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Interview
CT画像の解析結果を感染症対策に役立てる
学会や大学と連携してCOVID-19肺炎の診断支援AIを開発
現在、COVID-19の診断にはPCR検査が用いられているが、より精密な診断や予後の予測にはCT(コンピュータ断層撮影法)検査が有用だという。とくに日本の医療機関における人口あたりのCT装置保有台数は世界一を誇り、CT画像データの活用に大きな期待が寄せられている。そうしたなか、NIIの「医療ビッグデータ研究センター(Research Center for Medical Bigdata :RCMB)」は日本医学放射線学会とともに、収集したCT画像を用いてCOVID-19肺炎の診断支援AI(人工知能)の開発を進めてきた。その成果とRCMBの取り組み、医療支援AIの可能性などについて、日本医学放射線学会の青木茂樹理事長とRCMBの佐藤真一センター長に聞いた。
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Interview
世界中のCOVID-19情報が俯瞰できるサイトを構築
自然言語処理研究者たちによるコラボレーション
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、自然言語処理の研究者たちが各自の専門性を活かしてCOVID-19に関する世界中のさまざまな情報を集約し、日本語で提示するサイトを短期間で構築した。このコラボレーションはどのように進められたのか。プロジェクトから得られたものは何か。プロジェクトの開始時から参加しているNIIの相澤彰子教授に聞いた。
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Article
Withコロナ時代のオープンコラボレーションによる研究
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Interview
「SNSによるデマ拡散」問題の本質とは
「疑うタイミング」の創出が重要に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界的に問題視されたものの 1 つに「SNS(ソーシャルメディア)を通じたデマの拡散」がある(図1)。日本でもトイレットペーパー不足を招いたとされるなど、社会的に注目を集めた。この状況をどう認識、理解すべきなのか。「SNSとデマ」をめぐる問題の本質について、東京大学の鳥海不二夫准教授に聞いた。
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Interview
ビッグデータ解析でコロナ社会の課題解決を
外出自粛率や人の接触頻度を「見える化」する
情報学や物理学で培ったビッグデータ解析や大規模シミュレーションの知見を活かして、経済や社会の課題解決に挑むNIIの水野貴之准教授。「計算社会科学」が専門のデータサイエンティストとして、携帯電話キャリアや全地球測位システム(GPS)などのビッグデータを解析し、新型コロナウイルス感染症対策に役立てるべく、積極的に情報発信をしている。さらに、AI(人工知能)を使って、時々刻々と変わる感染状況や、国によって異なる感染の広がりを捉えようと奮闘中だ。
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Essay
教育が変わる時
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