イベント情報
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2010年(平成22年度)

第1回 SPARC Japan セミナー2010
「学会の仕事とその経営を知る」

日時・場所

平成22年6月23日(水)10:00〜12:00
国立情報学研究所 12階 1208,1210会議室

 

セミナーは終了しました。

 

更新記録

 

・講演ドキュメントを公開しました。(2010/10/29)

・ビデオ映像を公開しました。(2010/7/1)

・開催報告を公開しました。(2010/7/1)

・配布資料を公開しました。(2010/6/28)

・定員になりましたので、申し込みを締め切りました。(2010/6/8)

・概要・講師紹介・講演要旨を公開しました。(2010/6/2)

・ウェブページを公開しました。(2010/5/20)

 

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arrow 講師紹介

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photo
概要

 日本学術会議における協力連携学術団体数は、約1800団体です。自社ビルを持ち、数十名の職員を組織として持つ学会がある一方で、研究者の手弁当に近い形で、ある学問領域を守る学会も存在します。学会の多くは、ジャーナルの出版を活動の柱としています。

 今回のセミナーでは、学会の経営、ジャーナル編集、ジャーナルの販売、そして電子化したジャーナルの今後にそれぞれ焦点をあて、4学会の実務担当者から現場の生の声を聞きます。

 学会関係者、研究者の方々には、今後の学会活動の参考となりますよう。そして図書館の方々には、学会はどういった活動を行い、ジャーナルを今後どのように出版していきたいと考えているかをご理解頂く機会になれば幸いです。

 

参加対象者: 研究者、図書館員、学術出版職にある方々

 

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プログラム
司会: 永井 裕子 (日本動物学会)
時間

内容

講師

配布資料

ビデオ映像 ドキュメント

10:00-10:05

開会

根岸 正光

(SPARC Japan運営委員長)

 

   
10:05-10:25

今後の学会経営-出版経費の削減は可能か

 

[講演要旨]

永井 裕子 

(日本動物学会 事務局長)

(289K)pdf

 

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クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

video
YouTube

(00:18:45)

(292K)pdf
10:25-10:45

学会誌編集業務の実際

 

[講演要旨]

橋本 勝美

(日本疫学会)

(570K)pdf

 

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video
YouTube

(00:18:20)

(594K)pdf
10:45-10:55 休憩
10:55-11:15

オンラインジャーナルの取り組みについて

 

[講演要旨]

水橋 慶

(電子情報通信学会 出版事業部 ソサイエティ誌出版課 課長代理)

(311K)pdf

 

Creative Commons License
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video
YouTube

(00:19:20)

(352K)pdf
11:15-11:35

日本化学会の論文誌事業の現況とXMLの活用

 

[講演要旨]

林 和弘 

(日本化学会 学術情報部 課長)

(557K)epub

 

(780K)pdf

注)この資料はオリジナルファイルのePubファイルをPDFファイルに出力したものです。

 

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video
YouTube

(00:31:05)

(462K)pdf
11:35-12:00 討議
12:00 閉会
 

※ePubファイルの閲覧には以下のソフト、プラグインで動作を確認しました。

 

FirefoxのePubリーダープラグイン

http://www.epubread.com/en/

 

Adobe Digital Edition

http://www.adobe.com/products/digitaleditions/

 

STANZA for iPad/iPhone

http://www.lexcycle.com/

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参加費
無料
参加申込

定員になりましたので、申込を締め切らせていただきます。(2010/6/8)

 

 

・氏名 ・所属 ・連絡先をご記入のうえ、【第1回SPARCセミナー参加申込】と題して、電子メールまたはFAX にて下記宛にお申込ください。また、【受付票】を返送しますので、当日ご持参ください。

 

※ご連絡いただいた個人情報は、今後のセミナーのご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

 

申込期限: 平成22年6月16日(水) ※定員は80名です。席に限りがありますため、申込状況によっては1機関からの参加人数を限定させていただくことがあります。また、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきますので、悪しからずご了承ください。


申込先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課図書館連携チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

講師紹介

◇永井 裕子 (日本動物学会 事務局長・SPARC Japan運営委員)

 社団法人日本動物学会事務局長・UniBio Press代表。 1993年より動物学会事務局長、現在に至る。

 

