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NII Today

第64号/2014年5月発行

パーソナルデータ
プライバシー保護とデータ利活用は両立するのか?

・パーソナルデータ利活用とプライバシー保護の両立、
 欠かせない技術と法制度の連携
・個人情報保護法の改正に向けて
・柔軟性ある個人情報保護と活用へ
・パーソナルデータの制御権を自らの手に!
・匿名化技術の最新動向とその課題

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CONTENTS
NII Interview:パーソナルデータ利活用とプライバシー保護の両立、欠かせない技術と法制度の連携

ビッグデータによる新たな価値創出に注目が集まっています。なかでも、個人の行動などの情報を含む「パーソナルデータ」は価値が高いが、その半面、プライバシー保護との両立という難しさをはらみます。政府IT総合戦略本部「パーソナルデータに関する検討会」(以降、検討会)の技術検討ワーキンググループ(以降、技術WG)では、技術的な立場から新たな制度を議論しました。その主査を務めている佐藤一郎教授に、パーソナルデータ利活用を取りまく状況、問題意識について聞きました。

  • 佐藤一郎 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 / 総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻 教授

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個人情報保護法の改正に向けて

現在、2005年から全面施行されている個人情報保護法を改正する取り組みが進められています。その背景には、技術の急激な進展に伴い、より現実に即したかたちで制度を見直すことに加え、プライバシーを保護しつつパーソナルデータを利活用したい、という狙いがあります。本稿では、インターネットや情報セキュリティに関する法律問題の第一人者であり、個人情報保護法の権威として知られる法律家の岡村久道教授に、現行法の問題点と法改正への期待と課題について話を聞きました。

  • 岡村久道 国立情報学研究所 客員教授 / 弁護士

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柔軟性ある個人情報保護と活用へ

個人情報の活用や保護に関して、人々の意識はさまざまです。個人情報は保護されるべきだという基本的な考え方は共通するものの、個人によって、どこまで情報を出すのかといった意識は大きく異なり、その対価で何を得られるのか、といったことで姿勢は大きく変わります。これを、コンジョイント分析手法を用いて浮き彫りにするのが、岡田仁志准教授が取り組む研究テーマの1つ。この研究成果は、個人情報保護に関するルールづくりにも応用されようとしています。

  • 岡田仁志 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 准教授総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻 准教授

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パーソナルデータの制御権を自らの手に!

ビッグデータ収集と解析技術の発展により、パーソナルデータが予想もつかない目的に利用される危険性が指摘されるようになりました。SNSに登録・投稿されるコンテンツから、写真に写った人物の氏名や住所などの個人情報が、本人の意思とは無関係に丸裸にされてしまう事態が現実のものになったのです。サイバー空間のパーソナルデータは本人の手で制御できないものなのか? NIIの越前功教授が開発する顔検出防止ツール「プライバシーバイザー」が、ビッグデータ活用とプライバシー保護の議論に新たな一石を投じています。

  • 越前 功 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授 / 総合研究大学院大学 複合科学研究科情報学専攻 教授

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匿名化技術の最新動向とその課題

パーソナルデータの活用に際して、プライバシー保護を実現していくために不可欠となる匿名化技術です。現在、匿名化技術はどこまで進化しているのか。そして、実運用にあたり、どのような課題が浮上しているのか。本稿では、匿名化技術の最新動向と、実用化に向けた展望と課題について、政府IT総合戦略本部「パーソナルデータに関する検討会」技術検討ワーキンググループ(以降、技術WG)のメンバーであるNTTセキュアプラットフォーム研究所の高橋克巳氏に、NIIの佐藤一郎教授(技術WG主査)が話を聞きました。

  • 佐藤一郎 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 / 総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻 教授

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過去からの教訓 - Essay
  • 北本朝展 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授

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第64号「パーソナルデータ プライバシー保護とデータ利活用は両立するのか?」

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