こういった複雑な操作を、どうやって棋士の方々が成し遂げているのか、というのは興味深いトピックで、脳科学等での解析も必要になってくるのかなと思います。

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