大学院教育 / GRADUATE Program

学位について

<コースの学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)>

本コースでは、情報学を体系的に学び、主にコースが提供する科目構成から得られる能力を身につけた、自立した研究者としての能力を有する学生に学位を授与する。自立した研究者とは、自分の研究分野において先端的課題を自ら設定し、課題解決の手法の発案と実行を通して課題を解決する、研究に必要となる全ての過程を独立に遂行できるだけでなく、高度情報社会の達成に関わる重要課題の解決において、自身の研究スキル・知識を応用し、また必要とされるスキル・知識を見極め、獲得して、その分野に新たな先端的貢献を行う能力をもつことを指す。課程修了者は同時に、情報学を広く体系的に理解するとともに、自分の専門分野においては最先端の専門知識を身につけており、専門分野の研究について英語でコミュニケーションする能力といった国際社会で高度知的人材として活躍するための十分な理解力・議論力・表現力を修得している。

<博士論文審査基準>

情報学に関する深い学識を備え高度な専門的研究能力を有する者に学位を与える。学位を取得しようとする者は、博士論文の審査及び最終試験に合格しなければならない。博士論文の審査評価基準は以下のとおりである。

(1)自分の専門分野において、先端的課題を自ら設定していること。
(2)設定した課題の解決を通して、その専門分野に十分な学術的貢献をしていること。
(3)主体的に行った研究成果であること。
(4)博士論文として新たに作成されたものであること。ただし、既発表の論文等を含めることができる。
(5)審査制度の確立した学術誌等に掲載されたもの又はそれに相当すると認められたものを基礎にしていること。
(6)既に博士の学位の授与を受けたものと同一の論文又は同趣旨の論文ではないこと。

<博士の学位について>

総研大において、学位を取得するためには、(1)所定の年限以上在学し、所定の単位数以上を修得し、必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査及び試験に合格すること(課程博士)、または(2)本学の研究科を経ずに博士論文の審査を申請してその審査に合格すること(論文博士)の2つの方法があります。在学生の方は(1)の「課程博士」の方法により学位取得を目指すこととなります。

詳細は以下のページをご確認ください。

  1. 課程博士(在学生対象)について
    https://www.soken.ac.jp/education/degree/doctor/
  2. 論文博士(在学生以外対象)について
    https://www.soken.ac.jp/education/degree/ronpaku/

<修士の学位について>

総研大では修士課程を置いておらず、本学の5年一貫制博士課程に入学した場合でも原則として修士の学位は授与されません。ただし、情報学コースの5年一貫制博士課程に入学した者のうち、以下の要件を全て満たした上で退学を許可された者には、修士の学位を授与することができます。

  • 5年の課程に2年以上在学すること
  • 30単位以上を修得すること
  • 必要な研究指導を受けた上、修士論文または特定課題研究の審査及び試験に合格すること

この場合において修士の学位に付記するコース分野は各コースにおいて博士の学位に付記するコース分野に準じます(医学を除く)。

国立大学法人 総合研究大学院大学
先端学術院 先端学術専攻 情報学コース

国立大学法人 総合研究大学院大学 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics