イベント / EVENT

図書館総合展2021

図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、"図書館の今後"について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です。当日会場では、図書館にまつわる様々なフォーラムやプレゼンテーション、多様な団体によるポスターセッション、そして企業による最新の技術や動向が伺えるブース出展など、様々な企画が行われます。

当研究所も出展いたしますので、図書館関係企業、図書館職員の皆様はもちろんのこと、学生や一般の方々のご参加を心よりお待ちしております。
日時

会期:11月1日(月)~11月30日(火)

会場

オンライン

ハッシュタグ

Twitterハッシュタグは「#niiLF2021」です。感想や疑問・質問など、皆様のご意見をお寄せください。

NIIブース出展内容

NIIサービス A to Z!
「オープンサイエンス研究データ基盤」

国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学問分野での「未来価値創成」を目指すわが国唯一の学術総合研究所として、ネットワーク、ソフトウェア、コンテンツなどの情報関連分野の研究開発を総合的に推進しています。

また大学共同利用機関として、学術コミュニティ全体の研究・教育活動のための学術情報基盤の構築を進めるとともに、全国の大学・研究機関や民間企業等との様々な連携・協力を重視した運営を行っています。

学術コンテンツに関しては、学術コミュニティに不可欠なコンテンツを大学などとの密接な連携により形成・確保し、付加価値をつけて広く発信するための情報基盤の構築を進めています。

国立情報学研究所の展示ブースでは、フォーラムテーマの内容を中心に、大学図書館を取り巻くサービスについて紹介します。

ブースコアタイム

オンライン上にバーチャルブースをご用意します。
事前予約・事前登録は不要です。

以下の時間帯をNIIコアタイムとし、説明員がブース内に常駐します。

  • 11月9日(火) 11:15~12:15 / 15:45~16:45
  • 11月10日(水) 12:15~13:15 / 17:15~18:15
ブースプレゼン

ブースプレゼン動画は、国立情報学研究所が開発した音声合成ビデオ作成システムを用いて作成いたしました。
このツールは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しています。
https://github.com/RCOSDP/GakuNinLMS-M-CMS/wiki


「学認LMS機関管理者向け機能のご紹介」

学認LMSは、高等教育機関共通の教育コンテンツと、機関ごとに学習者を管理できる様々な機関管理者向け機能を提供する学習管理システムである。現在は、研究データ管理講座と情報セキュリティ講座を提供している。研究データ管理講座を修了すると、国立情報学研究所教育研修事業「研究データ管理セルフラーニング教材」の修了証書が取得できる。学認LMSでは、受講者が教材を学習するだけでなく、機関の管理者が自機関の受講者がどのように学習しているかという履歴を取得可能である等、様々な機関管理者向け機能を用意している。このブースプレゼンでは、7つの機能について紹介する。

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「次期JAIRO Cloud (WEKO3) 最新アップデート!」

NIIとJPCOAR(オープンアクセスリポジトリ推進協会)で共同運営するリポジトリシステムJAIRO Cloudは、現行システム(WEKO2)から次期システム(WEKO3)への移行を進めている。2020年度末に一部の機関を対象とした先行移行・先行環境提供を行い、実際の運用が始まっている。その他の利用機関についても、2021年度後半の本番移行が予定されている。本番移行開始に先立ち、次期JAIRO Cloud(WEKO3)の機能・移行等について、最新の情報を紹介する。

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「新検索基盤CiNii Researchのご紹介」

国立情報学研究所では2021年4月より、CiNii Research(サイニィリサーチ)と呼ばれる新しい検索サービスの提供を開始した。この基盤では既存のサービスで提供されていた論文、書誌、研究プロジェクト、研究データ等を一括検索することができる。CiNii Researchが他の学術情報検索サービスと違う部分は、内部で論文や書誌、研究データ、そして研究助成情報の関係性を紐づけて、リッチな「関係性情報」を提供していることである。これは各エンティティ(データ一つ一つの実体)が有する「引用関係」や「著作関係」、「成果物関係」を、内部でその指し示すデータに繋ぎ合わせ、検索結果に表示させるというものである。今後はCiNii Articlesとの統合も予定しており、多彩な学術情報発見に利用できる検索基盤としての機能を紹介する。

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学認LMSの利用申込個別相談

学認LMSの利用申込方法について、事前予約制で個別相談を受け付ける。
学認LMS利用開始に伴う申込方法や手続きについての相談に学認LMS事務局が対応する。
利用を検討する中で疑問点・不明点などをお持ちの担当者の方に是非ご参加頂きたい。

