イベント情報
イベント情報
2023年(令和5年度)
2023年度SPARC Japanセミナー年間予定表

SPARC Japan セミナー2023
「即時OAに備えて:論文・データを「つかってもらう」ためのライセンス再入門」

日時

2023年11月28日(火)13:00-17:00

場所

オンライン開催

イベントは終了しました。多数のご参加,アンケートへのご協力ありがとうございました。

更新記録

ドキュメントを掲載しました。(2024/04/17)
ビデオ映像および質疑応答の回答開催報告を公開しました。(2024/01/11)
ビデオ映像(Eva氏・Beamer氏)を公開しました。(2023/12/18)
発表資料を公開しました。(2023/11/24)
参加申込受付を開始しました。(2023/11/07)
・ウェブページを公開しました。(2023/11/07)

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SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

SPARC Japanセミナー2023

アウトライン

【概要】

  2023年のG7広島サミットおよび仙台科学技術大臣コミュニケを契機に、我が国においても、2025年以降の研究論文の即時OA化を実現する動きが加速しています。同時に購読費モデルからOA出版モデルへの転換契約も広がりつつある中、各論文や研究データのライセンスは、研究成果のオープンな共有・利用に一定の秩序をもたらすものとして、ますます重要性を増しています。
  一方で、情報の一次生産者である著者が本来持つ権利を再確認し、ライセンスが意味するところを正確に理解した上で、どのライセンスを付すことが真に科学と社会の発展に貢献するのかを考える機会はこれまでそう多くはありませんでした。
  本セミナーでは、オープンサイエンス時代を迎えるにあたり、論文やデータを適切に、かつ効果的に利用する・してもらうために、研究者はどのような戦略を立てられるのか、また、政策立案者、出版社、図書館といった関係者はどのような支援ができるのかを、ライセンスという切り口から改めて考えていきます。

【参加対象者】
  学術情報流通に関わる全ての方(特に図書館員,研究者,URA,学術出版に関わる方,政策担当者,研究助成機関の方)

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プログラム
司会: 池内 有為 (文教大学)

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:05

開会挨拶・概要説明

山形 知実
(北海道大学)


*

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:05-13:35

30分でざっくり理解するオープンアクセスと著作権

鈴木 康平
(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:35-13:50

日本のオープンアクセス政策

赤池 伸一
(内閣府 / 科学技術・学術政策研究所)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

13:50-14:05

J-STAGE Dataの現状とライセンスについて

久保田 壮一
(国立研究開発法人科学技術振興機構)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:05-14:20

オープンアクセスとライセンスに関する出版社の見解

※日本語字幕付き

Victoria Eva
(Elsevier)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:20-14:35

研究成果をより広く公開するためのライセンス付与について:CCライセンス付与の経験から

野村 周平
(横浜国立大学)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:35-14:50

アメリカにおける権利保持の現状

※日本語字幕付き

Jennifer Beamer
(The Claremont Colleges)


*

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

14:50-15:05

休憩

15:05-15:20

前半質疑応答

鈴木 康平
(大学共同利用機関法人人間文化研究機構)
赤池 伸一
(内閣府 / 科学技術・学術政策研究所)
久保田 壮一
(国立研究開発法人科学技術振興機構)
Victoria Eva
(Elsevier)
野村 周平
(横浜国立大学)
Jennifer Beamer
(The Claremont Colleges)

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質疑応答回答


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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

15:20-15:25

休憩

15:25-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
林 賢紀
(国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター) 

山形 知実
(北海道大学) 

【パネリスト】
鈴木 康平
(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構)

八塚 茂
(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)

小野 浩雅
(データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター)

小池 文人
(横浜国立大学)

渡辺 智暁
(国際大学 / クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)


【準パネリスト】
前半登壇者
 赤池 伸一(内閣府 / 科学技術・学術政策研究所)
 久保田 壮一(国立研究開発法人科学技術振興機構)
 野村 周平(横浜国立大学)
 Jennifer Beamer(The Claremont Colleges)

企画WGメンバー
 池内 有為(文教大学)
 大平 司(名古屋大学)
 林 和弘(科学技術・学術政策研究所)
  矢吹 命大(横浜国立大学)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

16:55-17:00

閉会挨拶

竹谷 喜美江
(国立情報学研究所)

 

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

 
参加費
無料
参加申込

イベントは終了しました。多数のお申込み誠にありがとうございました。

お問い合わせ先:国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail sparc-seminar[at]nii.ac.jp

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講師紹介

◇鈴木 康平  (大学共同利用機関法人 人間文化研究機構)

人間文化研究機構人間文化研究創発センター特任准教授。中央大学ELSIセンター客員研究員。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。特許庁意匠審査官、情報通信総合研究所主任研究員を経て、2023年9月より現職。関心領域は、知識共有に関する社会制度。

◇赤池 伸一  (内閣府 / 科学技術・学術政策研究所)

