Interview
[特集]大学をUP!DX戦略が拓く大学変革
大学におけるDX化の現状、データ管理、人材育成、AIの活用、そしてオンライン講座など大学教育のありかたと、さまざまな課題。それらについて、大学共同利用機関としてのNIIは大学UP!にどのように貢献できるのか、考察する。
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日本の大学が教育・研究などの質を一段と高め進化していく上で、情報通信技術(ICT)を活用した変革、いわゆるデジタル・トランスフォーメーション(DX)は避けて通れない。さらに生成AI(人工知能)の登場は変革を飛躍的に加速する可能性を秘める。200以上の大学や研究機関が参加する大学ICT推進協議会(AXIES)は大学が抱えるDXの共通課題の解決や人材育成に取り組んでいる。東北大学副学長でプロボスト、CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)でもある青木孝文AXIES会長と黒橋禎夫国立情報学研究所長が大学DXの背景や課題、AIのもたらすインパクトなどについて語り合った。
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現在、大学運営において大きなテーマとなっているDX。個々の大学において、それはどのように進められ、また、どのような課題を抱えているのか。そして、それらの課題を解決するために大学共同利用機関である国立情報学研究所(NII)がすべきことは何か。実際に大学DXの陣頭でその指揮を執る広島大学の近堂徹教授、香川大学の八重樫理人教授を迎え、NIIの合田憲人教授が意見を伺う。
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研究データを学内外に積極的に共有し、それを研究力強化につなげる──。そんな“カルチャーチェンジ”ともいえる研究データマネジメント(RDM)を、大学の研究推進を担う専門職「URA」がリードすることでドラスティックに進めようとしているのが、広島大学と藤田医科大学だ。RDMをURAの視点から促進する利点と、横たわる課題、そして国立情報学研究所(NII)が果たし得る役割について、当事者の2人に聞いた。
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少子高齢化のもとで社会を発展させるために、もはや生涯学習とリスキリングを避けて通ることはできない。そのための切り札として、特定の知識やスキルの習得を目的とした短期学習の成果を証明する「マイクロクレデンシャル」や、その成果をデジタル上で可視化する「デジタルバッジ」に対する期待が高まっている。高等教育政策を研究してきた野田文香教授と、オンライン教育を研究してきた堀真寿美特任教授に、国立情報学研究所(NII)長岡千香子特任助教が、マイクロクレデンシャルやデジタルバッジをめぐる世界と日本の現状、および課題と今後の可能性を聞いた。
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いまや社会を支える基盤になっている「情報学」という学術分野の研究が、「私たちが生活する社会をどう変え、未来の社会に、どのような新しい価値を生み出してくれるのか」を、広く一般の読者にわかりやすくお伝えすることを目的に「NII Today」を発行しています。
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