イベント / EVENT
NIIオープンハウス 2015
NIIオープンハウス 2015 プログラム
日時: 2015年6月12日(金)11:00-18:00/6月13日(土)11:00-17:00
場所: 学術総合センター
プログラム
講演・ワークショップ | 6月12日(金)
一橋講堂(2F)
13:00-13:30 | 所長挨拶・活動報告 「新SINETへ向けて:全国・対米100ギガ化を目指す」 喜連川 優 (国立情報学研究所長) |
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13:30-14:20 | 基調講演 「これからのメディアと教育」 角川 歴彦 (株式会社KADOKAWA取締役会長) |
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16:00-16:50 | 基調講演 「見えざるシステムの伸びゆく手~ソフトウェア工学の方向」 中島 震 (国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授) 配布資料 |
小会議室(2F)
14:30-15:50 | 産官学連携交流会 「AIの可能性:要素技術とその応用」 新井 紀子 (国立情報学研究所 情報社会相関研究系 教授) 市瀬 龍太郎 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授) 坂本 一憲 (国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 助教) 相澤 彰子 (国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授) |
特別会議室(1F)
14:30-15:50 | 新学術領域研究発表 「脳内身体表現の変容機構の理解と制御」 太田 順 (東京大学 工物工学研究センター 教授) 大木 紫 (杏林大学 医学部 医学科 教授) 稲邑 哲也 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授) |
講演・ワークショップ | 6月13日(土)
一橋講堂(2F)
小会議室(2F)
11:15-12:15 | 小中学生のための情報学ワークショップ 「くまを動かそう:楽しいプログラミング講座」 坂本 一憲 (国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 助教) |
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12:30-13:30 | 小中学生のための情報学ワークショップ 「プライバシーをガードするメガネをつくろう」 越前 功 (国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授) |
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14:15-15:45 | 高校生のための研究体験講座 「プレゼン実践!!」 岡田 仁志 (国立情報学研究所 情報社会相関研究系 准教授) 小林 哲郎 (国立情報学研究所 情報社会相関研究系 准教授) 坊農 真弓 (国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授) |
特別会議室(1F)
11:15-12:15 | 小中学生のための情報学ワークショップ 「暗号カギをわたせるか」 根本 香絵(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授) |
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12:30-13:30 | 小中学生のための情報学ワークショップ 「「楽しいコミュニケーション」を考えよう!」 LINE株式会社 |
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14:15-15:45 | 女子高校生のためのサイエンスLife Cafe 「ワークスタイルラボ」 佐藤 寛子 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授) 宇都宮 聖子 (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授) 相良 美織 (株式会社バオバブ 代表取締役社長) 高橋 菜奈子 (国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課 副課長) |
内容の一部は、下記および動画チャンネル、YouTubeで動画配信を予定しています。
デモ・ポスター展示
[A] 量子コンピュータ/未知への挑戦
A01: 量子人工脳で、組み合わせ最適化問題を高速に解くことができるのか?
