2019年4月,SPARC Japanは,国際学術情報流通基盤整備事業から学術情報流通推進委員会へと変わりました。
国際学術情報流通基盤整備事業は,我が国の学術雑誌の電子化・国際化への対応等を課題として2003年に始まりました。学術情報流通における潮流の変容に応じて事業内容の見直しが行われてきましたが,第5期の終了にあたり,特定の事業ではなく,ステークホルダー間の連絡調整を行うことによって,学術情報流通基盤整備を推進するという役割に大きく舵を切ることとなりました。
そこで,活動方針を策定する主体の名称を国際学術情報流通基盤整備事業運営委員会から学術情報流通推進委員会へと変更し,以下の基本方針に基づいて活動を行うことします。
近年の情報通信技術の進展に伴い,学術論文のオープンアクセスに加えて,研究データを含めた研究プロセスのデジタル化と共有に取り組む,オープンサイエンスが国内外で進展しつつあります。学術論文や研究プロセスの相互利用の促進は新たな知の創出にも資することから,学術情報流通推進委員会の第1期においては,オープンアクセス,オープンサイエンスを推進するために,国内外の学術情報流通の動向や実態の把握に努め,それらに基づいた学術情報の公開や利活用に係る戦略の検討と調整,アドボカシー活動等を,学術コミュニティ等を中心としたステークホルダーの参画や連携のもとに行います。
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