大学図書館等の学術図書館は、教育支援・研究支援の一環として、学術雑誌の収集・保存・提供を始めとして、利用者(学生及び研究者)の学習・研究環境を
整えることをミッションの一つとしています。これらは、いわば「読者」としての利用者を支えるサービスです。
一方で、ここ数年は、機関リポジトリを中心としたオープンアクセスの推進にも注力してきました。これは、いわば「著者」としての利用者を支援するサービスと言えます。
学協会の学術誌発行部門と学術図書館は、「論文の読者/著者という両面を持つ研究者のコミュニティ活動を支える」というミッションを共有した、パートナーであるとも言えるでしょう。
第1回 SPARC Japanセミナー2010「学会の仕事とその経営を知る」では、学協会の立場から、「学会の経営」「学会誌編集業務の実際」「オンライジャーナルの取組み」「論文誌事業の現況とXMLの活用」という4つの話題提供をしていただきました。
今回は「図書館の仕事を知る -学術雑誌の購読と利用-」というテーマで、図書館側から本音ベースの話題提供をしていただきます。
当セミナーが、学協会と学術図書館がお互いを理解し、課題を共有し、より良い学術コミュニケーション支援の在り方を探るきっかけになれば幸いです。
なお、セミナーの趣旨から、今回は参加者を研究者・学協会関係者・学術図書館関係者に限定させていただきます。悪しからずご了承ください。
※参加対象者: 研究者・学協会関係者・学術図書館関係者
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