レーザー・光パラメトリック発振器を用いたコヒーレント・イジングマシン
宇都宮 聖子(玉手 修平、松尾 康広、針原 佳貴、坂口 潤将、丸尾 大貴、山本 喜久)
SNSの解析やタンパク質の構造解析など、現代社会の様々な問題は、組み合わせ最適化問題とよばれています。スーパーコンピュータ を用いても厳密解を高速に解くことが難しい問題で、これらを効率よく解く新しい計算手法の開発が急務です。私たちは、独自に開発を行 うレーザー・光パラメトリック発振器を用いたコヒーレント・イジングマシンで、これらの問題を解決することを目指しています。
A02: ダイヤモンドで量子コンピュータを作る
ダイヤモンドNVセンターを用いた量子コンピュータ
根本 香絵(マイケル トラプク、デビット サイモン、バーカード シャルフェンバーガ、ホルヘ シュミットメイヤー)
スケーラブルな量子コンピュータを作るには何が必要でしょうか。情報を処理するゲート、情報を蓄えておくメモリーなど情報処理に不可欠 な処理、動作が量子的にできることが必要と想像できます。しかも、大規模な量子コンピュータともなれば、それぞれの要素技術が高精度 で高信頼性をもって動作することが必要なのではないかと考えるのが自然です。実際、量子コンピュータは量子情報技術の中でも最も難 しい技術と考えられてきました。ところが、最近の私達の研究から、あまり精度の良くない素子でも量子コンピュータとして十分機能するな ど、量子コンピュータの意
[B] アーキテクチャ/うごかすちから
B01:双方向変換を利用してデータ同期を行う新しいテクニック
XMLドキュメントの同期のためのBiFluX言語胡 振江(柯
向上、昝 涛、朱 子潤)
Different XML formats are widely used for data exchange and processing, and it is often necessary to do two-way conversions to synchronize pairs of formats. Instead of writing separate programs for the two directions and ensuring that they do synchronization correctly, "bidirectional" languages and systems have been developed for writing one program to simultaneously describe both directions and guarantee their correctness. We present BiFluX, a bidirectional language for programming XML format synchronization. Unlike previous systems, which can make decisions not desired by the programmer, BiFluX is designed such that the programmer can fully express their intention.
B02:双方向変換はどのようにデータを保護することができるか?
双方向変換でプライバシーを保持するデータ共有機構ライオネル
モントウリウス(胡 振江)
Bidirectional transformations allow Alice to share data with Bob, allowing Bob to modify it. However, when sharing sensitive data such as health records or personal messages, Alice wants to determine exactly which data Bob can access, using rules. These rules are likely to change over time, and Alice will have a different set of rules for each person she wants to share data with. Our research allows her to easily express and modify those rules, so she can benefit from sharing her data, whilst protecting her privacy.
B03:ビッグデータはより簡単に処理できるか?
系統的な方法でビッググラフを変換するレ ドウク トウン(李 翀、胡
振江)
A graph consists of a set of nodes and a set of edges between these nodes. Graphs are ubiquitous in many different domains such as computer science, bioinformatics and physics. For example, by representing social networks (Twitter, Facebook) as graphs, we can detect communities and suggest friendships amongs people. The escalating size of graph in those domains leads to a critical need for scalable systems that can process a large amount of data in an effcient way. Our work aims to provide a high-level framework to help users who has no knowledge of large systems write efficient and reliable programs to process big graphs.
B04:自分を変えるソフトウェアのつくりかた
自己適応ソフトウェアのためのソフトウェア開発プロセス鄭 顕志(末永
俊一郎、高橋 竜一、相澤 和也、片江 将希、田邉 萌香)
日常生活にソフトウェアシステムが溶け込んできた昨今、ソフトウェアシステムが稼働する環境は固定的ではなく、実行中に変化するのが 当たり前となってきました。本発表では、実行時にソフトウェア自身が実行環境の変化を検知し、要求を満たし続けるよう適切に自身を再 構成する「自己適応ソフトウェア」のつくりかた(分析・設計)に関する研究を紹介します。
B05:数理論理を活用する
ソフトウェア抽象のエンジニアリング中島 震
ソフトウェア中心システムがもたらすリスク低減の重要性が認識されると共に、ソフトウェア技術者の必須素養として、形式手法の役割 が高まってきました。プログラム構築・検査の基礎として、数理論理の方法をどのように活用するかが鍵です。本発表では、最近の研究 を紹介します。
B06:ソフトウェアは人間のやる気を引き出せるか?
Can software motivate people?坂本
一憲(時武 佑太)
皆さんは自分のやる気をコントロールできていますか?テレビやコンビニ、インターネット。欲しいものがすぐ手に入ります。身近なものが 私たちを誘惑して、集中力が切れたり、諦めたりしがちです。私たちは人のやる気を引き出すためのソフトウェアを開発しています。やる 気は勉強や健康づくりを始め、ほぼ全ての活動に必要な気持ちです。私たちと一緒に、どうすれば自分のやる気を引き出せるか考えま しょう。
B07:同じ意味を持つ異なる構造のデータに効率的にアクセスするには?
