イベント / EVENT
平成26年度 研究報告会
平成26年度研究報告会「社会システム・サービス最適化のためのサイバーフィジカルIT統合基盤の研究―ソーシャルCPSの実現に向けて:社会サービスを変革する情報技術の応用」
開催趣旨
フィジカル世界(実社会)をサイバー空間に抽象化して社会の様々なリソースの状況把握や管理を行い、それにもとづく社会活動の効率化や人々の満足度の最大化といった社会サービス変革をめざしたサイバーフィジカルシステム(CPS)をソーシャルCPSと名付け、システム実装の研究開発を平成24年から進めています。これは実社会を感知する様々なセンサーとデータ収集のためのネットワーク、収集したデータの管理基盤と分析サービス処理基盤、そして実世界へフィードバックするアクチュエータまでを連携したIT統合基盤であり、今後の社会のオペレーションのための情報基盤と位置づけられます。
本プロジェクト「社会システム・サービス最適化のためのサイバーフィジカルIT統合基盤の研究」【略称:CPS IIP(Integrated IT Platform) プロジェクト】は、この分野の研究開発を国内でリードする国立情報学研究所、北海道大学、大阪大学、九州大学が連携して推進しています。今回の報告会では、平成26年春の中間表を経て、今後2年間に亘り研究成果の統合と実証実験を進める計画を中心に、平成26年度全体の活動報告を行います。
主催
国立情報学研究所
共催
北海道大学知識メディア・ラボラトリー、大阪大学、九州大学
開催日時
平成27年3月17日(火)10:00-17:30
プログラム
司会:今井和雄(NII)
10:00-10:15 | 開会挨拶 安達 淳 研究代表(NII) 来賓挨拶 榎本 剛 文部科学省研究振興局参事官(情報担当) |
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10:15-10:30 | プロジェクト全体概要と中間評価を受けて "The Project outline and Mid-term Project Evaluation Results" 安達 淳(NII) |
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10:30--12:00 | 【基盤技術1】CPSプラットフォーム技術 モデレータ 東野輝夫(阪大) 1) 伊都キャンパス内パーベイシブセンサーネットワーク "Pervasive Sensor Networks at Kyushu University Ito Campus" 高 靖(九大) 2) スマートフォンを用いた地下街での避難支援の一手法 "An Evacuation Guidance System using Smartphones Flash light in Underground Area" ○川井 明、下條真司(阪大) 3) 大規模CPSデータの蓄積・検索システム "A Data Storage and Search System for Large CPS Data" ○ 高須淳宏 (NII)、川勝孝也(東大)、Le Hong Van(総研大)、安達 淳 (NII) 4) ソーシャルメディアからのリアルタイムな言語横断情報抽出に向けて "Toward Real-time Cross-lingual Information Extraction from Social Media" 白川真澄 (阪大) 5) CPSプラットフォームにおける交通ビッグデータ処理:圧縮・格納・検索・マイニング "Massive Data Processing in Cyber-Physical Systems Platform: Compression, Storage, Search, and Mining" ○有村 博紀、喜田 拓也(北大)、宇野 毅明(NII)、定兼 邦彦(東大)、高須 淳宏(NII) |
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12:00-13:00 | 昼休み | |
13:00-14:00 | 【基盤技術2】CPSサービス処理技術 モデレータ 谷口倫一郎(九大) 1) 行動履歴および電力データの3次元可視化 "3D Visualization of Personal Activities and Power Utilization" 赤瀬 龍也 (九大) 2) ソーシャルセンシングによる道路環境状況把握 "Collecting Microscopic Roadside Phenomena by Crowdsourced Social Sensing" ○相原健郎 (NII)、猪村 元(北大) 3) プローブカーデータ分析による交通異常検出・可視化 "Traffic Incident Detection and Visualization using Probe Car Data Analysis" ○高須淳宏 (NII)、木下 僚(東大)、安達 淳(NII) 4) 冬期の札幌市における幹線道路の交通渋滞に関する要因とその定量的評価 "Comprehensive Analysis of Traffic Congestion on Arterial Roads in Sapporo during Winter." 萩原亨(北大) |
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14:00-15:00 | Keynote Speech "Co-creative Companions for Competence Building in Cyber-Physical Environments" Dr. Andreas Dengel, DFKI GmbH, Kaiserslautern, Germany ※英語での講演です 詳細を見る Bio:
In 1993, he became a Professor at the Computer Science Department of the University of Kaiserslautern. Since 2009 he is appointed Professor (Kyakuin) at the Department of Computer Science and Information Systems at the Osaka Prefecture University. In 2014 he became an Innovation Advisor for the Center for Co-Evolutional Social Systems at Kyushu University. He received his Diploma in CS from the University of Kaiserslautern and his PhD from the University of Stuttgart. He also