    日時(入替時間も含めて1枠30分)
  • 11/8(月)・・・10:00-12:00、13:00-17:00
  • 11/9(火)・・・10:00-12:00、13:00-17:00
  • 11/10(水)・・・10:00-12:00、13:00-17:00
  • 11/11(木)・・・10:00-12:00、13:00-17:00

参加希望の方は、下記フォームから事前に申込をお願いします(締切:10/31(日))。
※申込状況によって上記日時前に申込を締め切る場合があります。

申込は終了しました

NIIフォーラム内容

機関リポジトリからみた管理・検索基盤

日時

11月9日(火)10:00-11:00

  • 参加無料、要申し込み
登壇者
  • 司会/講師:河合 将志(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
  • 講師:林 正治(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
  • 講師:尾城 孝一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
  • 講師:前田 隼(北海道大学附属図書館調査研究室)
概要

学術情報基盤としては、機関リポジトリ(公開基盤)の他にもGakuNin RDMのような管理基盤やCiNiiのような検索基盤があるが、学術情報の流通を促すための基盤連携が十分になされているとはいいがたい現状にある。そこで本フォーラムでは、機関リポジトリの観点から基盤連携の在り方について考究し、参加者とともに議論する。

  • 10:05-10:15
    機関リポジトリの問題点
    講師:尾城 孝一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    資料| 映像
  • 10:15-10:25
    機関リポジトリの将来像
    講師:林 正治(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    資料| 映像
  • 10:25-10:35
    機関リポジトリ・CiNii・GakuNinRDM
    ~マッシュアップで描く近未来~
    講師:前田 隼(北海道大学附属図書館調査研究室)
    資料| 映像
  • 10:35-10:45
    機関リポジトリからみた検索基盤
    講師:河合 将志(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    資料| 映像
  • 10:45-11:00
    質疑応答
    資料

学術情報を見つける、集める、使ってみる

日時

11月9日(火)14:00-15:30

  • 入場無料、要申し込み
登壇者
  • 司会:阪口 幸治(国立情報学研究所学術基盤推進部)
  • 講師:山形 知実(北海道大学附属図書館)
  • 講師:関野 樹(国際日本文化研究センター総合情報発信室)
  • 講師:八塚 茂(科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター)
  • 講師:大波 純一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
概要

アカデミアで利用される学術情報は、書誌情報にとどまらず論文や技術文書、近年では研究データなど、対象範囲が拡大しつつある。大学や研究機関では、このような学術情報を適切に発見し、利用するための基盤が整備されつつある。例えば国立情報学研究所ではCiNii Researchがこのような発見のための統合検索基盤として公開されている。本セッションではこのような学術情報を「見つける」ことのできる基盤からの情報提供と、実際に利用者が「集める」、「使ってみる」ことができるフローについて意見を交換し、「良い学術情報のディスカバリー」とはどうあるべきか、議論を深める場とする。

  • 14:00
    開会挨拶
    講師:阪口 幸治(国立情報学研究所学術基盤推進部)
    | 映像
  • 14:00-14:15
    CiNiiを通じた学術情報の発見と利用
    講師:大波 純一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    資料| 映像
  • 14:15-14:30
    人文情報における課題と未来
    講師:関野 樹(国際日本文化研究センター総合情報発信室)
    資料| 映像
  • 14:30-14:45
    バイオサイエンスにおけるデータ発見
    講師:八塚 茂(科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター)
    資料| 映像
  • 14:45-15:00
    大学図書館における知識発見
    講師:山形 知実(北海道大学附属図書館)
    資料| 映像
  • 15:00-15:15 ディスカッション
    司会:大波 純一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    講師:関野 樹(国際日本文化研究センター総合情報発信室)
    講師:八塚 茂(科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター)
    講師:山形 知実(北海道大学附属図書館)
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  • 15:15-15:30
    質疑応答
    資料| 映像

学術機関による研究データのキュレーションサービスを考えよう

日時

11月10日(水)10:30-12:00

登壇者
  • 司会:南山 泰之(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
  • 講師:小林 紀郎(理化学研究所情報統合本部 基盤研究開発部門 データ知識化開発ユニット)
  • 講師:茂出木 理子(東京工業大学)
  • 講師:田中 幸恵(名古屋大学生命農学図書室)
概要

研究データを長期的に管理し再利用に供するためには、適切に研究データをマネジメントするためのデータポリシー策定だけではなく、ポリシーを実現するための適切なデータキュレーションが必要となる。国内においては、機関におけるデータポリシー策定に関する議論が先行しつつあるものの、機関リポジトリで研究データをどのようにキュレーションするのか、議論の蓄積が見られない。このような問題意識のもと、本セッションでは機関リポジトリを用いたデータキュレーションの実践に向けて、論文の根拠データ公開を中心にいくつかの事例を紹介する。さらに、機関リポジトリ担当者が機関内に向けて示すべき、研究データを扱うために必要な情報の収集・公開指針について議論する。

