イベント情報
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2014年(平成26年度)

第4回 SPARC Japan セミナー2014
「グリーンコンテンツの拡大のために我々はなにをすべきか?」

日時

平成27年3月9日(月曜日)13:00-17:00

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場所

国立情報学研究所  12階 1208,1210会議室

イベントは終了しました
多数のご参加ありがとうございました。

更新記録

ドキュメントを掲載しました。(2015/06/16)
ビデオ映像を公開しました。(2015/04/03)
ニュースレターを公開しました。(2015/03/30)
開催報告を公開しました。(2015/03/24)
発表資料を公開しました。(2015/03/24)
講師紹介講演要旨を公開しました。(2015/02/16)
プログラムを公開しました。(2015/02/16)
・ウェブページを公開しました。(2015/01/21)

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第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回 SPARC Japanセミナー2014

第4回
 SPARC Japanセミナー2014

アウトライン

【背景】

学術研究活動の中で生成された学術資源のオープン化については,学術的な動機(学術研究知識の循環・再利用や新たな学術分野創出など)と併せて,社会的な要請(学術研究成果の第三者による検証や知財の確保など)の観点からも普及・整備が求められている。

【問題提起】

しかしながら,本国の学術資源のオープン化の現状を踏まえた場合には,学術研究分野(理工・人文など)や機関・組織(大学・博物館・自治体など)において,オープン化に対する認知や動機・普及状況に差異が生じていることは否めない。また,多くの機関・組織において,同じ機関・組織内において生成された学術資源が複数のリポジトリ等に散在しており,組織的なオープン化推進という観点からは,横断的な管理体制モデルの構築が急務である。

【概要】

本セミナーでは,学術研究機関が機関リポジトリ等において公開・発信する学術コンテンツ“グリーンコンテンツ”を,研究データ,博物館資料に関するメタデータ及び資料画像データ等も視野に入れた多様なコンテンツとして再定義した上で,当該コンテンツのコレクション構築のあり方や,コンテンツの利用を促進するための手法を探ることをテーマとして扱う。オープン化推進機関・図書館関係者・学術研究者などを交えた,今後の多様な学術情報流通に関する議論を通じて,上記のような本国の将来における学術資源のオープン化のイメージを広く共有するとともに,リポジトリ等による学術資源管理の具体的な道筋を探りたい。

【参加対象者】
研究者,図書館員,学術出版職にある方々

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プログラム
司会: 三角 太郎 (千葉大学附属図書館)

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:10

開会/概要説明

三角 太郎
(千葉大学附属図書館)

(538K)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(10:31)

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(653K)pdf

13:10-14:00

図書館によるデータ管理への道筋

[講演要旨]

南山 泰之
(国立極地研究所)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(48:12)

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(764K)pdf

14:00-14:50

大学博物館における学術資料情報のオープン化に関する取組み

[講演要旨]

山下 俊介
(京都大学宇宙総合学研究ユニット)

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(54:05)

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(0.99M)pdf

14:50-15:40

機関リポジトリとDOI
- JaLCにおけるDOI付与について -

[講演要旨]

武田 英明
(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系)

(2.59M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(44:22)

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(1.41M)pdf

15:40-15:50

休憩

15:50-16:55

パネルディスカッション:
グリーンコンテンツの拡大に向けて

【モデレーター】
堀井 洋
(一般社団法人 学術資源リポジトリ協議会)

【パネリスト】
林 和弘
(科学技術・学術政策研究所)
南山 泰之
(国立極地研究所)
山下 俊介
(京都大学 宇宙総合学研究ユニット)
武田 英明
(国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系)

林氏資料(3.10M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。


堀井氏資料(1.72M)pdf

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

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(68:03)

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(4.93M)pdf

16:55-17:00

閉会挨拶

安達 淳
(国立情報学研究所)

 

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(4:42)

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参加費
無料
参加申込

受付は終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
申込期限: 平成27年3月3日(火)

お問い合わせ先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

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講師紹介

◇南山 泰之   (国立極地研究所)

2005年より国立極地研究所情報図書室に勤務。2007年~2008年,第49次日本南極地域観測隊に参加。その後,東京大学駒場図書館(2011年~2014年)を経て現職に戻る。2014年8月より機関リポジトリ推進委員会コンテンツワーキンググループメンバー。

◇山下 俊介   (京都大学 宇宙総合学研究ユニット)