◇橋本 勝美 (日本疫学会)

 2001年、がん研究振興財団刊行のピアレビュー誌Japanese Journal of Clinical Oncology(JJCO)のManaging Editorとなり、編集に携わる。制作は出版社に委託していたので、主に論文受付けから掲載決定までの業務を担当。2002年にオンライン投稿・査読システム導入を経験。その後、学術誌の商業出版社編集部勤務を経て、2007年10月より日本疫学会誌Journal of Epidemiology(JE)のEditorial Coordinatorとなり、論文受付から制作まですべてを管理している。 

 

◇水橋 慶 (電子情報通信学会 ソサイエティ誌出版課 課長代理))

1993年4月(社)電子情報通信学会入社

2001年3月まで出版事業部会誌出版課にて学会誌の発行業務に携わる

2001年4月から同事業部ソサイエティ誌出版課にて論文誌の発行業務に携わる

現在同ソサイエティ誌出版課課長代理

 

◇林 和弘 (日本化学会 学術情報部課長・SPARC Japan運営委員)

 1994年東京大学大学院に大学院生として在籍時、日本化学会の論文誌査読管理データベースを開発したことがきっかけとなって、日本化学会の論文誌の電子ジャーナル化に取り組む。化学の研究者の立場がわかり、かつITスキルを持った氏は日本発の学術情報発信について、電子投稿査読、XML出版、電子ジャーナルプラットフォーム構築、宣伝活動の広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加えた。その活動は、結果として日本化学会 Chemistry Letters誌を一般化学誌として世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え、化学系学会出版としては世界でもいち早いオープンアクセス対応を開始するなど、数々の実績に反映されることとなった。また、そのノウハウはSPARC Japan、J-STAGE等各種のプロジェクトに反映され、科学技術・学術審議会下のWG専門委員も務めて日本の学術論文誌のあるべき姿を提言し、現在も日本発の論文誌をより魅力的にするための考察と改善を繰り返している。さらに、文部科学省科学技術政策研究所客員研究官他を兼任し、電子ジャーナルの将来とインターネット時代の科学コミュニケーションのあり方そのものについても興味を持つ。

 
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講演要旨

今後の学会経営-出版経費の削減は可能か

  (永井 裕子)

 冊子体印刷は、学会にとっては、経費のかかる、重い業務であった。冊子は郵送せねばならず、郵送費の大きさも、学会にとっては大きな問題であったのだ。しかしながら、電子ジャ−ナルの登場とその普及は、学会にジャーナル出版経費の削減という機会をもたらした。ここでは、学会におけるジャ−ナル出版経費の削減を2010年という枠組みの中で、再考したい。

 

学会誌編集業務の実際

  (橋本 勝美)

 日本疫学会誌編集担当者が、業務引継ぎから現在まで2年半の経験をお話します。編集室機能も任期制のため、後任者に編集機能の引継ぎをしても、スムーズにジャーナルを出版し続けられる編集体制と、国際標準のジャーナルに少しでも近づけることを目指して、様々な編集システムを導入しました。これらを具体的に紹介します。 

 

オンラインジャーナルの取り組みについて

  (水橋 慶)

 冊子体からオンライン版への切り替えに伴う、サイトライセンスの導入、 図書館コンソーシアムへの提案に至る取り組みを紹介する。

 

日本化学会の論文誌事業の現況とXMLの活用

  (林 和弘)

 学会が自主的に2誌、商業出版者との提携で2誌を発行する日本化学会の論文誌事業の現況を紹介し、その方向性について課題を整理したい。また、学会自主出版におけるXML活用についてもその端緒と可能性を紹介する予定である。

 
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開催報告
平成22年6月23日(水)に第1回SPARC Japanセミナー2010「学会の仕事とその経営を知る」を開催しました。
   
  参加者数
   
      参加者数:107名
 
 
アンケート結果
 

 

 

 

 

  回答数:75

 

  ※ご意見は、公開の同意をいただいたものです。

 

今回の内容について
 

  

  参加目的

 

    業務に関連するため:67   研究に関連するため:4   教養:6   その他:2

 

  目的達成度

 

    役に立つ:70   普通:3   期待と異なる:2

 

  ご意見 【所属/職種】

 

【学協会/学術誌編集関係】

  • おそらく学会の規模に差がありすぎて、自身の所属する学会とうまく結びつけられなかった。

 

【学協会/学術誌編集関係、技術関係】

  • 前半2プレゼンがよかった。

 

【学協会、大学/学術誌編集関係、研究・教育関係】

  • Impact FactorがついているJEが世界標準の水準に近づけるために行っている努力の1つ1つが参考になった。

  • 初めて聞く話が多く、役立つことが多かった。

 

【大学/学術誌編集関係】

 

  • 経費削減のために、オンライン投稿システム及びオンライン公開の重要性を知ることができました。

    【大学/図書館関係】

  • 日本疫学会の橋本さんのお話にとても興味がもてました。医学図に勤める者として大変参考になりました。

  • 様々な切り口で学会のお仕事をお話しいただき、4つとも大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

  • リポジトリ、OJSで学内の紀要や、研究会の全誌をEJ提供しています。「学会の事情」がよくわかり、今後のパートナーシップ作りに役立つ内容でした。

 

  • 学会の方の生の声がきけたのがよかった。

 

  • 毎度、面白い!

 

  • リポジトリ関連、EJ関連業務をしているので、学会、学術情報流通に関する知識を得るのにとても役に立つ内容でした。

 

  • 学会の出版、日本の電子Jo.に対する方針について、初めて聞く機会を得ることができました。紀要等の発行、オンライン化、出版会や学内学会への支援など、考える機会になりました。

 

  • 学会の仕事を具体的に知ることができ非常に有益であった。学会によるEJ出版とリポジトリはどう連携できるか(対立関係?)考えたい。

 

  • 学会側の話がきけてよかった。

 

  • 異業界の内容について紹介していただき、新たな面を知る事ができました。

 

  • 学会誌の出版業務について知識を得ることができました。参考になりました。

 

  • 学会出版の色々な面について、すべて興味深く、勉強になりました。”学会”と大くくりにはできない面もあると思いました。

 

  • 出版に限定せず、学会経営の全体について細部まで知りたいです。収支の逐条解説のような。

 

  • 学会誌を契約・発注・支払する側からは普段見えない学会側からの話を聞くことのできる貴重な機会。 難しいと思うが「経営」ということで、より生々しい話(オカネに係わる)も、もう少しあるとより良かった。

 

  • 通常、知らない流れやコスト等が分かって、大変有難かった。

 

  • 学会さんの運営についてよくわかりました。ありがとうございます。ただ、著作権についてのコメントが全くなかったのは、ちょっと気になりました。商業出版の研究者コントロールとは学会が対抗勢力であることを信じています。

 

【大学/研究・教育関係】

 

  • 実態に関する話は、なかなか入手しにくいので、大変参考になった。1つ1つのプレゼンの時間が少し短かった。

 

【大学/大学院生・学生】

 

  • 最後にElsevierの話も出てきましたが、学会、出版者、図書館の役割が交錯する面白い時代になるのかな、と思います。

 

  • 学会の仕事について全く何も知らなかったので、大変勉強になりました。貴重な機会を与えていただきありがとうございました。

 

【大学/図書館関係、研究・教育関係、技術関係】

 

  • とても参考になりました。研究開発報告の電子化に向けて参考にさせて頂きます。

 

【企業/図書館関係】

 

  • E/Jの動向がわかった。

 

【企業/研究・教育関係】

 

  • デジタル化における具体的なヒントがきけた。

 

【企業/その他】

 

  • 非常に興味深い内容でした。

 

【その他/図書館関係】

 

  • 学会に対するイメージがかわりました。機関リポジトリとの関連にあまり入り込んでなかったように思います。

 

  • どの方の話も大変興味深く、もっと時間が欲しかったです。

 

【その他/学術誌編集関係、研究・教育関係】

 

  • 学会誌出版の状況が大きく変わりつつあることが理解できました。
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今後、聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
 

 

【学協会/学術誌編集関係】

 

  • 学会のなかでも、文系・和文誌を発行している小規模学会の電子投稿システム化、オンラインジャーナル化、引用率upなどの取り組みの成功例を聴きたいです。

 

  • インパクト・ファクター取得の件

 

【学協会/学術誌編集関係、技術関係】

 

  • 商用電子投稿システム関連

 

【大学/図書館関係】

 

  • 今日の話に基づく、更なる議論ができればいいと思います。

 

  • もっと小さい学協会もしくは文系の会誌編集、運営のはなし。

 

  • 今回の内容をもっと時間をかけてやってほしい。

 

  • 図書館と学会とNIIのケンカのコマ!