データ相互運用の効率化加藤 弘之(石原
靖哲[大阪大学]、トルステン・グラスト[テュービンゲン大学])
データの相互運用を促進する一つの方法であるデータ統合は、データ構造の違いを変換で記述します。大規模なデータの相互運用にお いて、この変換が多段となり効率が悪くなります。XMLはデータの交換フォーマットの国際標準であり、XQueryはXMLデータの変換を記 述する言語です。これまで未解決であった、XQueryで記述された多段の変換を単純化することで、効率的なデータの相互運用が可能と なります。
B08:グラフ間の同期-不整合な更新についてもきちんと説明ができるシステム
グラフ双方向変換におけるトレースに基づく編集可能性および対応関係解析日高
宗一郎(マーティン ビレス[ダルムシュタット大学]、クアン ミン トラン[ダイムラーIT イノベーションセンター/ベルリン工科大学]、松田 一孝[東北大学])
モデル駆動開発におけるモデル変換は開発過程をより形式的に扱うために重要です。小さな変換の合成により大きな変換を記述し、 変換前後のモデルに対する修正を、双方向(前から後へ、後から前へ)に一貫性をもって反映させることで、発展する開発過程を堅固 にすることができます。本展示では、モデルを双方向変換するシステムにおいて、反映できない修正が与えられた場合その理由をきちん と説明できる機構について解説します。
B09:ディジタル回路はどこまで速くなるか?
ダイナミック・タイム・ボローイングを可能とするクロッキング方式五島
正裕(神保 潮)
ディジタル回路が微細化されるにつれて、回路素子の性能の「ばらつき」が問題になりつつあります。本発表では、「今日できなかった 分は明日やる」ことで「ばらつき」に対処するディジタル回路の構成方式を紹介します。
B10:ソフトウェアシステムに対する複雑な要件をどう整理し、保証するのか?
複雑な要件の分析・検証・推論に関する研究石川
冬樹(池下 克彦、八木田 樹、小林 努、フェルナンド・タリン、田辺 良則、本位田 真一)
ソフトウェアシステムやその部品における信頼性を保証するためには、求められる要件を明確化し、それらが満たされることを確認する 必要があります。本発表では、ますます複雑になる要件の整理と保証のための取り組みを紹介します。法とコンプライアンス、実世界の 機器制御など様々な種類の要件に対し、問題分割、競合の検出、具体例提示などの技術に取り組んでいます。
B11:グラフ理論とデータセンター/スパコンネットワークの協調設計
みんなで設計「将来のスパコン、データセンターのネットワークトポロジ」鯉渕
道紘(藤原 一毅、藤田 聡(広島大学)、中野 浩嗣(広島大学)、宇野 毅明)
スパコン、データセンターネットワークでは、どのようにスイッチ間を接続することが良いでしょうか?我々は、ホームページ (http://research.nii.ac.jp/graphgolf)上にオープン問題(グラフゴルフ)として公開し、最適なグラフを競うコンテストを国際会議 CANDAR2015において実施しています。これらは将来のスパコン、データセンターネットワークに多大な貢献が期待されます。デモ展 示では任意のグラフをネットワークトポロジとしてシステム実装する場合に有益となる技術である40Gbps級光無線技術を示します。
B12:間違ったプログラムの修正を簡単にするには?