京都大学宇宙総合学研究ユニット特定助教。一般社団法人学術資源リポジトリ協議会理事。専門は学術機関で生み出される研究資料(特に研究者の収集・作成した映像音声資料,フィールドノートや講義ノート等)のアーカイブ化。京都大学研究資源アーカイブ,総合博物館でアーカイブの構築と博物館資料に関する教育・研究活動に携わり,2014年4月より現職。

◇武田 英明   (国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系)

国立情報学研究所教授。総合研究大学院大学(総研大)教授兼任,ジャパンリンクセンター運営委員会委員長,ORCID理事。東京大学大学院工学系研究課博士課程修了。工学博士。研究の関心はセマンティックWeb,知識共有システム,設計学。

◇林 和弘   (科学技術・学術政策研究所)

1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J- STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,幅広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,電子書籍(ePub)対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動を行い,電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持つ。2012年より文部科学省科学技術・政策研究所において政策科学研究に取り組んでおり,科学技術予測調査に加えてオープンサイエンスのあり方と政策づくりに関する調査研究に取り組んでいる。

◇堀井 洋   (一般社団法人学術資源リポジトリ協議会)

一般社団法人学術資源リポジトリ協議会代表理事。北陸先端科学技術大学院大学助教を経て,2009年合同会社AMANE代表社員に就任。2014年10月一般社団法人学術資源リポジトリ協議会を設立。学術資料に関する調査・研究に従事。専門は人文情報学。

◇三角 太郎   (千葉大学附属図書館)

1992年東北大学理学部卒業(専攻は地質学)。1998年宇部工業高等専門学校に採用後,山口大学,山形大学を経て2014年4月より現職。図書系の業務は一通り経験し,機関リポジトリとの出会いは2005年山口大学にて。以後リポジトリと携わる。機関リポジトリ推進委員会国際連携ワーキンググループメンバー。大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)作業部会委員。

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講演要旨

◆図書館によるデータ管理への道筋

   (南山 泰之)

近年,オープンサイエンスをキーワードに,データのオープン化の機運が高まっており,海外では図書館が積極的にサポート体制を構築しつつある。一方で日本国内では,データそのものの管理・保存に対する取り組みは主として研究者コミュニティや博物館等によって進められてきており,国内の図書館員が積極的に関わってきたとは言い難い現状がある。本報告では,データ管理を巡る国際情勢やこれまでの図書館における取り組みを振り返りつつ,今後の「グリーンコンテンツ」拡大のために,図書館はどのような役割を果たしていくべきか,研究者や助成機関,博物館等のコミュニティとどのように連携していくべきか,明日から何をはじめるべきなのか,を議論したい。

◆大学博物館における学術資料情報のオープン化に関する取組み

   (山下 俊介)

オープンアクセスやリンクトオープンデータなどの取り組みでは,情報の効率的な共有と活用が目指され,付加的な情報資源の蓄積も期待できる。しかし,完成物としての研究論文やジャーナル,あるいは公共サービスなどの実際業務と一体として生み出される情報に比べ,博物館資料や学術アーカイブ資料といった<手がかかる>学術資料情報を作りだす活動への検討は進んでいない。さまざまな人間活動においてしばしばコアになる,こうしたモノ資料の資源化・資料情報のオープン化の実際に目を向け,それらを促進するようなスキームを検討してみる。

◆機関リポジトリとDOI - JaLCにおけるDOI付与について -

   (武田 英明)

リジャパン・リンク・センター(JaLC)は2012年に発足し,第1段階としては主にジャーナル論文にDOIを付与してきた。2014年12月に新システムに移行すると共に,JaLCは国内の様々なDOI付与にニーズに対応できるように多様なコンテンツにDOI付与ができるようにポリシーを整備した。ことに機関リポジトリのコンテンツに積極的にDOIが振れるように拡張されている。また,2014年10月より研究データに対するDOI付与実験プロジェクトも始めている。本講演ではJaLCのDOI付与のポリシーに関して,機関リポジトリの関連を中心に紹介する。

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開催報告
平成27年3月9日(月)に第4回SPARC Japanセミナー2014「グリーンコンテンツの拡大のために我々はなにをすべきか?」を開催しました。本セミナーに関するニュースレター(25号)はこちらからご覧ください。
参加者数 68名
アンケート結果 回答数:34 

