| 回 | 開催日/講演テーマ | 講 師 | 講義映像 【収録時間】 |
| 1 |
2012年6月7日(木) 先端研究のネットインフラと社会 〜 科学者の輪を広げるSINETとは?〜 *オープンハウス 18:30-20:00
| 漆谷 重雄
|
|
人と社会をつなぐために必要不可欠のネットインフラ。先端科学の分野では、全国の研究者が大規模な実験装置を共同利用したり、膨大なデータを運んだりするための超高速のネットインフラが必要になります。本講座では、様々な研究分野に利用されているSINETのしくみや利用方法を一般的なインフラと比較しながら説明するとともに、震災時にどのように耐えたのか、これからどのような方向に向かうのか、などについて解説します。 |
| 2 |
2012年7月19日(木) クライシス情報学 -災害などの危機に情報はどう役立つか?- | 北本 朝展 |
|
東日本大震災などの大規模災害だけではなく、今も世界では様々な危機(クライシス)が発生しています。情報通信技術の発達に伴って、クライシスに関する情報の収集、分析、伝達にも新しい方法が生まれつつあります。一方で同じクライシスを繰り返さないために、情報を蓄積して後世に伝えることは我々の責任でもあります。クライシスを切り抜けるために情報はどのような役割を果たせるのか、一緒に考えていきましょう。 |
| 3 |
2012年8月22日(水)
専門用語の構造
〜新しい言葉が生まれるとき?〜 | 小山 照夫 |
|
私達は「犬を飼うつもりです。」と聞いた場合、その犬が番犬なのか、猟犬なのか、愛玩犬なのかを飼い主から想像します。しかし専門分野で研究の議論をする場合には、ひとつの用語が様々な意味をもつのでは効率的な議論はできません。そこで研究者が共通に理解する「専門用語」が必要となります。その専門用語が作られるテクニックや、その使われ方、問題点について実例を挙げて解説します。難しい専門用語が少し身近に感じられるようになるかもしれません。 |
| 4 |
2012年9月19日(水)
量子力学と情報
〜電子1個で情報を作る!〜 |
樽茶 清悟 |
|
現代エレクトロニクスは半導体で作られています。その中を細かく見ると電流の担い手の「電子」に行き着きます。電子は1世紀以上前に発見された基本粒子、「量子」ですが、通常その姿を捉えることはできません。しかし、最近では、より小さい半導体を作ることができるようになり、そこには、電子が1個、2個と数えられる量子力学の世界が広がっていることが分かってきました。本講演ではこのような量子の世界、その電子を利用した新しい情報について話をしたいと思います。 |
| 5 |
2012年10月16日(火) 発見の科学 〜 コンピューターが仮説をみつける!〜 | 井上 克巳 |
|
科学の歴史は人類の発見の歴史でもあります。科学的発見について詳しく分析しますと、実は発見のための方法論というものが存在します。これをコンピューター上に実現してやれば、仮説の発見が自動的にできるようにはならないでしょうか?実は、それは可能であるというだけはなく、インターネットやデータベースなどで膨大な情報を扱わなければならない今日の科学においては、発見の作業もコンピューター抜きにはすでに難しくなっているのです。本講演では発見の科学とその自動化および生物学への応用について紹介し、これを用いた今後の科学の展望についても述べます。 |
| 6 |
2012年11月26日(月)
計算をはじめた未来のカメラたち 〜ピンホールカメラから遠く離れて〜 | 児玉 和也 |
|
学習雑誌の定番の付録として児童も楽しめるほど素朴な原理を持つピンホールカメラ。そこから始まった写真技術は、いま皆さんの手もとにあるデジタルカメラのようにフィルムをセンサで置き換えるだけにとどまらず、取り込んだ光そのものを計算によって仮想的に操り多様な映像を創り出してしまおうと挑戦中です。そんな未来のカメラたちをいちはやく紹介し、そこにいまだピンホールカメラの発想が息づいていることを説き明かします。 |
| 7 |
2013年1月16日(水)
大学生の数学力、なう
〜数学基本調査をよくみてみると?〜 | 新井 紀子 |
|
1990年代から、大学生の学力、特に数学力が低下しているのではないかという懸念の声があがっています。本講演では、2011年に日本数学会が実施した「大学生数学基本調査」の結果を紹介するともに、科学技術立国日本を支える人材育成や、次の世代を育てる教員育成に欠くことができない数学教育を、今後どのようにデザインしていくべきかについて考えたいと思います。 |
| 8 |
2013年2月26日(火)
故障に耐えるコンピュータ 〜壊れても使えるシステム作りとは?〜 | 米田 友洋 |
|
|
コンピュータは故障します。「絶対に壊れないもの」を作ることは不可能です。しかし、故障が起こることを想定してシステム作りをすることで、より長くサービスを維持できたり、被害を最小限に食い止めたりすることができます。人命に関わるようなシステムはもちろん、最近では身近のちょっとしたシステムにもこの考え方は使われています。このようなシステム作りについて、事例紹介を含めて基礎から研究動向まで平易に解説します。 |