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イベントのお知らせ

令和元年度(2019) 第1回 産官学連携塾:
「光とカメラの情報学」

光とカメラの情報学

 私たちが見ている世界は、光と環境のインタラクションによって成り立っています。画像の認識理解を行うコンピュータビジョンや撮像系に情報処理を組み合わせるコンピュテーショナルフォトグラフィでは、様々な方向や波長の光が被写体と相互作用してカメラで撮影されるまでのふるまいを科学して、物体表面の微細な形状や内部状態を復元・可視化したり、またそれらに適した光学系をデザインするという試みが行われています。今回は、コンピュータビジョンやコンピュテーショナルフォトグラフィの分野の中でも、特に「光の科学」に着目した研究を紹介し、その将来について議論していきます。

日時

2019年12月11日(水)16:00-18:00

会場

国立情報学研究所 12階 1208室(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)

対象

企業・大学研究者

講師
定員

30名

参加費

無料(申込み必要)

Agenda
講演1:フォトメトリックステレオ―複数の陰影画像を利用した形状と材質の復元―

被写体に様々な方向から光を当てることにより生じる陰影のバリエーションから被写体の微細な形状や材質を復元するフォトメトリックステレオ法について解説します。

池畑諭 国立情報学研究所助教

参考資料:
「コンピュータビジョン―広がる要素技術と応用― (未来へつなぐ デジタルシリーズ 37) 」
2018年06月, 共立出版
第5章 フォトメトリックステレオ(執筆担当:池畑 諭)
https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320123571

講演2:光にもとづく内部状態の可視化

内部散乱、吸収/発光といった複雑な光のふるまいの伝搬モデルに着目した物体の解析技術を紹介します。

佐藤いまり 国立情報学研究所教授

講演3:材質分布の可視化に特化したコンピュテーショナルフォトグラフィ

材質分布の可視化というタスクに対し、コンピュータで後処理する前提で光学系とアルゴリズムを構築するコンピュテーショナルフォトグラフィの技術を紹介します。

青砥隆仁 筑波大学図書館情報メディア系研究員・ Optech Innovation 合同会社 代表社員

  • ディスカッション

参加申込み

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お問い合わせ

国立情報学研究所 研究戦略室 ura-staff [at] nii.ac.jp

国立情報学研究所 産官学連携塾
産官学連携塾は、情報学における最先端の研究動向を熟知する講師陣(研究者)と受講者(応用技術者、利用ユーザ等)との質疑応答や交流を通じて、受講者の皆様に、最新技術動向の把握や将来のビジネスチャンスに繋がるヒントなどを得ていただくことを目的にNIIが無料で定期的に開催しているイベントです。

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