科学技術・学術政策研究所 上席フェロー(併)内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局参事官。1992年科学技術庁入庁,文部科学省,在スウェーデン日本国大使館,内閣府,科学技術振興機構,一橋大学イノベーション研究センター教授等を経て,2016年より文部科学省・学術技術学術政策研究所科学技術予測センター長,2018年より現職。内閣府科学技術・イノベーション推進事務局参事官(エビデンス・統合戦略担当)等を併任。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(学術修士),英国サセックス大学科学技術政策部門(SPRU)修士課程修了(理学修士),東京工業大学大学院社会理工学研究科修了(学術博士)。専門は科学技術イノベーション政策の経済社会効果,ノーベル賞受賞者の分析等。

◇久保田 壮一  (国立研究開発法人科学技術振興機構)

国立研究開発法人科学技術振興機構 情報基盤事業部 研究成果情報グループ 調査役。2001年に科学技術振興事業団に入職。現在,科学技術振興機構情報基盤事業部にて,J-STAGE, J-STAGE DataおよびJxivの運営業務に従事。

◇Victoria Eva  (Elsevier)

エルゼビアのGlobal PolicyおよびIndustry Relations上級副社長として、研究成果へのアクセスに関するエルゼビアの政策と戦略を管理し、オープンサイエンスに関連するグローバルな政策と立法問題について調整する責任を負っている。所属するチームとしては業界団体や会員団体を通じて出版業界におけるElsevierのパートナーシップを管理し、調整している。政策、出版、コミュニケーションのバックグラウンドを持っており、2018年にエルゼビアに入社前は、教育出版社ピアソンで政策を管理していた。これまでの職務には、業界団体である出版社協会のコミュニケーション責任者、メディアと著作権に関する法律事務所を専門とするパブリック・リレーションズ・コンサルタントとしてのアカウントの管理業務が含まれる。

◇野村 周平  (横浜国立大学)

横浜国立大学附属図書館職員、JPCOAR コンテンツ流通促進作業部会副主査 SCPJチーム担当。非正規雇用職員として公共図書館にて勤務の後、2020年4月より東京大学工学・情報理工学図書館に配属を経て、2022年4月より現職。2022年12月、学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJ)にCCライセンスを設定した。

◇Jennifer Beamer  (The Claremont Colleges)

米国カリフォルニア州クレアモント・カレッジ、学術コミュニケーション&オープン出版サービス部長。フルブライト研究員としてNIIに在籍(2023~2024)。オープンアクセスとオープンインフラを提唱。博士論文では、北米SPARCと日本の各団体がどのようにオープンアクセスのインフラを支援しているかについて研究。北米SPARC運営委員会メンバー。SCELC(Statewide California Electronic Library Consortium)の学術コミュニケーション委員会およびIR分科会の元委員長。Association of College and Research Libraries (ACRL) の学術コミュニケーションロードショーでプレゼンターを務める。SPARCオープンエデュケーションプログラム(2019~2020)およびOpenCon(2014年・2016年)修了。ハワイ大学マノア校で図書館学修士および情報コミュニケーション学博士を取得。図書館員としては、教員らが様々な方法でオープンアクセスに参加できるような政策の研究と提言に取り組んでいる。

◇八塚 茂  (独立行政法人 製品評価技術基盤機構)

独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター(NBRC)バイオデジタル推進課専門官。システムエンジニア、JSTバイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)研究員を経て、2022年4月より現職。生物資源データベースの運営に従事。研究データ利活用協議会(RDUF)傘下のジャパン・データリポジトリ・ネットワーク(JDARN)代表。

◇小野 浩雅  (データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター)

日本大学大学院生物資源科学研究科に在籍中の2005年より、脂肪細胞等の脱分化機構を網羅的に解析するためバイオインフォマティクスを学ぶ。2007年よりDBCLSにリサーチアシスタントとして勤め、特任技術専門員を経て2012年より特任助教。遺伝子発現情報を中心とした大規模データの利用技術開発ならびに生命科学における統合データベースに関わるコンテンツの作成・整備を担当し、バイオインフォマティクスツールやデータベースの使い方を動画で紹介する「TogoTV」などの制作・編集のほか、「RefEx」、「TogoID」、などの開発に携わる。

◇小池 文人  (横浜国立大学)

横浜国立大学教授.CiNiiからJ-Stageにオンライン公開が移動した時期に日本生態学会保全生態学研究編集委員長になり,読者の論文利用方法の変化を感じてOA化を進めた.自作ソフトで書誌情報XMLを作成してきたがオンライン雑誌は印刷雑誌より編集・公開コストがかかり,強いIT出版社がさらに強くなる競争メカニズムが存在するため寡占化が進み高価になることを実感.OA普及の鍵は論文査読・出版全体を通しての労力低減と考える.投稿時に著者が入力した書誌情報を利用し受理原稿をJATS-XMLに出力する投稿管理とそのレイアウトPDF自動作成の一貫システムをオープンソースで皆が改良できる様になる事を望んでいる.

