イベント情報
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2019年(令和元年度)
2019年度SPARC Japanセミナー年間予定表

第1回 SPARC Japan セミナー2019
「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~実践に向けて~」

日時

2019年10月24日(木)13:30-17:00

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場所

国立情報学研究所  12階 1208・1210会議室

10/4(金) 15時より 申込受付を開始しました。
本セミナーはOpen Access Weekに合わせた企画です。Open Access Weekサイト上のイベント紹介もご覧ください。
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更新記録

講師紹介講演要旨を更新しました。(2019/10/11)
・フライヤーとプログラムを更新し,一部の講師紹介講演要旨を公開しました。(2019/10/11)
・フライヤーとプログラムを更新しました。(2019/10/08)
参加申込受付を開始しました。(2019/10/04)
・フライヤーを公開しました。(2019/10/04)
・ウェブページを公開しました。(2019/10/01)

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アウトライン

【概要】

 

近年、オープンサイエンスの推進が分野を問わず学術界全体に求められており、人文社会系分野においても今後ますますオープン化を巡る動きが重要になってくると考えられます。当セミナーではこれまでも人文社会系分野に注目したセミナーを実施してきましたが、今年度は実践的かつオープンな研究活動が既に展開されている取組に注目しました。

 

今回のセミナーでは、言語学分野における基盤データの構築とそれを用いた研究活動振興等の実績がある国立国語研究所の取組と、研究者と市民が協働し新たな研究データ作成や研究基盤の構築を目指す市民科学の実践事例として「みんなで翻刻」の取組を、それぞれご講演いただきます。そして、研究者によるデータ構築と市民科学との間を繋ぐ媒介者としての役割を担いうるURA(リサーチ・アドミニストレーター)の取組についても論じていただきます。

これらの報告から、人文社会系分野のオープンサイエンスを幅広く安定的に展開していくための情報共有を試みます。また、オープンサイエンスと言うと研究者のものと思われがちな面もありますが、図書館職員や大学職員、出版関係者など多くの関係者が、それぞれの立場から「オープンサイエンスの実践」について具体的に考えられるような検討を行っていきます。

【参加対象者】
図書館員,研究者,URA,学術出版職にある方々

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プログラム
司会: 中村 美里 (東京大学附属図書館)

時間

内容

講師

13:30-13:35

開会挨拶

鈴木 親彦
(国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ 共同利用センター)

13:35-14:15

国立国語研究所の言語資源とオープンデータ

小木曽 智信
(国立国語研究所)

14:15-14:55

「みんなで翻刻」にみる歴史地震研究への非専門家の参加

加納 靖之
(東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構)

14:55-15:35

オープンサイエンス的市民協働のために大学ができること

小野 英理
(京都大学情報環境機構 IT企画室)

15:35-15:55

休憩

15:55-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
鈴木 親彦
(国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ 共同利用センター) 

【パネリスト】
小木曽 智信
(国立国語研究所)

加納 靖之
(東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構)

小野 英理
(京都大学情報環境機構 IT企画室)

中村 美里
(東京大学附属図書館)

16:55-17:00

閉会挨拶

武田 英明
(国立情報学研究所)

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参加費
無料
参加申込
10/4(金) 15時より 申込受付を開始しました。

下記「お申し込み」ボタンからお申し込みください(別サイトにとびます)。
申込完了後,受付票がメールで送信されますので,当日ご持参ください。

  

※申込後,数日経っても返信が届かない場合や,キャンセルをご希望の場合は下記へお問い合わせください。
※ご連絡いただいた個人情報は,国立情報学研究所主催イベント等のご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

申込期限: 2019年10月21日(月)

定員: 70名

  •   動画中継を行う予定です。詳細は当日までに,Webサイトにてお知らせします。
     なお会場の通信環境によっては,中継中断の可能性もございますのでご了承ください。
  •   動画中継をご利用の場合はお申し込みの必要はございません。
  •   会場の都合により,申込期限より前に受付を締め切る場合がございますのでご了承ください。
  •   締め切り後に参加ご希望の方は,恐縮ですが当日の動画中継をご利用いただくともに,終了後に当サイトで公開する資料等をご参照ください。

お問い合わせ先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

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講師紹介

◇小木曽 智信  (国立国語研究所 言語変化研究領域 教授)

