大学院教育 / GRADUATE Program

情報学専攻の学生

在校生データ

在校生データ(人)|外国人留学生(43)/日本人学生のうち社会人学生(15)/日本人学生(28)
年齢構成(人)|20代(43)/30代(17)/40代(4)/50代(7)
留学生の国籍別人数(人)|中国(15)/ベトナム(10)/タイ(6)/フランス(2)/バングラディッシュ(2)/その他(スイス、イラン、オーストラリア、スペイン、台湾、チュニジア、ニュージーランド、ラトビア)(8)
終了後の進路(人)|研究所等(82)/企業(30)/その他(15)

在校生からのメッセージ

WANG, Xing

WANG, Xing

2015 年 中国科学技術大学修士課程修了
2015 年 総合研究大学院大学 情報学専攻 3 年次編入学博士課程入学
主任指導教員:山岸 順一 准教授

人間と機械、人間と人間のコミュニケーションの架け橋となる技術

情報学専攻の博士後期課程1年に所属しているXin Wang です。

日本に来る前は、中華人民共和国で音声言語処理に関する研究において修士の学位を取得しました。情報学専攻では、私はコンピュータに人間のように喋らせる音声合成について研究を行っています。

音声合成に関連して、Stephen Hawking 教授の音声合成器を皆さんはご存知かもしれませんし、また、実際にカーナビ、スマートフォンのアプリ等で音声合成を使用されている方もいらっしゃるかと思います。最近、音声合成技術は人間と機械、また、人間と人間においてもコミュニケーションの架け橋となっています。音声合成の最終目標として、私たちと同等の言語能力を持つ機械やAI を構築することが挙げられます。

ただ、人間のように自然に話す機械を作ることは、未だ達成されていない困難な目標です。最先端の音声合成技術を用いることで機械は合成音声の品質はかなり向上していますが、まだ機械的な話し方であり、人間の会話に必要不可欠な韻律や感情を十分に表現するには至っていません。その欠けている部分を見つけるため研究していくことは、挑戦的で魅力を感じます。人間がどうやって自然な音声を発声しているのかを知り、そして、コンピュータにおいても同様の自然な音声の合成が実現可能であると分かった時、喜びを感じてます。いつも答えが分かるわけではないですが、その喜びがあるからこそ私は情報学専攻で研究を続けています。そして、きっと生涯研究をしていくでしょう。

人工知能は音声合成より大きなテーマです。情報処理や論理的推論など様々なトピックにもたくさんの課題があります。大切なのはこれらのトピックを研究していくことは、機械と人間両方のメカニズムを明らかにしていくということです。これはただのエンジニアリングではなく、どのように私たちが理解し、考え、行動するのかという科学的探究と私は考えています。皆さんや私を含む若い世代がこの探究に取り組み、解決していくであろうと思っています。

修了生からのメッセージ

鈴木 貴久

鈴木 貴久

2015年 総合研究大学院大学 情報学専攻 5年一貫性博士課程修了
2015〜2016年 日本学術振興会 特別研究員
2016年〜2017年 津田塾大学 総合政策学部創設準備室 助教
2017年〜現在 津田塾大学 総合政策学部 助教

私が総研大を知ったのは、修士課程修了後の進路について考えていた時でした。当時はウェブデータを対象にしたマイニングや、ネットワークの可視化手法について研究していました。その中で、これらの技術が人々の行動や社会に対してどのような影響をもたらすのかという点に興味関心が移っていき、関連する研究を行える環境を探していたところで小林哲郎研究室(当時)を知ることになりました。

入学後は、人の評判情報が協力的な取引のネットワークを広げていくための条件について研究しました。評判情報が人々の協力的な取引を支えている可能性については生物学、社会学、経済学、心理学などで古くから指摘されており、現在ではオンラインオークションシステムなどに活用されていますが、その効果については十分検証されていません。この問題に対しては人々の心理や行動まで考慮する必要があるため、複数の手法を用いたアプローチが求められます。このような研究を行う上で、情報科学や情報工学だけでなく人文社会科学まで幅広いテーマの研究を行える情報学専攻は最適でした。

総研大には以下のような特徴もあります。総研大では学生に対して教員が多いため、研究の話を綿密に行うことができます。教員の行なっている研究に携わる機会も多くなり、研究で必要になる様々なノウハウを身につけるのに役に立ちました。また、神保町という立地は(古本屋巡りや美味しい食事が楽しめること以外にも)大きな利点がありました。総研大には他大学の授業を受講できる制度がありますが、交通の便が良いため気軽に利用できます。近所にある明治大学の図書館を相互利用可能であり、私は何度も足を運びました。

さらに、金銭的な面においては総研大と情報研の両方から手厚いサポートを受けられます。総研大の海外渡航費の支援制度を用いて、アメリカで行われたサマースクールに行くことができました。生活面においても、リサーチアシスタント(RA)として給料がもらえるため負担は軽くなります。また、総研大と情報研は独自に学生向けの賞を設けているので、応募のチャンスは多くなります。

いずれも他の大学院ではなかなかありえないような特色であり、研究に専念することを可能にする総研大の大きな魅力です。

国立大学法人 総合研究大学院大学 複合科学研究科情報学専攻

国立大学法人 総合研究大学院大学 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics