Dec. 2020No.90

NII20年の軌跡とこれから国立情報学研究所 20周年記念特別号

NII Today 第90号

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国立情報学研究所 設立20周年行事をオンライン開催

2日間にわたり、記念式典・記念講演会、記念フォーラムを生配信

国立情報学研究所(NII)は、2000年4月に設立されて以来、今年で設立20周年を迎えました。これを記念して 12月3日に記念式典と記念講演会、4日に記念フォーラムをオンラインで開催し、YouTube LiveとLINE LIVEで配信しました。

記念式典・記念講演会 2020.12.3

 3日の記念式典では、冒頭に喜連川優 国立情報学研究所長、藤井良一 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構長があいさつを述べ、続いて、杉野剛 文部科学省研究振興局長、西尾章治郎 国立大学法人大阪大学総長、山内正則大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構長、深澤良彰 早稲田大学 前図書館長・理工学術院教授/一般社団法人大学ICT推進協議会会長からご祝辞をいただきました。

 式典に続く記念講演会では、「ポストコロナ時代における『科学技術・イノベーション政策』を問う」と題して、上山隆大 総合科学技術・イノベーション会議議員に、Society5.0の方向性や第6期科学技術基本計画の展望などについてご講演いただきました。続いて、澤田純 日本電信電話株式会社(NTT)代表取締役社長が「社会の未来を考える」と題し、NTTがパートナーとともに2030年の実現をめざす、光技術を活用した革新的ネットワーク・情報処理基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」構想などについて講演され、ご講演後は喜連川所長と対談を行いました。

 後半は、「コロナ禍真っ最中におけるデジタルとは? そして これからのNIIに期待される役割」をテーマにパネルディスカッションを行いました。上山議員、澁谷直樹 NTT代表取締役副社長、勝栄二郎 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)代表取締役社長、髙橋誠 KDDI株式会社代表取締役社長、出澤剛 LINE株式会社 代表取締役社長の5人をパネリストにお迎えし、喜連川所長がモデレーターを務め、コロナ禍による社会の変化とデジタルが果たす役割、さらにNIIへの期待などについて意見を交わしました。

 最後に、特別講演として、五神真 国立大学法人東京大学総長に、「Society5.0の実現に向けた国立情報学研究所への期待」と題しご講演をいただきました。五神総長からは、NIIが構築・運用する学術情報ネットワーク「SINET」について、これからのデータ活用社会を支え、Society 5.0を推進する基幹インフラとして大きな期待を寄せているといったお話がありました。

二十歳のNIIに叱咤激励を

niitoday90_3-1_200.jpg 当初NIIは、図書情報を編成しシステム化するとこからスタートしました。しかし、だんだん、情報に加えて、情報を流通させる基盤である学術情報ネットワーク「SINET」を強化すべきであろうという発想に至り、最近では、ネットワーク上のセキュリティ、そしてクラウド、さらに2022年からはデータ基盤というように新たなサービスを次々展開しております。2021年度にデジタル庁ができるなかで、DXというものをアカデミアの空間全体にどう適用していくべきかが、次の大きな課題ではないかと考えています。今年度は、国のGIGAスクール構想の下、小・中学校の全児童・生徒に対し「1人1台の端末」の整備が進められており、これに対してSINETがどのようにお手伝いできるかということも考えていきます。
 20歳になったNIIに対し、今後も叱咤激励をしていただきますようお願い申し上げます。

喜連川 優
国立情報学研究所長

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重要な3つの役割、さらなる発展に期待
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 NIIは、大学共同利用機関として3つの重要な拠点的役割を果たしています。1つ目は、情報学の総合研究の拠点としての役割です。情報学は、全学術分野の発展に共通の基盤的学問であり、その必要性はますます増大しています。2つ目は、先端的情報基盤の開発と事業の運用拠点としての役割です。
 SINETは、全国の教育研究機関に必須の基盤であり、NIIによる情報セキュリティ体制の構築とサービスの提供は、全国の大学教育研究機関への大きな貢献といえます。さらに、研究データ基盤システムの開発と運用は多くの学術分野で必要とされるもので、今後の発展に大きな期待をしております。3つ目は、産業界をはじめとする社会連携の拠点としての役割です。社会から情報学へのニーズがさらに高まるなか、産学官連携を強化発展していくことを期待しております。

藤井良一
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構長

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ご来賓の祝辞(ご登壇順)

