NIIオープンハウス2015 レポート

女子高生のためのScience Life Café ~ ワークスタイルラボ

将来どのような仕事をしたいか、将来のワークスタイルに興味を持つ高校生のためのキャリアプランワークショップを開催しました。スピーカーは、様々な分野で活躍する女性が登壇。前半のトークでは、4名がそれぞれの研究分野での仕事やプライベートなど、普段は聞けない内容をお話しいただきました。

 

相良 美織(株式会社バオバブ代表取締役社長)

「言語の壁をとりはらい、もっと世界にわくわくを!というモットーでベンチャーを創業。世の中から必要とされている研究分野で最先端の機械翻訳の研究にも触れられ、まだまだ発展途上の市場なのでベンチャーでも勝てる余地があります。もちろん大変なこともたくさんありますが、毎日が刺激的です。」

 

佐藤 寛子(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系教授)

「コンピュータ化学、化学情報学(ケモインフォマティクス)の分野で、化学データを活用し、新しい分子や反応の設計を行っています。人生は一瞬一瞬の時間の積み重ねです。その瞬間の多くを、サイエンス・研究とともに過ごすことができます。ささやかなことでも新たな発見やブレイクスルーができたときのワクワク感が今の研究職の醍醐味です。大変なことは、文章を書く作業が非常に多いことやパーマネントポストを得るまでの不安感などがあげあられます。」

高橋 菜奈子(国立情報学研究所 学術コンテンツ課 副課長)

「研究と事業を推進するNIIの事業のうち、研究者・学生・図書館のための学術情報のウェブサービスを実施。よりよいサービスを作るため、現状を分析し、頭を使ってサービスを作るのは研究に似ています。良くも悪くも反響が返ってきます。また、学術情報流通という研究サポートは、基盤の仕事を行うことで、より多くの研究者に貢献できる点が楽しいと感じています。」

 

宇都宮 聖子(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授)

「量子(レーザー)の力を使って超高速コンピュータを実現するべく研究しています。新しい価値を創造する、クリエイティブな仕事。目標を高く持ち、やる気のある人たちと仕事ができること。世界中、日本中の研究仲間と肩を並べて語り合えること、そしていろいろな所属の人たちとチームワークで目標を達成するということが楽しい点です。ひとりでは達成できないものを作る喜びがあります。」

参加した生徒からは、「社会で活躍している女性のお話を聞けてよかった。自分の将来について改めて考えることができてよかった」「和気藹々とした雰囲気でとても楽しかった。進路について参考になることをたくさん聞くことができとてもためになった」といった感想が寄せられました。

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