◇渡辺 智暁  (国際大学 / クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)

国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)教授/主幹研究員/研究部長。専門領域は情報社会論と情報通信政策。様々な領域のオープン化やオープン性について特に多面的に研究してきている。これまでに扱った対象領域に、通信インフラ、オンラインプラットフォーム、ウィキペディア、参加型政策形成、オープンデータ、ネット上でのオープンな言論、メタバースのガバナンス、デジタルアーカイブ、深層学習系AIなどがある。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの母体となるNPO法人コモンスフィアの理事長も務める。

◇林 賢紀  (国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター情報広報室広報資料科。2021年4月より現職。博士(情報学)。図書館や公式Webサイトの運営管理,データベースの構築支援など,研究情報の収集及び発信に携わっている。

◇山形 知実  (北海道大学)

北海道大学附属図書館研究支援課研究支援企画担当係員,2023年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。 大学図書館コンソ―シアム連合(JUSTICE)委員としてOA推進作業部会に所属。主な関心は,オープンアクセスの広がりによる学術情報流通の変転。

◇池内 有為  (文教大学)

文教大学文学部准教授。博士(図書館情報学)。慶應義塾大学法学部卒業(1995年),同文学研究科図書館・情報学修士課程修了(1997年)の後,1997年から2005年までフェリス女学院大学附属図書館勤務。主婦,筑波大学大学院博士後期課程を経て,2019年より現職。研究関心は,オープンサイエンスによる学術情報流通の変容を分野横断的に捉えること。2016年から文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官として日本における研究データ共有,オープンアクセス,プレプリントに関する実態調査を行っている。2020年度よりSPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇大平 司  (名古屋大学)

名古屋大学教学事務部門附属図書館事務部東山地区図書課東地区図書統括グループ(農学)主任。2023年度JPCOARイベント運営作業部会主査。2023年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇林 和弘  (科学技術・学術政策研究所)

科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室長。1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J-STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,幅広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,電子書籍(ePub)対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動を行い,電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持つ。2012年より文部科学省科学技術・政策研究所において政策科学研究に取り組んでおり,科学技術予測調査に加えてオープンサイエンスのあり方と政策づくりに関する調査研究に取り組んでいる。内閣府,G7科学技術大臣会合,OECD、UNESCOのプロジェクトにおけるオープンサイエンス専門家として活動。

◇矢吹 命大  (横浜国立大学)

2023年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。横浜国立大学大学戦略情報分析室准教授/研究推進機構リサーチアドミニストレーター。 筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻単位取得退学,修士(国際政治経済学)。筑波大学大学院人文社会系特任研究員として巨大科学を巡る国家間関係の研究に従事した後,2014年横浜国立大学特任教員(講師)・URA。2020年4月より現職。大学戦略情報分析室において大学経営判断を支援する各種情報収集,提言を行うと共に,URAとしては研究力分析,オープンサイエンスの推進に取り組んでいる。
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講演要旨

◆30分でざっくり理解するオープンアクセスと著作権

   (鈴木 康平)

オープンアクセス(OA)と著作権との関係について、30分でその概要を報告する。具体的には、①著作権制度の概要、②クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの概要とOAとの関係、③ハーバード大学OAポリシーやプランSを代表例とする「権利保持戦略」、④欧州の複数国で導入されている、公的助成による研究成果をOAとする権利を著作者に与える「二次出版権」について報告する。また、著作権とは別のアプローチとして、⑤学術プラットフォーマーとプラットフォーム規制・競争法との関係について、私見を報告する。

◆日本のオープンアクセス政策

   (赤池 伸一)

本年5月に我が国で開催されたG7首脳会合及び科学技術大臣会合の共同声明において、「科学的知識並びに研究データ及び学術出版物を含む公的資金による研究成果の公平な普及による、オープン・サイエンスを推進する」こと、及び「公的資金による学術出版物及び科学データへの即時のオープンで公共的なアクセスを支援」すること等が盛り込まれている。また、統合イノベーション戦略2023(令和5年6月9日閣議決定)では、「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた国の方針を策定する」とされている。本講演では、これらを含む最近のオープンアクセスに関連する日本の政策動向について概説する。

◆J-STAGE Dataの現状とライセンスについて

   (久保田 壮一)

令和元年度に運用を開始したJ-STAGE Dataは令和5年10月現在、37誌から、600弱のデータが公開されている。J-STAGE記事に関連したデータリポジトリであり、J-STAGE記事とは別のDOI、ライセンスを付して公開することが可能である。現在公開されているデータのライセンスの多くはCC BYであるがライセンスのポリシーはジャーナル発行機関が決定している。J-STAGE Dataの現状とそのライセンスについて報告する。

◆オープンアクセスとライセンスに関する出版社の見解

   (Victoria Eva)

研究者や研究機関が研究を発表する際に、特にオープンアクセスの選択肢を検討するにあたり考慮すべきことの概要を提供し、オープンアクセスのモデルに関する簡単な説明と背景、ライセンスが適合する場所とその理由、オープンアクセスのモデルとライセンスに対するポリシーの影響について出版社の見解を説明します。

◆研究成果をより広く公開するためのライセンス付与について:CCライセンス付与の経験から

   (野村 周平)

