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平成30年度 市民講座 SINET特別セッション(1) Q&A

SINET特別セッション(1) 2018年11月30日(金)

IoT放牧管理システムで牛肉生産
-スマートフォンでウシを飼う!?-

講演当日に頂いたご質問への回答(全6件)

※回答が可能な質問のみ掲載しています。

和牛は最後の段階でビタミンをカットして、糖尿病発病ぎりぎりの状態で出荷するとのことですが、放牧でこれを管理できるのでしょうか?

ビタミン制限などしません。放牧では、草からのビタミンを、できだけ摂取してもらい、健康的に育てる予定です。

最後のページの牛「小雪」を耳標で調べたところ、肉になるまでの間が30か月でなく13年あるのですが、大学実験で何か目標があったのでしょうか?

小雪は、肉用牛ではなく、母牛となり、子牛の生産に貢献してくれたということだと思います。

遠隔操作監視のために導入した機器はどの程度のメンテナンスコストがかかるのか?頻度、あるいは専門家の要・不要など、また故障の頻度も知りたい。

呼び寄せて、捕まえて、一定の飼料を与えるシステムは、ほとんどメンテナンスはありません。個体認識システムについて、未だ開発中で時々、システムを修復しています。完成までもう少しです。

個体認識を温度測定(体温)も画像処理(分析)でできるように思います。

個体認識やその他のシステムは、日々進歩しています。現在のトレーサビリティはバーコードとなっています。生まれたときから肉になるまでに偽装などが起こらないようにという政策です。将来的にこのシステムも変わっていくと思っています。回答になっていますでしょうか。

熊本県のあか牛は放牧ですか?

ほとんどは、牛舎の中で飼養しています。しかしながら、私たちの仲間のいくつかのグループが、マイナーですが、阿蘇の高原を借りて放牧肥育をしています。

インターネットで、完全放牧の牛肉が高値で売られています。量が少ないため販売当日にすぐ売り切れます。販売方法を工夫すると、高級レストランで取引してもらいえるのではないでしょうか。牛丼やハンバーガー用ではもったいない様に思います。また、フランスでは産地ごとに草の違いから肉の味や風味が異なるとブランド化しているようですね。今後の日本の放牧産業を楽しみにしています。

ありがとうございます。日本でもそのようなマーケットが構築されることを期待しています。よろしくお願いいたします。

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