データ駆動型研究や教育におけるデータ活用の推進を
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 NIIは設立以来、情報学の研究と学術情報ネットワーク「SINET」などの事業を両輪として発展されてきました。新型コロナウイルス感染症の拡大という混乱の中においては、いち早く大学などの教育継続への支援に取り組まれてきたことに、関係者から感謝の言葉が寄せられていると伺っています。文部科学省としても心から御礼申し上げます。NIIが担っている活動は、あらゆる研究分野、教育を支える重要な基盤となっています。文部科学省では、ウィズコロナ、ポストコロナを見据え、デジタル化の推進を主要政策の一つとして取り組んでいます。中でも、データ駆動による研究の推進や教育におけるデータの活用は重要な課題であり、これらを NIIが先導し、支えていただくことを大いに期待しております。

杉野 剛氏
文部科学省研究振興局長

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NIIとの連携を深め、コロナ時代の難局を乗り越える
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 2000年代に入る頃、建設中の学術総合センタービルを見て、「情報系の研究所が入る」と心ときめかせました。以来20年、NIIは歴代所長の下で未曽有の発展を遂げました。全国を100Gbpsの高速回線でつなぐSINET5や機関リポジトリは、オープンサイエンスの進展に伴い重要性を増しています。また、「情報学による未来価値を創生する」という理念の下、情報学を牽引してきました。かつて喜連川所長が率いた特定領域研究「情報爆発」は、世界に先駆けてビッグデータ時代の到来を予見しました。成果は大学に根付き、多くの人材を育てました。コロナ禍ではオンライン教育の課題解決に取り組まれています。我々大学は、NIIとの連携を深め、コロナ新時代の難局を乗り越えるための新たな学術情報基盤を構築すべき時と考えています。

西尾章治郎氏
国立大学法人大阪大学総長

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大型研究を支える高速ネットワークSINET
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 高エネルギー加速器研究機構は、加速器を用いて、素粒子や物性の研究を行う大学共同利用機関です。研究には世界中から 3000名を超える研究者が参加し、膨大な実験データの解析には世界各国の計算機資源を相互利用します。NIIが提供する SINETは、これらをつなぐ高速ネットワークとし て私たちにとって最も重要な研究資源であり、ノーベル賞につながる研究も支えました。当分野では、これまで世界中の研究者が盛んに行き来し、大規模に研究を進めてきました。しかしコロナ禍で、バーチャルリアリティの活用など「新しい研究モデル」の模索を迫られており、NIIの協力を得たいと考えています。20年目を節目に、NIIが日本の学術研究基盤の担い手として、また情報学の国際拠点として、今後も発展されることを願っています。

山内正則氏
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構長

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今後も、共にIT環境を整備していく関係を
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 大学図書館にいますと、NIIの偉大さを感じずにはいられません。NIIが提供する日本最大の書誌データベース「NACSIS-CAT」や共用リポジトリサービス「JAIRO Cloud」は大学図書館にとって必須の学術情報基盤です。また、オープンサイエンスの分野でもNIIは大きく貢献しています。コロナ禍に見舞われて始まった「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」は、内容の多様性、対象国の多さ、そして初等中等教育まで広げた点で、三次元の揃ったシンポジウムとなっており、多くの教育機関の教育継続を支えました。大学 ICT推進協議会の会長として、NIIとは今後も手に手を取り合い、我が国の高等教育機関を中心としたIT環境の整備に貢献していきたいと思っています。

深澤良彰氏
早稲田大学 前図書館長・理工学術院教授/一般社団法人大学ICT推進協議会会長

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<記念講演1>ポストコロナ時代における「科学技術・イノベーション政策」を問う
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 現在、コロナ禍を乗り切るために、科学技術への期待が世界的に大きくなっています。そうしたなか、2021年から日本の科学技術政策となる「第6 期科学技術基本計画」について、内閣府の上山氏が情報関 連の内容を中心に、現在、議論されている問題点などを話されました。
 第5期では、Society 5.0というコンセプトの下、「人間を中心とした超スマート社会を実現する」という、社会生活にまで踏み込んだ政策が進められてきました。しかしコロナ禍における社会のリモート化をきっかけに、デジタル化の遅れが露呈。これを受け、第6期の内容は大幅に軌道修正がなされました。その背景について上山氏は、「コロナ禍で、今後、政治的、経済的秩序が大きく変わる。また、超スマート社会の遅れは、デジタルの研究や技術開発の問題ではなく、社会システム全体の構造の問題である」と指摘。さらにアンケート結果などを交えながら、今後の科学技術には、" 明確な価値の創出" と" 個人の視点" が強く求められるとして、第6期にはこれらの視点が盛り込まれると語りました。