 

  • 図書館総合展でする講演に大変興味がある。是非きいてみたい。

 

  • 学協会さんと図書館のあり方、協力について

 

  • 機関リポジトリと学会との関連性について

 

  • 今後、学術雑誌はどうなるのか。研究の世界のコミュニケーションはどうなっているのか。どうなっていくのか。

 

  • 今日のような比較的大手の学会以外に、よりニッチな小さい学会(大学内の研究室がまわりもちで事務担当をするような規模)の話も聞いてみたい。

 

【大学/研究・教育関係】

 

  • ホームページ、会員のコミュニケーションの最新状況など。

 

【大学/図書館関係、研究・教育関係、技術関係】

 

  • 学会からみた機関リポジトリ

 

【企業/学術誌編集関係】

 

  • 海外と国内の peer review の違い

 

【企業/図書館関係】

 

  • E/Jの購読スタイルについて(契約スタイル、購読可能年次、契約終了後のアクセス権等)

 

【企業/技術関係】

 

  • 学会のビジネスモデルを多くの学会から聞いてみたい。

 

【企業/その他】

 

  • ジャーナルの舞台的な話がきけて良かったですが、林さんの学会の情報戦略の話も聞くというかディスカッションしたいです。

 

【その他/図書館関係】

 

  • このテーマで再度企画してください。
    海外学会の動向は?
    商業出版の国内外の動向について
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その他、当企画に関する意見、感想
 

 

【学協会/学術誌編集関係】

 

  • 直接関係ないのですが、学会誌編集担当者との交流・情報交換会があると助かります。

 

  • 非常に参考になりました。

 

【学協会、大学/学術誌編集関係】

 

  • 経済的なところの工夫をお聞きできたらと思います。

 

【学協会、大学/学術誌編集関係、研究・教育関係】

 

  • 初参加だったが大変参考になった。

 

  • 本日のプレゼンテーションのパワーポイントをどこかのサイトで公開してもらえないだろうか?

 

【大学/図書館関係】

 

  • いつも本当にありがとうございます。

 

  • ありがとうございました。最後の質疑が少なくて残念。

 

  • 可能ならUstream等で中継していただけると嬉しいです。

 

  • 議論の時間をちゃんと確保しよう!

 

  • 短時間で有益な情報をありがとうございました。

 

  • すべての講義で得るものがあったと思います。図書館員にとって、とても有意義な企画でした。ありがとうございました。

 

  • 知らない世界の扉を少しのぞけて、大変良かったです。機会をみつけて又、参加したいです。

 

  • 前々項では注文を書きましたが、本日の内容も興味深かったです。

 

  • このテーマで一日のセミナーとして、より詳しく伺いたかったです。

 

  • 各コマの時間がもう少し長くてもよい。セミナー全体を長くするか、2回に分けても良かったかもしれない。

 

【大学/研究・教育関係】

 

  • 詳細の案内がもう少し早いと良かった。

 

【大学/図書館関係、研究・教育関係、技術関係】

 

  • ぜひ次回も参加させていただきたい。

 

【企業/図書館関係】

 

  • 開催時間を3H位にしてみたら良いかと思います。

 

【企業/その他】

 

  • 永井さんのコメントされていた学協会同士が情報交換できる場が、非常に少ないと思います。こもっていると困っているという自覚すら持たないことがあります。実務者レベルでの交流の場を是非増やしたいです。

 

【その他/学術誌編集関係】

 

  • どの発表も興味深く、もう少しお話が聞けると良かったです。

 

【その他/図書館関係】

 

  • パワポとかで「色覚バリアフリー」を意識して作成していただけると助かります。私は色覚障害者なので、分かりにくいことが良くありますので。

 

  • (昨年の図書館総合展以来)とにかく永井さんの大ファンです!!先日のSPARCの記事も読んでいて大変熱くなりました。次号が本当に楽しみです。

 

 
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最終更新日:2011年4月25日