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的
    業務に関連するため:28  研究に関連するため:3   教養:3   その他:0  無回答:1
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:20   普通:12   期待と異なる:1   無回答:1
  ご意見 【所属/職種】
  【大学/図書館関係】
   
  • 大変充実したセミナーで大いに勉強になりました。Re*poNについても初耳でしたし、オープンサイエンスの動きなども教えて頂き、わずか4時間で最近の動きや課題、ニュースまで手に入れることが出来るありがたいセミナーでした。
  • 直接すぐに業務に反映するような内容ではありませんでしたが、世界のトレンドや、今後の日本の動きが分かり刺激を受けた。
  • 難しい部分もあり、ついていけない所もあったが、グリーンコンテンツの現状がおぼろげながら理解できた。
  • 時間が足りなかったように思います。
  • 全体的にまとまりのある方向性はみえなかった。引き続きこのようなセミナーを続けてほしい。パネルディスカッションが良くなかった。
  • 業務と直接関連しないが知識として役に立つ。
  • 思っていたよりも概念的な内容が多いと思った。全体像をつかむのには良かった。
  【大学/大学・教育関係】
   
  • データ公開に関する様々な課題がわかった。
  【大学/その他】
   
  • 政策としてサイエンスデータのオープン化への流れが既にあることに気付かせてもらい有益だった。
  【大学/学術誌編集関係】
   
  • 研究データのシェアに関する世界の潮流を理解することが出来ました。雑誌の編集の立場からは、この流れに対しどのようなことが出来るのか考えさせられました。(データジャーナルの刊行?リポジトリへのデータ提供を著者に呼びかける?)ただ研究者の間ではデータのシェアについてはあまり話題になってないように感じます。
  【企業/図書館関係】
   
  • パネルディスカッションが良かったです。
  【企業/大学・教育関係】
   
  • 政策レベルでどのような動きになっているかについての話を興味深く聞かせていただいた。大きな潮流の中で図書館がどう動くべきかという問いはこのような俯瞰的な観点が必要。
  【企業/その他】
   
  • グリーンコンテンツの現状や今後についてよくわかった。
  【その他/図書館関係】
   
  • 機関リポジトリを進める上で、必要な考え方、研究データの扱いを考える必要性に気付かされました。
  【その他/研究者】
   
  • 図書館員の夢やDOIの話を聞きに来たのではなく、グリーンを可能にする仕組み、社会制度について知りたかった。そうした話(タイトルが示唆するもの)が完全に抜けている気がする。
  【その他/その他】
   
  • とてもよく理解できました。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【大学/学術誌編集関係】
   
  • 英語による日本発のリーディングジャーナルの育成というテーマについては良く聞きますが、日本語による学術誌の現状についてはあまり関心が持たれないようです。母国語による学術誌の現状について、和文誌の編集者としては話を聞いてみたいです。
  【大学/大学・教育関係】
   
  • グリーンコンテンツ更なる拡大について。
  【大学/その他】
   
  • もっと具体的で実用的な話。
  【企業/図書館関係】
   
  • 政策の観点からの考察。
  【企業/大学・教育関係】
   
  • 政策レベルの話をもっと詳しく伺いたい。
  【その他/その他】
   
  • オープンデータについて、実際の研究者がこれからこうしますという見込みや自身の考えがお聞きしたいです。特にまだオープンにしていない分野の方。
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【大学/図書館関係】
   
  • 年に一度でも参加を続けたいと思います。セミナーの準備等含め、企画していただき心から感謝しております。これからもどうぞよろしくお願い致します。
  【大学/大学・教育関係】
   
  • 業務に役立つ内容でありがとうございます。
  【企業/図書館関係】
   
  • 今年度4回全てのSPARC Japanセミナーに参加させて頂きました。毎回先進的な取り組みを見せて頂き刺激になります。第3回、第4回は意図的に「あおる」という感じがしました。先端を走っている方たちがもどかしさを感じるほど、現場の動き(反応)が鈍いのだろうと推測します。動きを加速するためには、2番手の次の位置にいると思われる大学の事例発表等意識改革が有効ではないでしょうか。
  【企業/その他】
   
  • 継続して開いてください。
  【その他/研究者】
   
  • 具体的にメタデータを作ったとか、アーカイブを作ったとか、達成したことを発表する場にした方が良い。あまりに「期待」とか「夢」に偏っている気がした。
  【その他/その他】
   
  • 是非継続してください。
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最終更新日:2015年6月16日