機関リポジトリに対する論文掲載許諾状況を一覧形式で掲載している学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJ)について、2022年12月26日、更なる利活用を促進するためにライセンスを設定した。内容は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-改変禁止 4.0 国際(CC BY-ND 4.0)と、CC BY 4.0に基づいた独自ライセンスを同時に設定するデュアルライセンスという形式である。本講演では、ライセンス付与の意義と実際にライセンスを設定するに当たり検討した事項について情報共有する。

◆アメリカにおける権利保持の現状

   (Jennifer Beamer)

本講演では、アメリカにおける権利保持の現状と将来について概観を報告する。権利保持とは、知的財産、デジタルデータ、個人のプライバシーなどの様々な権利について、個人や団体がその保有や管理に関する権限を維持することを意味する。また、権利保持の重要性について、これまでの経緯と今後の展望を述べる。2022年の米国大統領府科学技術政策局(OSTP)覚書に備える上でも、権利保持の現状を理解することが必要と考える。

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開催報告
2023年11月28日(火)にSPARC Japanセミナー2023「即時OAに備えて:論文・データを「つかってもらう」ためのライセンス再入門」を開催しました。
オンライン視聴者の皆様にアンケートにご協力いただきましたのであわせてご報告します。
参加者数(Webex Webinars) 501名(延べ人数)
◆会場参加者アンケートから
アンケート結果 回答数:237 

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的
    業務に関連するため:224  研究に関連するため:14  教養:224  その他:2  無回答:0
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:205  普通:29  期待と異なる:4  無回答:0
  ご意見 【所属/職種】
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • 今回はNISTEPではなくCSTIの話が聞きたかった。
  • 今回はNISTEPではなくCSTIからの講演が望ましかったと思う。
  【大学/図書館関係】
   
  • OA推進のためにCCについて理解を深めたいと思っていたところだったのでとてもありがたいテーマでした。
  • すべて参加したかったのですが、途中会議があり参加できないセッションがありました。のちほどスライドを拝見したいと思います。
  • リポジトリ担当として、業務を進めており、今後の業務に関連してくる内容であると思い受講しました。本学ではリポジトリ登録の際、ライセンスについて一切登録していません。(要望もないです)このまま過去からの運用を続けていくべきか、付与する方向で調整すべきか迷っていたのですが、今後のことを考えると付与していくべきと思えるきっかけになりました。これから始まるであろう動きにどう対応できるか、本学の課題は何なのかを考えるための材料を聞けたので、大変勉強になりました。
  • 扱いなれていないCCについて改めて学修する機会となり、CCに関わるさまざまな問題を理解する時間となりました。
  • 基本的なことから内閣府の動き、具体的な事例、いろんな立場の方による座談会、と内容が充実していました。図書館界だけでない視点を得ることができました。
  • 業務の関係で,質疑応答を聞けなくて残念でした。
  • 業務へ役立てていくにはもっと広く深い知識や経験値を積むことが必要と感じた。まだまだ入口に立ったばかりで、これからの道のりは長く遠いというのが実感です。それでも、今回話をお聞きして、知らないことや不明瞭だった部分が明確になったところもあり、とても勉強になりました。ありがたかったです。多様な質問があり、その回答もぜひ共有していただきたいと思いました。よろしくお願いいたします。
  • 今回のセミナーはテーマがきちんと絞られていて、OAについて勉強中ですが、わかりやすかったです。パネルディスカッションも活発で聞きごたえありました。偶然にも前日の市民講座では西岡先生がCiNiiに関する講座を行っていましたが、そちらでもOAについて触れていたので、うまく連動していたら双方で集客が伸びたのかなと思われます。(担当セクションが異なるので、時間的に難しいなどがあるのは重々承知です)また、OAについては、漫画家の永田先生が研究者側の立場で解説していたマンガがあるので、今後、そういった方にマンガを描いて頂くなどのコラボがあるともっと面白いなと個人的に感じます。(当該マンガは、先生のツイートによると図書館員に好評のようです。無茶ぶりすみません。)
  • 今後どうなるのか、わからないことが多いので最新の情報を聞くことができた。実務的にどうなるのか?はまだわからないことの方が多いと感じた。
  • 参加の目的が、クリエイティブ・コモンズについてよく分からないことが多いため初心者向けの内容を期待していたからで「ウ(期待と異なる)」としましたが、全体としては知識強化になり今後役立てたいと思う内容でした。CCライセンスが一度付与したら取り下げできないということを知りませんでした。そのくらいの初心者がリポジトリに携わっているため著作権問題が図書館のせいで将来的に発生しないか少し不安になりました。
  • 視聴したセッションについては、すべて非常に勉強になった。
  • 図書館・図書室の職員業務にもいつか関連してくるものとして拝聴しました。
  • 正直なところ、難しかったです。
  • 前提知識がいる内容が多く難しかった。前提知識をまとめておいていただくと、更によかった。
  • 即時OA政策の対応を検討する材料となりました。
  • 多様な立場の方が多数登壇され、いろいろな視点からの話を聞くことができて、とても良かった。
  • 大変参考になりました。ありがとうございます。
  • 本日はとても勉強になり、有難うございました。ご発言者の立ち位置により「オープンアクセス」そのものも「即時オープンアクセス」も捉え方が微妙に異なり、未だ整理中・議論中だということがよくわかりました。プロセスをアーカイブすることはとても素晴らしいことだと思いつつ、機関リポジトリの実務を担う身としては、白黒つかないグラデーションのどこを具体的な作業に落とし込めばよいのか困惑しています。CCライセンスが取り消せないということも、今回知りました。JAIRO Cloudの最初の頃の説明でCCライセンスを推奨された時にはそのような話はなかったように記憶しており、今から検討し直しても変更はできないのだろうか、と考え込んでいます。問題点を認識してどうするかは各機関で考えるように、ということになるのでしょうか。
  • 隣接していながら少しずつ視点の異なる領域の方のお話がいろいろ聞けて、たいへん参考になりました。同じ業界内の話を聞く機会は多いのですが、それだけでは突破口が見いだせないかもしれないと感じました。
  • 鈴木康平「30分でざっくり理解するオープンアクセスと著作権」が一番役に立った。
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 役に立つ部分もありましたが、期待と異なる部分もありました。
  【その他/図書館関係】
   
