イベント / EVENT
2025年度 市民講座 「情報学最前線」
現地開催とオンラインのハイブリッド開催になります。
申込開始はこちらのページにて後日お知らせいたします。
第1回:9月16日(火)
AI技術をすべてのひとへ
―手話を認識・翻訳するとはどういうことか―
坊農 真弓 情報社会相関研究系 准教授
昨今、AI技術の発展が目覚ましいです。日常生活でも研究活動でもAIを用いない日はないような情勢になりつつあります。ChatGPTに代表されるLLM(大規模言語モデル)は大量のテキストデータから学習し、あたかも人間が発するような自然な言葉の表現やその理解を可能にしました。手話は書き言葉テキストを持たない言語です。すなわち、手話言語を日常的に用いる人々は、自分の言語 【手話】用いてAIとチャットすることはできません。本講座では、AI技術を聴こえない人にも届けるには、また手話を認識・翻訳するためにどのような研究が必要かについて、我々の取り組みや世界の動向を紹介し、みなさんと議論できればと思います。
第2回:10月15日(水)
ネット社会の信頼性
―オンラインで安心して生きるために―
佐藤 周行 アーキテクチャ科学研究系 教授
インターネットでの安全性を保証する技術をセキュリティと言いますが、それに加えて相手を信頼できないと、安心して活動できません。インターネット以前からいろいろな資格制度、認定制度が構築され、社会的な信頼をどう構築するかについて多くの努力が払われてきました。インターネットの世界で「相手は本人か?」「相手が提示してきた在学証明はどのくらい信用できるか」「相手に渡したデータは安全に管理されているか」等々、オンラインで相手が目の前にいないことから生じるさまざまな疑念を払拭するために構築されてきた信頼性保証のためのさまざまな枠組を、インターネットトラストをキーワードにしてお話しします。
第3回:11月26日(水)
「データ」が未来を創る!
―科学と社会をつなぐ新たな挑戦―
中野 恵一 オープンサイエンス基盤研究センター 特任研究員
AIの進化により、いま世界は、その源泉でもある"データ"という、未来をひらく原動力に改めて注目しています。確かなデータの蓄積と活用が、医療、災害対策、地域文化の継承など、未来社会を支える力になるからです。
本講座では、NIIが中核となって推進している「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」をご紹介します。 この事業は、研究成果を社会に還元し、新たな知を生み出すために、科学と社会をつなぐ"見えない基盤"を築こうとする挑戦です。 こうした基盤を活用することで、個々の研究者がデータをより自由に利活用できるようになり、オープンサイエンスやデータ駆動型の新たな科学が、より力強く進化していくことが期待されています。
オンライン 第1回
グラフで読み解く世界のつながり
―地図アプリから推しのグッズを得る方法まで―
佐藤 竜馬 情報学プリンシプル研究系 助教
「地図アプリ」「SNS」「AI」...これらの裏で活躍しているのが、グラフという構造と、それをうまく使うアルゴリズムです。この講座では、「グラフとは何か」から始めて、「どうすれば最短ルートを見つけられるか?」といった実践的な問題を、図や例を使ってわかりやすく解説します。数学やプログラミングに興味がある人も、初めて聞く人も楽しめる内容です。現実の中で、アルゴリズムがどんなふうに役立っているかを一緒に見てみましょう。
オンライン 第2回
AI時代の読書術
―情報空間のそぞろ歩きのすすめ―
高野 明 国立情報学研究所 名誉教授
私たちの毎日の意思決定は、利用するSNSやAI技術に大きく影響されている。私たちは、自分が何を知って、どう感じ、どのように考えるかを自分でコントロールしているといえるだろうか? AI技術の応用が進んでいろいろ便利になる時代に、意思決定の主導権を自分に取り戻すための読書術について考える。
開催概要
参加費 | 無料 |
---|---|
会場 | 学術総合センター12階(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)および オンライン |
時間 | 開場 18:00 講義および質疑応答 18:30-19:45 |
定員 | 80名 |
コーディネーター | 関山 太朗(国立情報学研究所 准教授) 古川 雅子(国立情報学研究所 准教授) |
主催 | 国立情報学研究所 |
参加お申込み方法
申込開始はこちらのページにて後日お知らせいたします。
講義内容への質問について
- 質問は各回の講演当日にSlidoのページにて受け付けます。
質問受付ページ - 入力欄に質問内容を入力し送信してください。名前は匿名でも送信可能です。
- 送信いただいた質問は、Slidoのページで公開されます。
- 当日回答できなかったご質問については、回答可能なご質問にのみ、後日市民講座ウェブサイトに回答いたします。
映像公開後の展開について
質問に対する講師からの回答を本ページ上に随時公開します。
講義によって公開が遅れることがあります。この場合は公開予定日を本ページにてお知らせいたします。
過去の開催情報
お問合せ先
国立情報学研究所 総務部 総務企画課 企画・広報チーム
市民講座 担当
〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
TEL:03-4212-2145
shimin(a)nii.ac.jp ※(a)の部分を@に置き換えて送信してください。
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