【概要】
オープンサイエンスを実現するための基盤として,保管や公開を中心とする研究データの適切な管理は必要不可欠になっています。しかしながら,研究データ管理の必要性が強調される一方で,研究データ管理を「どのように」行うべきなのかに関する情報は極めて乏しいと言わざるを得ません。 こうした現状においては,データの主たる提供者としての研究者だけでなく,データ管理の実務を担うことを期待されている大学等の研究支援職員や図書館職員も「研究データを管理しろと言われても,明日から何をすればよいのかわからない」と大いに戶惑っているのではないでしょうか。 本セミナーでは,研究データ管理を日々実践しているデータリポジトリや図書館の実例,研究データ管理を支援するツールの紹介,研究データ管理を担う人材育成の取り組みに関する発表を行います。また,パネルディスカッションでは研究データ管理における研究者・研究支援職員・図書館職員の役割,役割を超えてすべての関係者が共有すべき理念やリテラシーとは何かについて議論したいと思います。 参加者の皆様が,明日からできることをそれぞれイメージできるようになっていただければ幸いです。
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