上山隆大氏
総合科学技術・イノベーション会議議員

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<記念講演2>社会の未来を考える
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 NTTが提唱する「IOWN」構想とは、光を中心とした革新的技術を活用し、従来のインフラの限界を超えた高速大容量通信の実現と、膨大な計算リソース等の提供をめざすネットワーク・情報処理基盤の構想です。澤田社長は、IOWNが3つの主要技術分野(オールフォトニクス・ネットワーク、デジタルツインコンピューティング、コグニティブ・ファウンデーション)から成ることを紹介し、「サイバー空間での膨大な情報処理を支えるには、通信をより大容量・低遅延にしていくことに加え、より省電力化、高速化したコンピュータや計算環境を併せて用意していくべきであり、さらにこれらをつなぐコグニティブなソフトウエアファウンデーションも求められていく」と説明しました。そのうえで、「未来都市のデザインや人流・交通流の最適制御、医療のスマート化などをコンピュータ・システムの中でつくっていく。2030年頃の実現をめざして、NIIをはじめ、多様なパートナーと連携していきたい」と展望を語りました。このあと、喜連川所長と対談を行い、IOWNが描く世界とその実現のために何をすべきかなどについて意見を交わしました。

澤田 純氏
日本電信電話株式会社(NTT)代表取締役社長

<パネルディスカッション>コロナ禍真っ最中におけるデジタルとは? そしてこれからのNIIに期待される役割
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コロナ禍による社会の変化とデジタルが果たす役割、NIIへの期待などについて議論を交わした。

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 科学技術政策ならびにIoT関連のキープレイヤー5人をパネリストに迎え、喜連川所長の司会進行の下、コロナ禍であらわになった日本のデジタル化の遅れを踏まえて意見交換が行われました。
 最初に、喜連川所長から「有事において、日本の研究開発が機動的に動けないことが露呈した」と問題提起がありました。これに対して、内閣府の上山氏は「日本の大学に支給されていた運営費交付金は、かつては使い道に自由度があり、必要と思うところに資金を投入できた。競争的資金はそうはいかない」と、制度的な問題点を指摘しました。さらに、研究成果の評価方法を変えることが資金の自由度につながるとして、「一見失敗したかのような研究も、他者に意味のあるデータを提供すれば評価してはどうか」と提案。これに対して、喜連川所長は日本にはデータ共有の文化が根づいていないとして、「前提としてデータは皆のもので、競争はそこから価値を生むことだと意識を変える必要がある」と話しました。
 「もし研究データを提供する仕組みが整ったら、何ができるか」という問いに、KDDIの髙橋氏は「広告の世界では顧客の関心に合わせた情報提供のためにいくつもデータを活用している。研究データを組み合わせたら、新しい価値が生まれるに違いない」と述べました。
 続いて、オンライン授業で大学間のIT環境の格差が問題になったことが話題に上りました。NTTの澁谷氏は「DXを進めるうえでの一番の鍵は、実際にITを使う人へのサポートにある」として、自社の取り組みを紹介しました。また、国産のクラウド型プラットフォームの必要性に話が及ぶと、IIJの勝氏は「政府の協力なくして国産のクラウドはできない」と課題を指摘。一方、LINEの出澤氏は、「誰でも使えるインターフェースをめざしてきたLINEが、コロナ禍をきっかけに、自社のアプリなどを使って医療をはじめいろいろなサービスを展開できるとわかった」と話しました。
 最後に喜連川所長から、「最近、講義は録音を倍速で聞いて、余った時間には海外のMOOCを視聴して学んでいるという学生に会いました。コロナ禍を好機と捉える、逞しい人がいる。日本のデジタルはコロナ禍を好機とできるだろうか」と質問が投げかけられました。これを実現するために、「互いに協力していくこと、そして日本に失敗を許してチャレンジできる雰囲気をつくっていくことが重要である」という共通認識を得て、パネルディスカッションの幕を閉じました。

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<特別講演> Society5.0の実現に向けた国立情報学研究所への期待
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 NIIが構築・運用する学術情報ネットワーク「SINET5」は、日本全国の大学や研究機関等が利用する情報通信ネットワークで、全ての国内・国際回線を100Gbps以上の超高速回線で結んでいます。五神総長は、「知識集約型社会への転換が進む中、このような高品質のネットワーク網は、工業化社会において道路や港が担った役割に匹敵する産業インフラ、社会インフラといえる」とその重要性を強調し、SINETが日本のスマート化の核になると語りました。また、「データ駆動型社会において重要なことは、通信網があるだけではなく、そこに乗るデータをきちんと共有できるようにすること」述べ、NIIと大学の連携によって良質のデータを共有するプラットフォームの準備が進んでいることを紹介しました。またSINETとGIGAスクールを結合して全国に高度デジタル神経網を構築する「スマートアイランド化構想」にも触れました。最後に五神総長は、「ハイスペックなネットワークであるSINETの強みを活かして、全国の大学が起点となって知識集約社会を先導できるのではないか。その意味で、NIIはこれからさらに重要な役割を担うべきである」とNIIの発展に期待を寄せました。