  • 知りたいと思っていたことがいくつかありましたので、すべてわかってすっきりしました。
  【その他/その他】
   
  • はじめて聞く用語などが多かったため、内容的に難しかったが、たいへん勉強になりました。
  • 自身の知識不足のため難しい箇所も多々ありましたが、とてもためになりました。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • NISTEP以外の政府系の講演
  • 例えばCSTIなどNISTEP以外の政府系の講演
  【大学/図書館関係】
   
  • (1)生成AIが利用可能となった現代の情報リテラシー教育の在り方について。(2)サイエンスコミュニケーターとは。
  • 2025年が近づいた時点、または新たな情報が出た時点で、「即時OA」についてはあらためて聞いてみたいです。
  • OAに対する各機関の取り組み、事例紹介
  • オープンアクセスの世界情勢と日本国内情勢(担当者の実務の話、学内の話など)
  • オープンアクセス関連
  • クリエイティブ・コモンズについて一からわかる講習会。「オープンアクセスとフリーアクセスは異なる」「NDがオープンアクセスではない」ということを今回気づけましたが、リポジトリの学びはマニュアルまたはメーリングリストが主体で直に相談相手のいない一人職場の小規模大学は気づかないうちに大きな間違いをしているのではないかと不安になっております。
  • より詳しい本国の方針・手法を知りたい。(今回、今後検討する。と回答があった部分)
  • リポジトリ構築について 特色を活かして活用している事例などを伺いたい。
  • 引き続きOAにかかわる内容を伺いたいです。また、海外図書館におけるOAの現状・課題など具体的事例を伺いたいです。
  • 各研究分野の教員の意見(研究データ管理,オープンアクセス実施状況など)
  • 各大学で行っているOA推進や支援について
  • 韓国や台湾、中国など東アジア圏でのオープンアクセス・オープンサイエンスへの取り組み
  • 研究データの利活用(異分野の融合事例など)について
  • 研究データ管理の具体的な事例も、研究者等からのご意見もどちらも聞きたい。
  • 研究データ共有の活用事例、共有におけるルール策定
  • 研究者支援として図書館や大学でできること・望ましいかたち・研究者自身が望んでいる支援とは
  • 今回のテーマの、その後の進展も知りたいと希望いたします。
  • 今回のテーマは、これから整備される部分が多いと感じましたので、同じテーマでどう整備され、どう変わったかを聞きたいと思いました。
  • 査読、研究評価の新しい動きがあれば聞きたいです。
  • 質問がオープンアクセス義務化に集中していたように思えるのでこのテーマでの開催を希望します。
  • 新しいテーマは思いつかないが、最初の鈴木氏による「ざっくり」解説のように、基礎的な情報を省略せずに繰り返し講義していただくことは意味があると思う。
  • 人文社会系のテーマ
  • 政策面のお話(国の資料の見るべき重要ポイント等)や、学会運営の立場からのお話が特に興味深かったです。クリエイティブ・コモンズの方からの、学術情報に限定しない広い視野の話もたいへん参考になりました。今後も様々な立場の方から話をうかがったり、意見交換できる場として開催していただけますとありがたいです。
  • 即時OAについてはまだ検討中の部分も多いように思いましたので、今後実施に向けて状況に変化があれば詳しくお教えいただきたいです。
  • 即時OAへの大学図書館の対応策について、転換契約とグリーンOA
  • 即時OA政策についての内閣府e-RadとJST(researchmap,J-STAGE)とNII(JAIRO Cloud,KAKEN)との連携について
  • 即時OA方針について、今回は赤池先生からのご説明でしたが、かなり抑制的な(義務化のインパクトをできるだけ弱める)印象を受けました。政府の正式な方針が出た際には、改めて林先生からのご説明も聞いてみたいです。
  • 他大学のリポジトリへの取組
  • 大変参考になりました。国立大学と私立大学で対応方法が違う場合は、その点も補足いただければ助かります。今後ともよろしくお願いいたします。
  • 日本のオープンアクセス政策の動向など今後も最新情報があれば聴きたい。
  • 文科系の研究(実験)データ取扱いに関して(著作権など権利関係含む)
  • 本日のような国の施策に対するタイムリーなテーマで幅広いステークホルダーの意見が聞けるもの。
  • 鈴木康平先生のお話をもっと時間をかけて伺いたいです。また、赤池様のお話を、状況の変化と共に断続的にお聞きしたいです。
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • Chat GPT等のAI toolsの学術出版業界での利用について
  【その他/図書館関係】
   
