NIIについて / About NII

国立情報学研究所の特色

研究と事業とを車の両輪として、 情報学による未来価値を創成します

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を使命とする国内唯一の学術総合研究所です。情報学における基礎論から人工知能やビッグデータ、Internet of Things(IoT)、情報セキュリティといった最先端のテーマまでの幅広い研究分野において、長期的な視点に立つ基礎研究、ならびに、社会課題の解決を目指した実践的な研究を推進しています。

また、大学共同利用機関として、学術情報ネットワーク(SINET5)をはじめ、学術コミュニティ全体の研究や教育活動に不可欠な学術情報基盤の構築・運用に取り組むとともに、学術コンテンツやサービスプラットフォームの提供などの事業を展開・発展させています。さらに、事業を通じて得られた知見と学術研究から得られた知見を相互にフィードバックすることにより、実課題に対応した学術研究と、最先端技術を利用した事業を行っています。そして、こうした活動を通じて人材育成と社会貢献・国際貢献に努めるとともに、国内外の大学や研究機関はもとより民間企業やさまざまな社会活動との連携・協力を重視した運営を行っています。さらに、独創的・国際的な学術研究の推進や先導的学問分野の開拓を目指す大学院教育にも取り組んでいます。

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情報学の総合的な研究・教育

「情報学」は計算機科学や情報工学、通信工学などの理工学だけでなく、人文科学や社会科学、生命科学など他の領域とも融合し、経済や文化など社会のあらゆる側面に関わる新しい学術領域です。NIIは「情報学プリンシプル研究系」「アーキテクチャ科学研究系」「コンテンツ科学研究系」「情報社会相関研究系」の4つの基盤的研究系と、達成すべき目標が明確な研究課題に計画的に取り組む13の研究施設(センター)を設置して、情報学の基礎論から人工知能、ビッグデータ、IoT、情報セキュリティなどの最先端テーマまで、総合的に研究開発を推進しています。さらに、産官学連携や国際的な研究活動の推進も指向して、情報学研究に取り組んでいます。

学術情報基盤整備事業

NIIは大学共同利用機関として、大学や研究機関と連携し、世界に伍する高速性を有する国内外の学術情報ネットワーク(SINET5)の実現、クラウド基盤の整備、オープンアクセス・オープンサイエンス推進に資する学術情報基盤の整備や、その活用基盤の高度化を推進するとともに、サイバーセキュリティ分野における大学等と共同による人材育成とあわせて高度化するサイバー攻撃に対する大学全体の早期検知・早期対処能力の向上などに取り組み、教育研究の国際競争力の向上や最先端研究の加速化、学際的な研究の発展や効率的な研究の推進及び大学における機能強化への貢献に努めています。

研究

自然科学から人文・社会科学にわたる広範な情報学研究の推進と体系化による学問形成を目指し、新たな理論や方法論、応用展開で未来価値を創成し、情報学の発展に貢献します。

産学官連携

NIIは社会課題の解決を目指した実践的な研究開発に取り組んでおり、その研究成果を社会実装へ結び付けるために産官学の連携を推進しています。NII公募型共同研究や包括連携共同研究など民間機関や自治体、大学等との連携を積極的に進める他、最先端研究の情報を提供して連携マインドを醸成する「産官学連携塾」、トップレベルIT人材育成プログラムの「トップエスイー」、サイバーセキュリティ人材の育成などの活動にも取り組んでいます。また、産学連携による研究成果を社会に還元することを目的とした研究施設を設置しています。

融合の情報処理

異分野の横断的研究や幅広い学問分野の相互作用による新領域の開拓を進めるため、情報・システム研究機構の新領域融合研究センターにおいて分野横断型の融合情報研究を展開しています。

国際交流

研究成果の国際的な発信をはじめ、研究者や学生の積極的な国際交流の推進や国際連携による情報学研究拠点の形成など、情報学分野での国際貢献に取り組んでいます。世界トップクラスの研究者を集めて合宿形式で情報学分野の課題を集中的に議論する「NII湘南会議」の開催や、海外の大学・研究機関との国際交流協定(MOU)の締結を積極的に進め、国際的な共同研究や「研究交流助成プログラム」「国際インターンシッププログラム」を通じた研究者・学生の交流を行っています。

社会貢献

学術・文化・教育・出版・環境および地域・NPOなどの社会・公共活動の発信や活性化のため、コンテンツを効果的に利活用するプラットフォームやポータルの形成に加え、社会・人文・制度の調和形成を進めます。

大学院教育・人材育成

国立情報学研究所は、「総合研究大学院大学(総研大)への参画」、「他大学院との連携」、「特別共同利用研究員の受け入れ」の三つの形態で大学院教育を実施しています。総研大は国内初の大学院大学(国立大学法人)です。従来の学問分野の枠を超えた独創的、国際的な学術研究の推進や、科学の新たな流れを創造する先導的学問分野の開拓を目指して創設されました。国立情報学研究所では複合科学研究科情報学専攻を設置し、5年一貫制博士課程および博士後期課程において大学院教育を行っています。複合科学研究科情報学専攻には、情報基礎科学、情報基盤科学、ソフトウェア科学、情報メディア科学、知能システム科学、情報環境科学の6教育・指導分野があり、計70以上の授業科目を用意しています。英語による講義を多数設けることで海外の優秀な人材を積極的に受け入れています。社会人学生も多く、在学生の約3割を占めています。

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