五神 真氏
国立大学法人東京大学総長

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記念フォーラム 2020.12.4

  4日の記念フォーラムは、「教育研究からみた次期SINETへの期待~オンライン教育、GIGAスクール、Society5.0~」「国家・学術・民間からみる データ共有のあり方」「医療ビッグデータ『医療画像データ蓄積・解析基盤』」「パンデミック後の大学図書館がNIIに期待するもの」「CRIS『頑強な知識基盤と課題解決型技術』」をテーマにした5つのセッションを行いました。
 大学共同利用機関であるNIIが、他大学や他機関とともに取り組む注目の事業や研究を紹介し、現状のサービスや研究をさらに発展させていくためにはどうしたらよいのか、またNIIやSINETに期待すること、果たすべき役割などについて深く掘り下げました。
 2日間にわたり開催した一連の記念行事は、YouTubeやLINELIVEから約5500人の視聴がありました。オンライン開催により地理的な制約がなくなったことで、全国各地から多数の参加があり、距離を超えてNIIの研究や事業を多くの方に知っていただく機会となりました。

<セッション1>
教育研究からみた次期SINETへの期待
~オンライン教育、GIGAスクール、Society 5.0~
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 GIGAスクール構想やオンライン教育、またSociety5.0の推進に必要な次世代学術情報基盤のあり方について、高等教育・初等中等教育に携わっている方々、オンライン教育を支援するITベンダーの方をお迎えし、次期SINETへの期待も含めて議論しました。

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<セッション2>
国家・学術・民間からみるデータ共有のあり方
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 オープンサイエンスにおけるデータ共有の考え方は、科学の発展だけではなく、国家や民間におけるデータ戦略の基本理念とも深く関係します。各パネリストが推進するデータ共有活動を、「データガバナンス」という観点から俯瞰し、これからのデータ共有社会に必要な仕組みや機能について、その将来像を議論しました。

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<セッション3>
医療ビッグデータ「医療画像データ蓄積・解析基盤」
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 日本社会における未曾有の少子高齢化と経験豊かな専門医の不足は、医療サービスの質を維持する上で大きな課題となっています。NIIは、この課題を情報学の観点から解決するために、2017年11月に医療ビッグデータ研究センター(RCMB)を設置しました。
 セッションでは、実際に医療現場に携わる立場の方々をお迎えし、データ蓄積・解析基盤への期待や今後の医療支援AIの可能性などについて議論しました。

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<セッション4>
パンデミック後の大学図書館がNIIに期待するもの
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 コロナ禍の大学で課題解決に注力されてきた大学図書館長をお招きし、大学や図書館がどのように対応してきたかを振り返りながら、今後の大学図書館の変容についてお話しいただきました。またその中で、大学図書館がこれからのNIIに求める課題や役割についてもお話いただきました。

モデレータ:
相澤 彰子 国立情報学研究所 副所長

パネリスト:
「大学図書館とDX 学術情報は誰のもの?」 | 映像   資料
大隅 典子 東北大学副学長・附属図書館長・大学院医学系研究科教授
「大学図書館のデジタルトランスフォーメーション」 | 映像
竹内 比呂也 千葉大学副学長・附属図書館長・アカデミック・リンク・センター長・人文科学研究院教授
「新しい時代の学術情報のあり方」 | 映像
引原 隆士 京都大学図書館機構長・附属図書館長・大学院工学研究科教授

<セッション5>
5CRIS 「頑強な知識基盤と課題解決型技術」
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喜連川所長

 NIIとLINE株式会社により設置された「ロバストインテリジェンス・ソーシャルテクノロジー研究センター(CRIS)」では「頑強な知識基盤(Robust Intelligence)」と「社会課題解決型技術(Social Technology)」について、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的としています。

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江口清貴氏

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河原達也氏

 CRISセンター長を兼務する喜連川所長がモデレータを務め、LINE株式会社江口清貴執行役員、CRISの支援を受けてNIIおよびLINE株式会社と共同研究を実施されている京都大学河原達也教授をパネリストとしてお招きし,これからの産学連携活動の在り方や,革新的技術のシーズ創出についてお話しいただきました。

「京都大学とCRISを中心とした共同研究の取組み」 | 映像
河原 達也 京都大学大学院情報学研究科 研究科長・教授

「国立情報学研究所 二十年の歩み」を発刊

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 国立情報学研究所(NII)は、設立20周年を記念して、20年の歩みをまとめた記念出版物「国立情報学研究所 二十年の歩み」を11月30日に発刊しました。
 NIIの前身である学術情報センター時代の1996年から、国立情報学研究所に改組される期間を含めて、20周年を迎えた2020年3月までの諸活動を、写真や資料を交えて記録しています。これから大きく変わりゆく社会を考える際の記録史料として幅広く利用されることを期待しています。
 同誌は、こちらのページからPDFをダウンロードしてご覧いただくことができます。
https://www.nii.ac.jp/20th/publication/


 

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