  • 「ダイヤモンドOA」、「学術成果と研究評価」
  • 研究データ公開
  • 定点観測のような形で状況の推移が知りたい。
  【その他/研究者】
   
  • 研究成果やデータの帰属、知財権利の取り扱い
  • 自身の機関が運用するリポジトリとJ-STAGEなどのリポジトリ?の棲み分け方法
  【その他/その他】
   
  • プレプリントについて、様々な立場の方からお話を伺いたい。
  • リポジトリに登録された論文のライセンス付与について詳しく知りたい。(出版社側からのご意見や、実際作業にあたられている方からのお話も伺いたい)
  • 研究データの機関リポジトリへの登録の実際について
  • 即時OAの取組みが本格的に開始された後、具体的な事例(特に機関リポジトリ以外での根拠データの公開)について情報共有頂けると幸いです。
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • 大変役立ちました。アーカイブの公開をお願いいたします。
  • NISTEPはお腹いっぱいです。
  • NISTEPはもう十分です。
  【大学/図書館関係】
   
  • 著作権についても、CCライセンスについても、基本的な規定は理解しているが、学生や教員からの個々の相談には、何がセーフで、何がアウトなのか、はっきり答えられないこと、悩むことが多いです。大学図書館のための著作権ガイドラインのようなQ&A集にも載っていないこともあります。CCライセンスについても、もっと事例を集めて公表しているところがあると助かります。最後に渡邊氏が仰っていた、サイエンスコミュニケーターの必要性の件、関心を持ちました。利用できることを広めていくだけでなく、どのように利用すべきかを広めていく取り組みも必要だと感じました。
  • CCライセンスのNCやNDがオープンアクセスにあたらない、という考え方があることを、今回初めて知りました。大学図書館で機関リポジトリ業務に従事している職員でも、そこまでの見識を備えている人は少数なのではないかと思います。即時OAを国として進めるにあたっては、「即時OAを求める研究成果の範囲」や「OAとして認められる公開方法」について、具体的にお示しいただきたいです。
  • OAに関するおさえるべき情報が網羅されており、勉強になった。
  • Slidoに記載された質問の多くが未回答かと思います。回答されたものも含めて、質疑応答としてとりまとめて回答してくださると大変助かります。
  • ありがとうございました。
  • ありがとうございました。利用者対応に時間を取られて全部は見られなかったのですが、ためになりました。
  • オンラインでの開催で移動などがなく参加が可能でよかったです。現地開催だと業務の都合等もあり、参加ができないことも多いので、オンライン開催は助かります。また、期間限定でもいいので後日見返すことができると、さらに勉強になるのでよいなと思います。また、パネルディスカッションは各分野の方の意見を聞くことができて面白かったです。
  • オンラインで開催していただきありがとうございました。
  • オンライン開催でないと参加できないので今後もオンラインでの開催を希望します。
  • タイムリーなテーマであり、バランスのよい登壇者、パネラーであって、今後の業務にたいへん役立つものでした。ありがとうございました。
  • タイムリーな話題で大変勉強になりました。
  • とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • どの講演者の方のお話もとても勉強になりました。「データには著作権が生じない」「無体物であるデータ自体には所有権も生じない」「データベースの著作物や編集著作物として著作権で保護される可能性はある」「著作権法が認める引用と研究倫理としての引用は別物」「アイディアは著作権法で保護されないが、アイディアの盗用は研究不正になる」など、法的な規制と研究倫理による規範がある部分では重なり、ある部分では異なるため、研究者や図書館員の認識に混乱が生まれているように感じます。本セミナーでの議論を、単なる議事録としてではなく、専門家の監修付きで解説記事としてまとめていただけますと、大変ありがたいです。
  • パネルディスカッションは面白かった。OA、オープンデータと言っても、欧米の後追いをしている日本にとって、どうするのが合理的な道筋なのか、後追いだからこそ最短距離を行けるかもしれないが、いろいろ話を聞くと、そう簡単にはいかないようだ。やはり最優先は研究者に気持ちよく取り組んでもらうことではないか。そして、今回一番の驚きは、高校でCCライセンスを教えているということだった。
  • パネルディスカッションで、様々な立場からのご意見が伺えて非常に勉強になりました。同じ図書館員として、山形様の視点が非常に参考になりました。ありがとうございました。
  • パネルディスカッションの時間も大事だが、もう少し質疑応答に時間を割いてほしかったです。
  • ふだんの業務でライセンスについて触れることがあまりないため、どのように関わっていけば良いのかイメージがつかめずにいたが、今回のセミナーで国の方針や海外の動向、出版社の見解なども知ることができ、まだまだ不勉強ながらも有意義だったと感じた。初心者がどのように勉強していけばよいかについても言及があったので参考にさせていただこうと思う。
  • ライセンスの詳細について知ることができ、有益でした。今回のセミナータイトルを見て、出版社による制約(エンバーゴ等)もクリアされつつあるのかもしれないと思ったのですが、出版社の方の発表を聞くと従来のままで、難しい問題だと感じました。パネルディスカッションも、講演部分の理解を補ったり深めたりするのに有益でした。企画していただき、ありがとうございました。
  • 引き続き、セミナーを開催いただけることを希望いたします。業務上、大変参考になり、有難く感じております。
