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未来の読書を体験できる「e読書ラボ」を 本の街・神田神保町にオープン

国立情報学研究所(所長:坂内正夫)は、電子書籍端末、紙の本、パソコンを自由に組み合わせて未来の読書を体験できる公開実験室「e読書ラボ」を、本の街•神田神保町にオープンしました。 e読書ラボでは、電子書籍端末やソフトウェアの試用に止まらず、一読者として、じっくり1冊の本と向き合って読書できる空間を提供します。今後、利用者と一緒に、未来の読書環境はどうあるべきかを考えるためのオープンスペースに育てていきます。e読書ラボでは、手始めに次の3つのサービスを展開します。  

1.体験できる電子書籍端末
電子書籍端末10機種を実際に手に取って、300冊以上の本を読み比べられます。書棚には電子書籍の元となった紙の本をそろえていますので、紙と電子の違いも実際に体感できます。

2.試せるリファレンスサービス
本コーナーでは、大画面PCを使用して、電子化で先行している辞書等のリファレンス系電子コンテンツや、専門辞典や書籍を一括して閲覧できる会員制ウェブサービスが試用できます。

3.未来の読書を考えるコーナー
読書環境に関する当研究所の研究成果を、実際に試用できるサービスとして提供していきます。オープン時には、電子書籍の本文中の気になる表現に対し、自動的に意味情報を付与する「自動脚注付与システム」を展示します。

「e読書ラボ」は、国立情報学研究所連想情報学研究開発センター(センター長:高野明彦)が企画制作し、NPO連想出版が運営を担当します。上記サービス提供に当っては、日本電子出版協会(JEPA)の会員社をはじめとする出版社各社に、コンテンツ提供についてご協力いただいています。なお、e読書ラボは神田古書店連盟とNPO連想出版が共同で運営している「本と街の案内所」内に開設されています。

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