Day3 │ 5/31(水)
CiNii Researchトラック
研究成果情報モニタリングのあるべき姿
近年、論文や研究データのような学術情報は、広く公開されるようになり、公開された情報の再利用性や知識の共有による社会的な利益が認められることとなった。一方、このような研究に関する情報は、研究機関や研究者の研究の活発度を知り、巨視的には国家としての学術政策が有効に機能しているかを知る指標ともなりうる。例えば国立情報学研究所では、検索基盤CiNii Researchや公開基盤WEKO3から、日本中の学術情報がどこからいつ公開されたかを確認して、機関や研究者がどのようなアウトプットを出したかモニタリングすることができる。しかしモニタされる研究成果情報は研究分野ごとに扱いが統一されておらず、分析方法も多様でその解釈が分かれる場合もある。本セッションでは、学術基盤サービスの機能に関する情報共有や、分野ごとの差異、成果の分析に関する考え方を共有し、正確で健全な研究成果情報モニタリングについて議論を実施する。
【2023/07/18】講演動画を公開しました。
【2023/08/07】講演資料を公開しました。
会場:オンライン
10:00-10:15 |
研究成果の発見性とモニタリングのための検索基盤 国立情報学研究所 大波 純一 |
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10:15-10:30 |
CiNii Researchのデータをととのえる話 ― 研究モニタリングと人物検索の可能性を見据えて 国立情報学研究所 金澤 輝一 |
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10:30-10:45 |
研究評価モニタリングの進化と課題 国立情報学研究所 孫 媛 |
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10:45-11:00 |
生命科学分野の研究データのセマンティクス向上とモニタリング -理研での活動- 国立研究開発法人理化学研究所 バイオリソース研究センター 櫛田 達矢 |
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11:00-11:15 |
議論 |
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11:15-11:30 |
質疑 |