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効率的なネットワーク構成を示すグラフ発見を競うコンペを開催〜スパコン内のCPU、あなたならどう接続しますか?〜

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)は、スーパーコンピューター(スパコン)などで使われている複雑なネットワーク構成を簡単なグラフにおきかえ、CPUチップ内およびCPUチップ間のネットワークの効率的な設計につながるようなより単純な構成のグラフの発見を競うコンペティション「グラフ ゴルフ」を開催し、3月6日より9月24日まで専用ウェブサイト(http://research.nii.ac.jp/graphgolf)で応募を受け付けます。優れたグラフの発見者は11月に青森市で開催されるコンピュータシステムとネットワーク技術に関する国際シンポジウム「CANDAR2017」(http://is-candar.org/)で表彰します。「グラフ ゴルフ」の開催は、平成27年度(2015年度)、平成28年度(2016年度)に続いて3回目となります。

最近のコンピューターは大規模で複雑になってきており、スパコンでは数百万のプロセッサーコアが相互に接続されています。膨大な数のコアをいかに効率的に相互接続するかというネットワーク構成(ネットワークトポロジー)の設計は、スパコンの処理能力に大きく影響します。このコンペでは、コアを「頂点」、コアとコアをつなぐ配線を「辺」とみなしたグラフとして、ネットワークトポロジーをモデル化しました。一つの頂点から最も離れた頂点までのホップ数(経由した頂点+終点の頂点の合計数)を「直径(Diameter)」、各頂点間のホップ数の平均値を「平均パス長(Average Shortest Path Length = ASPL)」と呼び、指定された条件で直径と平均パス長が最も小さいグラフを発見することが問題です。今回は、格子グラフ部門を新設し、より現実的な条件設定の2部門で行います。

「開催部門」や「条件設定」など詳細につきましては、以下のリリースをご参照下さい。

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