東京大学大学院人文科学研究科修士課程終了、博士課程単位取得満期退学。奈良先端科学技術大学情報科学研究科修了、博士(工学)。明海大学講師、独立行政法人国立国語研究所研究開発部門研究員等を経て、2017年より現職。日本語学会評議員。専門は日本語学(国語学)、コーパス言語学、自然言語処理。バックグラウンドは日本語の歴史の研究で、コーパスを活用した研究を行っている。国立国語研究所でコーパスの開発に携わり、在職中に奈良先端科学技術大学院大学で自然言語処理を専攻。現在は日本語の通時的な研究を可能にする「日本語歴史コーパス」の構築プロジェクトのリーダーを努める。

◇加納 靖之  (東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構 准教授)

東京大学地震研究所・地震火山史料連携研究機構准教授。京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)。京都大学大学院理学研究科21世紀COE研究員、京都大学防災研究所助教を経て、2018年7月より現職。主な研究テーマは歴史地震や歴史災害。近著に『京都の災害をめぐる』(小さ子社刊。大邑潤三氏との共著)。ツイッター@KanoYasuyuki。

◇小野 英理  (京都大学情報環境機構 IT企画室 特定講師)

霊長類研究の傍ら、ウェブサイト等のデザイン制作を経験。2015年より京都大学次世代研究創成ユニットの研究支援職(URA)に着任し、若手研究者を対象にした支援を行う。2016年よりKYOTOオープンサイエンス勉強会を主催し、市民参加型研究プロジェクトの調査等を実施。2018年より現職。Webを通じた情報発信の実務やその体制構築を進める一方で、科研費研究計画調書を題材にした学術情報のデザインに関する講演を行う。博士(理学)。
        

◇鈴木 親彦  (国立情報学研究所 / データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター 特任研究員)

2019年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。
情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)および国立情報学研究所(兼務)特任研究員。美術史学・文化資源学・人文情報学を修め,東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学後,2017年より現職。研究対象は情報学の成果およびオープンデータの人文学への応用。現在は特にIIIF画像の活用に重点を置いている。
     https://researchmap.jp/chsuzuki/

◇中村 美里  (東京大学附属図書館 専門職員)

東京大学附属図書館 総務課専門職員(企画渉外担当)。2017年4月より現職。附属図書館の総務的な業務のほか,図書館のデジタルアーカイブ構築にも携わっている。

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講演要旨

◆国立国語研究所の言語資源とオープンデータ

   (小木曽 智信)

国立国語研究所では、コーパスや電子化辞書、言語地図や方言の調査データや音源などさまざまな言語資源を自ら構築し、保有し、公開している。オープンサイエンスの潮流の中で、これからの国語研では、これらの資源をオープンデータとして公開し、研究者のみならず広く一般に利用できるようにすることを計画している。しかし、コーパス等の言語資源のオープン化にはいくつかの課題がある。その一つは、自己収入の確保の観点から、安易にコーパスをオープン化することができないことである。コーパスは高いコストを払って内製したものであり、かつIT企業からの強い需要があるデータである。今日研究機関に求められる自己収入の確保や、研究機関の存在意義にもつながる内製データの保持ということと、研究資源をオープンデータとして広く公開することの間でどのようにバランスを取るべきなのか。国語研の取り組みの現状を紹介するとともに、問題提起としたい。

◆「みんなで翻刻」にみる歴史地震研究への非専門家の参加

   (加納 靖之)

市民参加型のオンライン史料解読プロジェクトである「みんなで翻刻」(https://honkoku.org/)は2017年1月のリリース以来,5000人を越える参加者を得て,東京大学地震研究所が所蔵する史料のうちデジタル公開されているもののほとんどを翻刻するなどの成果を挙げている。2019年7月にはシステムを更新し,さらに多様な史料の解読により気軽に参加できるようになっている。「みんなで翻刻」には,学習や楽しみをベースとしたシステム設計など,参加と継続のためのさまざまな仕組みが施されている。これらを紹介しながら,歴史地震研究への非専門家の参加について考察する。

◆オープンサイエンス的市民協働のために大学ができること

   (小野 英理)

オープンアクセスやオープンデータなどの学術情報基盤の変容に見られるようなオープンサイエンスが進展する現在、様々な市民参加型研究プロジェクトが行われている。米国では複数のプロジェクトを包括するオンラインプラットフォームが作られ、環境面で比較的整備が進んでいる一方、日本では研究者の個人的努力に委ねられることが多い。本発表では、日本における市民参加型研究プロジェクトを進める場合に、大学組織としてどのような方策をとり得るのか私論を交えて述べる。特にURA、博物館、図書館、といった研究環境を整備・支援するプレーヤーの役割について考えたい。

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最終更新日:2019年10月15日