既存コンパイラの機能を利用した型エラーデバッグ手法対馬 かなえ
正しいプログラムを書くことは簡単ではなく、修正が必要になることがよくあります。本発表では規模の大きいプログラミング言語を対象 として、型エラーのデバッグで実装コストを下げる手法を紹介します。
B13:世界トップレベルの先端ソフトウェア工学の研究・教育・実践を推進
GRACEセンター:
先端ソフトウェア工学・国際研究センターGRACEセンター
NII GRACEセンターは、21世紀の「ソフトウェア基盤」を実現するためのソフトウェア工学に関する世界トップレベルの研究センターです。 GRACEセンターでは国内外の研究機関との連携のもと、研究・実践・教育を三位一体で運営し、次代の中核となる世界レベルの研究者お よび技術者を育成することを目指しています。
B14:ものづくりの現場に科学を伝える
トップエスイー:サイエンスによる知的ものづくりプログラムー中村 太一(吉岡
信和、石川 冬樹)
トップエスイーは、「サイエンスによる知的ものづくり教育」をコンセプトに、高度な開発技術を身につけたソフトウェア技術者の育成を 行う実践的教育プログラムです。大学・企業の専門家による講義を受講して知識を身につけると共に、学んだ技術を実際の問題に適 用する「修了制作」を行います。約280名にのぼる修了生が、さまざまな分野で活躍しています。
お問い合わせ先
国立情報学研究所 総務部企画課広報チーム
オープンハウス実行委員会
TEL : 03-4212-2131
oh[at]nii.ac.jp
※ [at]を@に置き換えてご送信ください。
「情報学最前線」 平成28年度 特別会 Q&A 平成28年度 第6回 Q&A 平成28年度 第5回 Q&A 平成28年度 第4回 Q&A 平成28年度 第3回 Q&A 平成28年度 第2回 Q&A 平成28年度 第1回 Q&A 平成27年度
「情報学最前線」 平成27年度 第6回 Q&A 平成27年度 第4回 Q&A 平成27年度 第3回 Q&A 平成27年度 第2回 Q&A 平成27年度 第1回 Q&A 平成26年度
「未来を紡ぐ情報学」 平成26年度 第8回 Q&A 平成26年度 第7回 Q&A 平成26年度 第6回 Q&A 平成26年度 第5回 Q&A 平成26年度 第4回 Q&A 平成26年度 第2回 Q&A 平成26年度 第1回 Q&A 平成25年度
「未来を紡ぐ情報学」 平成25年度 第8回 Q&A 平成25年度 第7回 Q&A 平成25年度 第6回 Q&A 平成25年度 第5回 Q&A 平成25年度 第4回 Q&A 平成25年度 第3回 Q&A 平成25年度 第2回 Q&A 平成25年度 第1回 Q&A 平成24年度
「人と社会をつなぐ情報学」 平成24年度 第8回 Q&A 平成24年度 第7回 Q&A 平成24年度 第3回 Q&A 平成24年度 第1回 Q&A 平成23年度 平成23年度 第8回 Q&A 平成23年度 第7回 Q&A 平成23年度 第6回 Q&A 平成23年度 第5回 Q&A 平成23年度 第4回 Q&A 平成23年度 第3回 Q&A 平成23年度 第2回 Q&A 平成23年度 第1回 Q&A 平成22年度 平成22年度 第8回 Q&A 平成22年度 第7回 Q&A 平成22年度 第6回 Q&A 平成22年度 第5回 Q&A 平成22年度 第4回 Q&A 平成22年度 第3回 Q&A 平成22年度 第2回 Q&A 平成22年度 第1回 Q&A 平成21年度 平成21年度 第8回 Q&A 平成21年度 第7回 Q&A 平成21年度 第6回 Q&A 平成21年度 第5回 Q&A 平成21年度 第4回 Q&A 平成21年度 第3回 Q&A 平成21年度 第2回 Q&A 平成21年度 第1回 Q&A 平成20年度 平成20年度 第8回 Q&A 平成20年度 第7回 Q&A 平成20年度 第6回 Q&A 平成20年度 第5回 Q&A 平成20年度 第4回 Q&A 平成20年度 第3回 Q&A 平成20年度 第2回 Q&A 平成20年度 第1回 Q&A 平成19年度 平成19年度 第8回 Q&A 平成19年度 第7回 Q&A 平成19年度 第5回 Q&A 平成19年度 第2回 Q&A 平成19年度 第1回 Q&A 平成18年度 平成18年度 第8回 Q&A 平成18年度 第7回 Q&A 平成18年度 第5回 Q&A 平成18年度 第3回 Q&A 平成17年度 平成16年度 平成15年度 市民講座アーカイブ
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