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2012/12/12

人間とデバイスの感度の違いを利用したプライバシー保護技術 -カメラの写りこみによるプライバシー侵害を被撮影者側から防止-

情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下 NII、所長 坂内(さかうち)正夫(まさお)) 越前(えちぜん) 功(いさお)准教授は、工学院大学 合志(ごうし) 清一(せいいち)教授と共同で、盗撮やカメラの写りこみによるプライバシー侵害を、撮影された人物(以下「被撮影者」)の側から防止する新技術を世界で初めて開発しました。カメラ付き携帯端末の普及や、SNSや画像検索技術の進展により、無断で撮影・開示された写真を通じて、被撮影者がいつ・どこにいたかという情報が容易に公開されることになり、被撮影者のプライバシー保護が求められています。今回開発した新技術は、人の視覚に影響を与えず、カメラへのみ影響を与える近赤外線光源を配置したプライバシーバイザーを被撮影者が装着することで、撮影時のみ被撮影者の顔認識を不能にすることが可能です。本技術は、近年問題となっているSNSの顔認識機能によるプライバシー侵害を被撮影者側から防止できる他、AR(拡張現実)アプリケーションの普及による被撮影者のプライバシー侵害を防止する技術として、広範囲な応用が期待されます。