NIIオープンハウス2015 レポート

高校生のための研究体験講座 ~ プレゼン実践!!

研究への取り組み方や、発表のコツを学びたいとエントリーした東京都立戸山高等学校の生徒が、事前授業で学び、グループ学習をした成果(研究テーマと仮説立ておよびその実験方法のデザインについてまとめた内容)をオープンハウス「プレゼン実践!!」で発表しました。

当日は7つのグループから発表がありました。「なぜ新たに会話に参加した人物が会話から抜けたことで会話は止まったのか」「人数と作業効率の関係性」といった研究テーマを発表。高校生ならではの視点で研究のテーマを切り取ります。

「社会を対象としつつも自然科学に近いフレームワークでアプローチできるということを感じてほしかった」という小林准教授。当日の生徒のプレゼンテーションの様子に熱心に耳を傾け、アドバイスをしていました。

実際に研究体験講座に参加した生徒は、「情報学が案外身近なものだと思った」「情報が増え、身の回りにあるものは常に変化している。自分たちで考えて選ぶことが大切と感じた」「限られた時間の中で模擬研究をしたのはとても貴重な体験だった」「情報学の研究は以前思っていたものよりも面白いと感じた」「研究は楽しいものであると実感できた」といった感想が寄せられました。

 

「研究テーマを見つけてプレゼンをつくりあげるという経験を、早い時期に経験することで、研究だけでなく、普段の勉強にも役立つことがあるのではと期待します」と岡田准教授。

今ある情報学を超える新しい情報学のパラダイムを作っていくこれからの世代に期待します。

 

 

事前授業

事前授業 第1回「情報と社会~ITが社会・経済・制度に及ぼす影響」(岡田 仁志)

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事前授業 第2回  情報学研究方法論「複雑な社会の因果関係を解きほぐす」(小林 哲郎)

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事前授業 第3回  「量的研究」と「質的研究」のプレゼンテーションへ向けて

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