研究シーズ2017情報基盤科学

新たなネットワークサービスとSINETとの連携によるサービスの実現

栗本 崇アーキテクチャ科学研究系 准教授

研究分野超⾼速ネットワーク/SDN/NFV

研究背景・目的

2016年4月から、日本全国に広がる拠点間を100Gの光波長を用いて接続する学術情報ネットワークSINET5※の運用を開始しています。SINET5では、拠点と拠点の間を直結する回線(論理フルメッシュ)で接続しています。この回線を最短経路で経由することで遅延を最低限にすると共に、どの拠点間においても最大100Gの超高速なデータ通信を可能としています。また、SINET5では学術機関の間を安全に接続するVPNサービスや、クラウドのデータセンターをSINETに直接接続することで高速・低遅延・安全に利用が可能となるネットワークサービスの提供と共に、更なるサービスの提供が期待されています。

※SINET5(サイネット):Science Information NETwork5/学術情報ネットワークの略。日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として、国立情報学研究所が構築・運用している。

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研究内容

これまでは専用の装置を用意することの多かったルータやファイアウォールなどのネットワーク機器をソフトウェア化するNFV(Network Function Virtualization、ネットワーク機能仮想化)技術や、ネットワークの転送経路を外部コントローラーによって制御するSDN(Software Defined Network)技術の検討が進んでいます。このNFV及びSDNの技術を活用し、ネットワークに対する突発的な需要増減や災害に対応した柔軟な構成変更をユーザーがカスタマイズ可能とすることで、ユーザーのネットワークを含めたエンド・ツー・エンドのネットワーク全体の信頼性・安定性向上やコスト削減を可能とする新たなネットワークサービスの研究を進め、SINETとの連携を行い具体化します。

産業応用の可能性

現在研究が進められているNFV/SDNの技術を利用した新たなネットワークサービスの研究に加えて、SINETと連携を行うことで、技術研究と実用化を結びつけます。

研究者の発明

連絡先

栗本 崇[アーキテクチャ科学研究系 准教授]
tkurimoto[at]nii.ac.jp ※[at]を@に変換してください

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