大学院教育 / GRADUATE Program

ご挨拶

所長挨拶

喜連川 優 / 国立情報学研究所長

喜連川 優
領域を越えた広い視野と高い見識を持った創造的な人材を育成する

「情報学」は、21世紀社会に一層大きく発展すると期待されている学術分野であり、数学などの基礎学術から、計算機のアーキテクチャやネットワーク などの基盤、ソフトウエアやメディア工学、人工知能、情報社会学や研究情報学など、自然科学から人文・社会科学までを幅広く横断して情報に関する広範な学術領域に総合的に関わる学際分野です。
情報・システム研究機構「国立情報学研究所」はこの情報学に関する総合的研究を行うと共に、学術情報の流通に関する先端基盤の開発と整備、そしてその運用を行う研究所です。国内諸大学との共同研究を推進するとともに、海外各国のトップレベルの大学・研究機関と連携して、情報社会の発展・進歩に貢献しています。事業の面では、研究成果を速やかに反映させた諸事業を展開しています。このようにして、研究・教育と事業とを車の両輪のように連携させて本研究所は他では出来ない固有の研究教育を推進しています。

総合研究大学院大学は、我が国の科学技術・学術研究の推進拠点である18の大学共同利用機関によって設立され支えられている、国際的にユニークな国立研究大学院大学で、国立情報学研究所はその一つの専攻である情報学専攻を担当しています。

国立情報学研究所で行う情報学専攻の教育には、研究所の第一級の教授・准教授・助教が参加しています。私達は、学生諸君が領域を越えた広い視野を持ちながら、各自の問題に集中し、狭い分野のみに閉じこもる視野の狭い職業人ではなく、高い見識を持った創造的な人間になっていただくように願っています。当専攻で学ぶことにより学生諸君に 1)各自の専門分野でプロジェクトを企画できる力、2)各自の専門分野で新しい課題を解決できる力、3)プロジェクトを遂行しぬく情熱、4)各自の課題に関する情報を集める力、そして5)成果をまとめて発表できる力を備えた人物に成長してほしいと考えています。
意欲に満ちた方々が、1人でも多く、情報学専攻に入学され、先端的な高度情報通信社会を担うべく、新たな挑戦を試みられることを、我々は期待しております。

専攻長挨拶

胡 振江 / 情報学専攻長

胡 振江
国立情報学研究所で研究しながら博士を取る

情報学専攻は、情報基礎科学、情報基盤科学、ソフトウエア科学、情報メディア科学、知能システム科学、および情報環境科学の6分野で構成されています。これらは従来の計算機科学、情報工学を基盤としつつ、人文社会科学や生命科学を広くカバーする新しい学問分野です。また、当専攻では基礎・応用・実用の様々なフェーズの研究・教育が行われており、研究者を養成すると共に、高度な専門職業人養成を行い、情報学の分野で活躍するリーダを育成することを目的としています。学生への指導は、国立情報学研究所の豊富な第一線教授陣によるマンツーマンに近い指導体制、および学位指導プログラムにより、個々の学生の意欲や目的・研究計画に合致した形で行われるように配慮されています。また、異なる分野や、同じ分野でも違う角度から研究を行っている教員によるサブアドバイザー制を取っており、複数の教員による広い視点からの助言が得られます。
平成18年度からは、修士課程修了者が入学する博士後期課程に加えて、学部卒業者が入学する5年一貫制博士課程も始め、個々のテーマにじっくりと取り組めるよう指導体制を整えています。
情報学専攻の学生は、総合研究大学院大学の学生であるとともに、国立情報学研究所の一員として、日常的に国際連携という環境の中で勉学し、様々な研究プロジェクトに接し、あるいは参加し、海外協定大学・研究機関との人材交流プログラムを通して国際的研究者としての訓練を積むことができます。
学生の約三割が企業等に在職のまま、今まで行ってきた仕事を体系的にまとめ直したい、あるいは、SEのためのリフレッシュプログラムなどで最先端の技術を身につけたいという社会人の方々です。また、海外からの留学生の割合が高いのも本専攻の重要な特徴であり、英語による講義科目が多く、英語でゼミを行っている研究室も少なくなく、学生間の異文化交流もごく普通の状況ですので、国際的な活躍を目指す若者にとっては得難い環境であると言えます。 更に、総合研究大学院大学の他の基盤機関・専攻との連携によって、交流の輪は大きく拡大し、貴重なネットワークに参加できます。
その他、豊富な学生リサーチ・アシスタント(RA)制度があり、学内で働くことによる経済的サポートも得られています。都心にあって交通の便がよい一 方、皇居東御苑などの自然にも恵まれ、魅力的な研究環境の中で研究・勉学を楽しめます。
オープンハウス、説明会などいろいろな機会を設けていますので、興味ある教員にアプローチして、情報学専攻の実際を肌で感じてみてください。志の高い意欲のある多くの方々の入学を期待しています。

副専攻長挨拶

井上 克巳 / 情報学副専攻長(教育研究担当)

井上 克巳
世界に通用するトップレベルの研究人材をNIIの中で育成する

情報学専攻は国立情報学研究所(NII) に設置しており、学生の皆さんは指導教員の研究室に所属し、NII の一研究員として研究活動に励みます。このために( 社会人学生と国費留学生を除く) 全員をNII がリサーチアシスタントとして採用し、研究員である皆さんを経済的に支援します。日進月歩の技術を吸収する傍ら、指導教員やアドバイザーの教員からの研究指導を受け、国際会議発表やジャーナル論文執筆に励んでもらい、優れたオリジナル研究で博士論文を取得してもらうことになります。世界トップレベルの研究者でもあるNII の教員の手によって、世界に通用するトップレベルの研究人材をNIIの中で育成する、これが情報学専攻のミッションなのです。

武田 英明 / 情報学副専攻長(学生生活担当)

武田 英明
グローバルに活躍する学生のための大学

情報学専攻は極めてインターナショナルな専攻です。本専攻ではグローバルに活躍できる人材を養成するために様々な仕組みを用意しています。情報学専攻の学生の半数近くは外国からの学生であり、また国立情報学研究所で受け入れている海外からインターンシップ学生が常時多数滞在しており、学生室の中は常に多言語が飛び交う環境です。国立情報学研究所は幅広く海外の研究機関と共同しており、毎週のように外国からの訪問研究者のレクチャーが開かれています。講義、研究指導も英語で行うことも多いです。多くの学生は海外で研究成果発表を行い、海外の大学・研究所に短期滞在することもあります。本専攻は、情報学を学びつつ国際的な視野をもった研究者を目指す学生にとって他にはない環境を提供しています。

岡田 仁志 / 情報学副専攻長(国際担当)

岡田 仁志
クール・マインド&ウォーム・ハート

情報学専攻は幅広い分野の研究者から構成される高度な学際性と、多種多様な文化が交差する優れた国際性を兼ね備え、知的好奇心を大いに刺戟する類稀な研究環境を提供しています。博士論文を完成させるまでの知的生産の過程で不可欠とされるのは、冷静な頭脳が可能にする精緻かつ論理的な作業だけではありません。研究生活において新しい発想をもたらす源泉となるのは、人間の生活に根差した温かい視点です。真のイノベーションを生み出す挑戦的な環境がここにあります。情報学専攻に集う才能たちの輪に加わって、異文化と異分野の切磋が放つ火花に触れてください。人類のまだ知らない何かを発見するのは、あなたかもしれません。

国立大学法人 総合研究大学院大学 複合科学研究科情報学専攻

国立大学法人 総合研究大学院大学 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 / National Institute of Informatics