イベント / EVENT

平成22年度

平成22年度の市民講座「未来を変える情報学」は全て終了いたしました。
たくさんのご参加どうも有難うございました。新年度の開催予定は、決まり次第掲載予定です。
参加された皆様からのアンケート結果も今後の参考とさせていただきます。

平成22年度 市民講座「未来を変える情報学」

開催概要

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初めての方へNew!
市民講座の会場や講義の様子を市民講座の"鳥"がご紹介します!

2010年6月3日(木) 
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資料
文字の記録
質疑応答
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人間の翻訳と機械の翻訳は何が違うのか?
多言語世界の扉を開く翻訳技術
関連サイト:みんなの翻訳
*手話通訳と文字通訳を行いました

影浦 峡

【概要】
コンピュータはどこまで人間の言葉を翻訳できるのでしょうか?
先端技術を用いた機械翻訳の具体例を紹介しながら、機械翻訳の背景にある考え方と人間の翻訳との違いや共通性、そして人間がより良く翻訳するためのアイディアをご紹介します。
第2回 2010年7月14日(水) *文字通訳あり
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資料
文字の記録
質疑応答
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意外と身近な離散数学とは?
計算しない数学

河原林 健一

【概要】
カーナビで最短経路を示すとき、事故の発生など時々刻々の状況に応じて、まずまずの精度で速く計算しなければならない。いくら正確でも計算に1時間もかかったら意味がない。どれだけ速くどれだけ正確にやるかというのは、完全に理論(グラフ理論)の問題になります。このように実社会で使われている数学をいくつか紹介します。
第3回 2010年8月5日(木) *文字通訳あり
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質疑応答
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積み木のようにソフトウエアを作るには?
プログラミングの科学
胡 振江

【概要】
プログラミングは単なる技法ではありません。計算機プログラムを厳密な科学・工学の対象としてとらえることで、より楽しくプログラムを作ることができます。
この市民講座では、積み木ゲームのように組み合わせるだけで高度なプログラムを構築できる手法を通して、科学としてのプログラミングのあり方を説明します。
第4回 2010年9月8日(水) *文字通訳あり
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質疑応答
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3Dディスプレイを支える映像技術とは?
三次元でモノを見る

後藤田 洋伸

【概要】
3D映画や3Dテレビなど、最近「3D」という言葉を耳にする機会が多くなりました。「3D」は、「3-Dimensional(三次元)」の略で、「映像が立体的に見える」ことを意味します。この講座では、三次元ディスプレイ(立体感を与えることのできる表示装置)についてお話します。私たちの視覚がどのように立体を認識するのかという話から、現在主流となっている三次元ディスプレイの特徴、最近の研究動向まで、3Dに関連する様々な題材を平易に解説します。
第5回 2010年10月5日(火) *文字通訳あり
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資料
文字の記録
質疑応答
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コンピュータ世界でのアーキテクチャとは?
計算機の建築学
鯉渕 道紘

【概要】
スーパーコンピュータは、10年で100倍以上の性能向上を達成し、それが十数年後には安価なPCにダウンサイジングされてきました。そして、携帯電話など一人あたり数十から数百個のプロセッサを使用することで現在の情報社会は支えられています。2050年には1台の安価なPCの能力が全人類の知能に匹敵する、という大胆な予想があるなど、劇的な革新をくりかえすコンピュータはどのように"建築"されているのか、最近の話題「クラウド」もふくめてわかりやすく説明します。
第6回 2010年11月9日(火) *文字通訳あり
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資料
文字の記録
質疑応答
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未来につながる学術動向をつかむには?
研究活動を研究する

※国立大学フェスタ2010
孫 媛

【概要】
大学や研究機関、あるいは国や個人の研究活動の優秀さや活発さは、どのようにすれば評価できるでしょうか。その手がかりは、研究活動の成果として発表される「論文」にあります。研究者が発表する論文の数、その論文がほかの研究者から引用される回数など、論文に関するさまざまな情報を縦横に分析することで、学術研究活動の特徴が見えてきます。いくつかの具体例を挙げながら、研究活動を研究するための方法について説明します。
第7回 2011年1月19日(水) *文字通訳あり
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資料
文字の記録
質疑応答
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キーボードを使わずに検索するには?
マルチメディアと検索技術

片山 紀生

【概要】
文字のみならず映像や音声を含む情報はマルチメディア情報と呼ばれ、代表的なものにテレビ放送があります。マルチメディア情報は、家庭でも大量に蓄積できるほど身近な存在になりましたが、内容を解析したり、内容に基づいて検索する手法は発展途上であり、情報学における重要なフロンティアのひとつになっています。サーチエンジンで検索するのと同じように、映像や音声を検索するにはどのよう方法が考えられるのか、情報学分野での取り組みを紹介します。
第8回 2011年2月16日(水) *文字通訳あり
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資料
文字の記録
質疑応答
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脳の中に創られる世界とは?
脳でモノを見る

臼井 支朗

【概要】
最近のデジタルカメラ・ビデオには、オートフォーカスや手ぶれ補正をはじめ、笑顔の検出や自動追尾、パノラマ合成から最近話題の3Dにいたるまで、便利な機能が組み込まれてきています。しかし、よく考えてみると私たちの視覚系には、そうした機能がちゃんと組み込まれています。さて、脳はどんな仕組みでこうした処理を行い、モノを見ているのでしょう?その不思議さを皆さんと一緒に考えてみましょう。
中止:特別会 2011年3月23日(水)
中止と致します
平成23年8月1日(月)に開催しました。

量子コンピュータは本当に実現できるのか?
新しい情報社会の扉を開く量子技術

(最先端研究開発支援プログラム 「量子情報処理プロジェクト」)
参考資料:『日経サイエンス2011年3月号
山本 喜久

【概要】
現代コンピュータの基本概念は、第2次世界大戦中にドイツが使用していた暗号Enigma を解読するために発明されました。以来70年間、一貫してこの基本思想に基づいて進化を続けてきた現代コンピュータにも弱点があります。これを克服するため、量子力学という全く新しい概念に基づく未来コンピュータの開発競争が世界中で行われています。その研究開発の最前線を紹介します。

本講座の概要
  • 国立情報学研究所の研究者が「情報学」の先端を一般向けに解説します。 ※各回ごとに受講できます。
  • 参加費無料 ※定員になり次第締め切ります。
  • 会 場:学術総合センター
    コーディネーター:稲邑 哲也(国立情報学研究所 准教授)
    相原 健郎(国立情報学研究所 准教授)
  • 開 場:18:00〜、講義および質疑応答:18:30〜19:45
    ※質疑応答は、質問用紙に記入いただいた質問をコーディネーターが取りまとめる形式で行います。
    ※各講座には、文字通訳が入ります。
    (「文字通訳」:講義で話された内容をリアルタイムで文字にしてモニター画面に映し出すものです。
    聴覚障がい者の社会参加を支援するために行います。
    画面はあまり大きなものではないため、必要とされる方には、専用席をご用意しております。
    また、文字の記録も公開しております。)
    これまでの市民講座の講義映像を公開しています。(平成17年度開催分〜)
  • 主 催:国立情報学研究所
  • 後 援:東京都教育委員会

    ※携帯サイトのURL https://www.nii.ac.jp/event/shimin/m/
刊行物について

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お問合せ先

国立情報学研究所 企画推進本部 広報普及チーム
Tel:03−4212−2145、E-mail:
kouhou@nii.ac.jp

shimin 2010-index page2455

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