worked at IBM, Siemens, and Xerox Parc. Andreas is member of several international advisory boards, chaired major international conferences, and founded several successful start-up companies. His latest spin-off received the Cebit Innovation Award. Moreover, he is co-editor of international computer science journals and has written or edited 11 books. He is author of more than 240 peer-reviewed scientific publications and supervised more than 170 PhD and master theses. Andreas is a IAPR Fellow and received prominent international awards. His main scientific emphasis is in the areas of Knowledge Management, Semantic Technologies, Document Understanding, Information Retrieval, Multimedia Mining, and Social Media. Abstract: The momentum of the modern world increasingly requires more and more a rapid and situational learning of new skills. Due to the growing information intensity, the adoption of competences progressively replaces factual knowledge. In order to enhance performance and productivity, computers act as learning partners supporting our individual handling of diverse information sources and exploring synergies between large communities. In such a field of tension where cyber-social environments continuously gain diverse technological pushes, new potentials for co-creative systems are emerging, assisting users in understanding, learning, and memorizing. This talk discusses the various factors and presents examples of current research and development that will affect our way of learning in the near future. It is trying to give some answers to the following questions:
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15:00-15:15 | 休憩 | |
15:15-16:45 | 【実証実験】 モデレータ 安達 淳(NII) 全体構想 "The Overall Concept of CPS Demonstration Experiments" 安達 淳 都市のスマート除排雪 "Urban-scale smart snow removal" 札幌市における除排雪サービスの効率化に向けたソーシャルCPSの実証実験:準備 研究の成果と実証実験計画 "Demonstration experiment of our social CPS for improving the efficiency of the urban-scale snow removal service in Sapporo: Our preliminary research outcomes and demonstration experiment plan." 田中 譲、Jonas Sjobergh(北大) 人間中心のエネルギー利用効率化に向けて "Toward Human-Centric Energy Efficient System" 下田 吉之(阪大)、谷口倫一郎(九大) 個人行動と電力消費の解析 "Analysis of Person Behavior and Power Consumption" 五十嵐 正樹 (九大) 社会システム最適化のためのヒューマンセンシング技術と活用事例 "Human Sensing Technologies and Applications for Social Infrastructure" 山口弘純 (阪大) |
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16:45-17:30 | パネル(質疑、講評) 「ソーシャルCPSと実証実験でめざすもの」 "What We Aim to Accomplish in Social CPS Studies and Demonstration Experiments" パネリスト : 安達 淳、田中 譲、東野 輝夫、谷口倫一郎 コメンテータ : Dr. Andreas Dengel モデレータ : 今井和雄 |
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17:30 | 閉会 |
会場
学術総合センター 2階 中会議場
〒101-8430
東京都千代田区一ツ橋2-1-2
アクセス
東京メトロ半蔵門線/ 都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」A9出口、東京メトロ東西線「竹橋」1b出口 各出口より徒歩5分
参加申込(参加費:無料/定員 250名)
このイベントは終了しました。多数ご参加いただきありがとうございました。
お問い合わせ先
国立情報学研究所 サイバーフィジカル情報学国際研究センター
cps-event-office[at]nii.ac.jp
※ [at]を@に置き換えてご送信ください。
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