  • 10:30-10:35
    趣旨説明
    講師:南山 泰之(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
    資料| 映像
  • 10:35-10:50
    オープンサイエンスを推進する研究データの知識化開発研究
    講師:小林 紀郎(理化学研究所情報統合本部 基盤研究開発部門 データ知識化開発ユニット)
    資料| 映像
  • 10:50-11:05
    「研究データポリシー, 実施方針」策定 東京工業大学爆走の375日の舞台裏を語る。図書館総合展2021 ver.
    講師:茂出木 理子(東京工業大学)
    資料| 映像
  • 11:05-11:20
    ポリシーのその先へ!〜名古屋大学附属図書館の取り組み〜
    講師:田中 幸恵(名古屋大学生命農学図書室)
    資料| 映像
  • 11:20-12:00
    質疑応答
    資料| 映像

これからの学術情報コミュニティ ~ワークショップ『みんなで考えよう!これからのリソースシェアリング』~

日時

11月10日(水)14:00-17:00

      • 入場無料、要申し込み
登壇者
      • 司会:村上 遥(国立情報学研究所学術基盤推進部)
      • 講師:小山 憲司(中央大学文学部、これからの学術情報システム構築検討委員会委員長)
      • 講師:相原 雪乃(名古屋大学附属図書館、システムモデル検討作業部会主査)
      • 講師:飯野 勝則(佛教大学図書館、システムワークフロー検討作業部会主査)
      • 講師:吉田 幸苗(国立情報学研究所学術基盤推進部)
      • 講師:片岡 真(国立情報学研究所学術基盤推進部)
概要

本トラックでは、これからの学術情報システム構築検討委員会(これから委員会)で提案する「コミュニティ」 ではどんな活動がなされるのか、イメージしやすくなるようなワークショップを⾏います。
前半では、学術情報流通を⽀えるコミュニティの在り⽅や検証中のシステムに関する、これから委員会の検討状況について発表します。
後半は、⼀般の参加者を募りワークショップを⾏います。ワークショップでは「ILL」を切り口としたディスカッションを⾏い、現状の機能への不満や実現したい機能、今後のシステムへの期待などを、⽇々業務に携わる図書館員としての視点でざっくばらんに話し合い、最後に、それをシステムとして実装した場合のかたちについて、講演者からコメントを⾏い、夢から実現への道筋のイメージを共有したいと思います。
詳細については、本委員会ウェブサイトでお知らせいたします。

      • 14:00-14:10
        これからの学術情報コミュニティ ワークショップみんなで考えよう!これからのリソースシェアリング
        講師:小山 憲司(中央大学文学部、これからの学術情報システム構築検討委員会委員長)
        資料| 映像
      • 14:10-14:20
        目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築 [国立情報学研究所の方針の概要]
        講師:片岡 真(国立情報学研究所学術基盤推進部)
        資料| 映像
      • 14:20-14:35
        システムモデル検討作業部会の検討の概要
        講師:相原 雪乃(名古屋大学附属図書館、システムモデル検討作業部会主査)
        資料| 映像
      • 14:35-14:55
        これからの学術情報システムを考える メタデータと次世代のILL/リソースシェアリング
        講師:飯野 勝則(佛教大学図書館、システムワークフロー検討作業部会主査)
        資料| 映像
      • 14:55-15:00
        質疑応答
        資料| 映像
      • 15:10-16:50
        ワークショップ「みんなで考えよう!これからのリソースシェアリング」
        司会:村上 遥(国立情報学研究所学術基盤推進部)
        講師:小山 憲司(中央大学文学部、これからの学術情報システム構築検討委員会委員長)
        講師:片岡 真(国立情報学研究所学術基盤推進部)
        講師:相原 雪乃(名古屋大学附属図書館、システムモデル検討作業部会主査)
        講師:飯野 勝則(佛教大学図書館、システムワークフロー検討作業部会主査)
        一般参加者
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      • 16:50-17:00
        閉会挨拶
        閉会挨拶 講師:吉田 幸苗(国立情報学研究所学術基盤推進部)
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お問い合わせ

国立情報学研究所の出展内容に関して

国立情報学研究所 広報チーム
libraryfair[at]nii.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください
TEL: 03-4212-2138

図書館総合展に関して

図書館総合展運営委員会事務局
第23回図書館総合展 http://www.libraryfair.jp/

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