  • 開催お疲れさまでした。今年度より大学図書館に着任し、今後も知識をどんどん蓄えなくてはと学びの意欲を搔き立てられた大変興味深いセミナーでした。まだまだ分からないことばかりで、こんな事を知りたいの手前ですがまたセミナー開催の折は参加させていただきたいです。
  • 各講演の時間が短かったので集中しやすくありがたかったです。また、図書館関係者、出版社など様々な立場からのお話が聞けて参考になりました。中には講演の情報量が多くて再度じっくり聴きたいものもあったので、後日動画公開していただけるとありがたいです。ご講演いただいた講師のみなさま、企画いただいたみなさま、ありがとうございました。
  • 学問分野によりかなり異なる意見があると思われ、法学部門について伺えたのは有意義でした。「日本語で完結する分野」というような発言もありましたが、具体的な違いについても伺えたらと思いました。
  • 貴重なセミナーをご企画くださり、本当にありがとうございました。大変参考になりました。
  • 競争的研究費制度における即時OAの話題が出てから、OA投稿について注目がされるようになりました。しかし、電子ジャーナルの購読契約は図書館、論文投稿は研究支援部門でわかれて遂行してきたこともあり、この点の調整苦慮している現状です。即時OAについて、今後も情報フォローをいただけましたら幸いです。
  • 権利の問題は、曖昧な点や誤解していた点があり、大変勉強になりました。回答が気になる質問が多くあったので、ぜひ後日回答を公開していただければ幸いです。
  • 国内外の様々な分野の方の話を聞くことができ、とても勉強になりました。恥ずかしながら、業務上まだ直面したことのない課題ではありますが、日本や世界でどのような動きがあるのか、また、実務として携わることになった場合、どう扱っていけばいいのかを考えるきっかけとなりました。
  • ありがとうございました。
  • 今回の登壇者の方々はみなさま、優しい言葉でご説明くださって、非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。また、クリエイティブ・コモンズの解釈について、きちんとディスカッションしてくださったのも、とてもよかったです。
  • 今回は特に気づきの多いセミナーでした。企画スタッフの方々、登壇者の方々、ありがとうございました。
  • 質問に対する回答がすべてなされたわけではなかったので後日回答の上公開してほしい。
  • 出演者が略語を多用しすぎて、知識・経験の浅い方は話している内容が良くわからなかったと思います。
  • 出版社側からもディスカッションへの参加があればよりよかったと思います。
  • 盛りだくさんの内容で一部理解が追い付かない部分もありましたが、立場の違う講師の方々お話、パネルディスカッションでの様々なご意見などを聴くことができ大変勉強になりました。またほかの参加者からのSlido質問も多くの気付きがありました。後日アーカイブ動画、回答の公開などお待ちしております。ありがとうございました。
  • 全体の時間が長いと感じました。2時間から3時間で終わるように設定いただけるとありがたいです。
  • 即時OA対応で著作権に関する相談が増加することが見込まれているので、復習と最新事例に基づくアップデートができて大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 大変ためになりました。ありがとうございました。
  • 大変よくわかりました。過去の知識だけでしたので、情報のキャッチアップに役立ちます。
  • 大変興味深く、また勉強になりました。たくさんの質問がSlidoにあり、回答が間に合わなかったものもあると思うので後日別で回答も出していただけると助かります。
  • また、再度見返したいのでアーカイブ公開もお待ちしております。
  • 大変勉強になりました。
  • 大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 大変勉強になる内容でした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  • 知らない知識を補えた半面、講演者が知ってることを前提としたことが少々敷居が高いように感じた。
  • 知りたかったことが聞けてとても良い企画でした。ただ、2時間くらいに短くしていただけると視聴しやすいです。ありがとうございました。
  • 登壇者にバラエティがあってよかったです。
  • 内容が盛りだくさんでしたが、スムーズな進行で大変聴講しやすかったです。ありがとうございました。
  • 非常に勉強になりました。ありがとうございました。
  • 分野毎に対応が異なるとの事で、具体例などもう少し説明があれば良かったと思います。
  • 米国の状況などを知ることができ参考になりました。全体としてものすごいボリュームだったと思います。
  • 勉強させていただきました。ありがとうございました。
  • 勉強になりました。ありがとうございました。
  • 法学系は紀要がない、というのは歴史的事実認識が間違えている。法学雑誌(ジュリ、論叢)は東大法学会の紀要が出版社発行になったもの。「国語と国文学」「国文学=解釈と鑑賞」「國文学解釈と教材の研究」の3誌も東大国文学会の紀要から始まった雑誌で、岡崎義江達が歴史社会学派や日本文学協会の包囲網として組織化したオルグ雑誌の側面を持っている。一文学部を頂点におく大学ヒエラルキーの中で紀要を自学から出版できる体力と研究力があることが一流大学のステータスとされた時代が明治時代にはあり、これらが「五大法律学校」の名称を残しているゆえんでもある。書誌学を源流とする図書館界や図書館情報学の世界で、歴史修正主義的な事実の捻じ曲げはあってはならないことである。
  • 様々なステークホルダーの意見が聞けて有意義でした。また、CCライセンスについてしっかり学ぶ機会がこれまであまりなかったので参考になりました。長丁場の開催お疲れさまでした。
  • 様々な立場のかたの意見が聞けたことで、現状について理解が進んだと感じました。
  【大学/研究者】
   
  • 最後のパネルディスカッションにおいて、ライセンスの問題、学会の考え、分野による違い、出版者の視点、など、多様な属性のパネリストによる様々な視点・観点が出て大変面白かった。具体的な施策や行動に落とすにはまだしばらく議論が必要だと考えられるが、方策が固まっていない段階で、オープンに様々な話ができる場があるのが良いと思う。
  【大学/URA】
   
  • いつも参考にさせていただいています。資料や動画の公開がありがたいです。
  【大学/その他】
   
  • 毎回タイムリーな題材を扱って頂き、ありがとうございます。
  【企業/図書館関係】
   
  • (渡辺智暁先生へ)クリエイティブ・コモンズのFAQへの追加のお願いがあります。「企業の社員が勤務時間中にCC BY NCのOA論文を(研究、開発、企画などの参考にする目的で)閲覧してもよいですか?」
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 日本におけるオープンアクセスの義務化の主旨が、Green OAである点、非常に残念に思っています。今回鈴木さんが「出版社に無料のOA化を強いる必要はないのでは」「必要であればOA費を支払うことも大事」といったコメントをされていたのは、利己的でなく、公正なコメントでよかったです。学術出版社が、単に営利目的のみで価格を高騰させているという見方は一方的に思えます。出版社側で行っている利便性の向上や研究者に還元されるような仕組みの構築、セキュリティ対策や、Paper Millsをはじめとしたあらゆる不正への対応なども含め、コスト増や将来的な投資をカバーするための収益も必要です。また、OA費や広告収入で出版費を賄うというビジネスモデルは、採択率が低いジャーナルであればあるほど、却下される大半の論文で費やされる経費を、主に採択論文から回収するのであればやはりOA費の高騰にも理由があります。各ジャーナルの質を低下させない不断の企業努力があります。公費で行った研究は無償で閲覧できるようにするという目的は大切なことですが、既存の学術出版社が行っている/行ってきた企業をまたいだ活動(COPEやCrossRefなど)も尊重する必要があると思います。また、あまり議論されないように思いますが、プレプリントや機関リポジトリなど、同じ(ような)論文が複数存在することを一般の利用者は理解できるでしょうか。それぞれにDOIが付与され、Usageや引用もきちんと整備されるのでしょうか。最近では、Read and Publish契約も利用できるようになった半面、このような複雑な仕組みを各研究者が個々に理解して論文を出版することは、研究者側の負担に思えてなりません。機関リポジトリへの対応も研究者の負担増の一つでしかないように思えます(研究者も論文の複数バージョンへの理解やEmbargoの理解は低い現状です)。最近は、研究者側の様々な要因が重なった負担増による疲弊を感じます。その点も考慮した活動をSPARC Japanに期待したいです。また、今回のご講演では、CC-BYとCC-BY-NC、CC-BY-NDの見解を拝聴できたのは参考になりました。業界からか、CC-BY-NCは製薬企業などの明らかな商業利用については、必要な著作権使用料は回収するという理解でしたが、Creative Commonsの渡辺さんが、そういう理解ではなかったので、自分の理解が誤っていたのを知りました。
  【その他/図書館関係】
   
  • 初心者のため難しく感じるところもありましたが、聴講できてよかったです。
  • とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 進行や内容,全てが整っていて運営にかかわった皆様,登壇者の皆様に御礼申し上げます。
  【その他/研究者】
   
  • 制度面からと、研究者倫理や常識の両方から議論がされ大変勉強になった。
  • 非常に興味深い内容でした。内閣府の方の利用者の視点に立ってという立場に感銘を受けました。それ以外の方は自身や組織の立場からの発言に聞こえてしまいました。
  【その他/その他】
   
  • テーマにもよりますが、今後もセミナー等に参加したいと考えています。
  • パネルディスカッションの時間が長くてよかった。
  • リポジトリに関連する業務に携わるようになりまだ数ヶ月なので難しい内容もありましたがとてもためになりました。聴講できなかった部分は動画を視聴したいと思います。これから勉強するにはというパネルディスカッションでのご質問への答えを参考に、学んでいきたいと強く思いました。ありがとうございました。
  • 資料の事前提供が良い。
  • 著作権・ライセンスに関して様々な視点でのご意見を拝聴でき、また、即時OAに関する政策動向についても最新情報を得る良い機会となりました。

最終更新日:2024年04月17日