第1回 SPARC Japan セミナー2013 「SPARCとSPARC Japanのこれから」
平成25年6月7日(金曜日)13:30~17:00
一橋大学 一橋講堂
(旧: 学術総合センター 一橋記念講堂)
イベントは終了しました ご参加ありがとうございました。
更新記録 ・ドキュメントを掲載しました。(2013/09/24) ・ニュースレターを公開しました。(2013/07/05) ・ビデオ映像を公開しました。(2013/07/03) ・開催報告を公開しました。(2013/06/20) ・発表資料を公開しました。(2013/06/20) ・講師紹介・講演要旨を公開しました。(2013/05/15) ・プログラムを公開しました。(2013/04/24) ・ウェブページを公開しました。(2013/04/16)
概要 プログラム 参加申込 講師紹介 講演要旨
【概要】 今回は第4期SPARC Japanの活動をスタートさせるにふさわしくSPARCのExecutive DirectorであるHeather Joseph氏をお招きし、米国におけるSPARCの活動状況についてお話をいただきます。また第4期のSPARC Japan活動方針をご説明させていただき、日本版SPARCの方向性について模索してみたいと思います。SPARC活動の拠点である米国での最新動向を担当者から直接伺える貴重な機会ですので、是非ご参加いただけますようお願いいたします。
【参加対象者】 研究者,図書館員,学術出版職にある方々
時間
内容
講師
発表資料
ビデオ映像
ドキュメント
13:30-14:45
Open Access: Delivering on the Promise [講演要旨]
Heather Joseph (Executive Director, SPARC) ※14:30-14:45 質疑応答含む
(2.63M) この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。
(76:27)
14:45-15:00
休憩
15:00-15:20 (質疑含む)
SPARC Japan ~来し方行く末~ [講演要旨]
尾城 孝一 (国立情報学研究所)
(836K) この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。
(16:25)
15:20-15:40 (質疑含む)
SPARCへの期待 [講演要旨]
戸瀬 信之 (日本数学会)
(329K) この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。
(20:07)
15:40-16:50
パネルディスカッション
【モデレーター】
安達 淳 (国立情報学研究所) 【パネリスト】 Heather Joseph (Executive Director, SPARC) 戸瀬 信之 (日本数学会) 関川 雅彦 (東京大学附属図書館) 林 和弘 (科学技術政策研究所)
関川氏 発表資料 (212K) この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 Unported ライセンスの下に提供されています。
(74:37)
16:50-17:00
閉会挨拶
安達 淳 (国立情報学研究所)
(04:08)
今回は「オープンアクセス・サミット2013」のサイトからの参加申込受付になりますので、ご注意ください。 ※ご連絡いただいた個人情報は,今後のセミナーのご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。
受付は終了いたしました。多数のお申込み誠にありがとうございました。 申込期限: 平成25年5月31日(金)
問い合わせ先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当 E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp TEL 03-4212-2351 FAX 03-4212-2375
◇尾城 孝一 (国立情報学研究所)
1983年1月, 名古屋大学附属図書館に採用され図書館職員としてのキャリアを開始。その後, 東京工業大学附属図書館, 国立国会図書館、千葉大学附属図書館, 国立情報学研究所を歴任。2012年4月より, 現職(国立情報学研究所 学術基盤推進部次長)。
◇戸瀬 信之 (日本数学会)
現在,一般社団法人日本数学会理事(出版委員会,情報システム運用委員会,ASPM,MSJ Memoirs担当),慶應義塾大学経済学部教授。2004年度に日本数学会理事になって以来,理事,情報システム運用委員会委員長,出版委員などを務め,日本数学会の刊行物の電子化や情報基盤整備に従事する。
◇関川 雅彦 (東京大学附属図書館)
1979年東京大学医学図書館に勤務し,東京大学総合図書館,東京大学文学部図書室等を経て,2002年上越教育大学図書課長,2005年東京大学附属図書館情報管理課長,2008年筑波大学附属図書館情報管理課長,2010年筑波大学附属図書館 副館長,2013年より現職。 2005年より国立大学図書館協会のコンソーシアム活動に従事し,2011-2012年に大学図書館コンソーシアム連合運営委員会委員長を務める。
◇林 和弘 (科学技術政策研究所)
1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J- STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,電子書籍(ePub)対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動も行う。電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持ち,2012年より文部科学省科学技術政策研究所において政策科学研究に取り組む。
◆Open Access: Delivering on the Promise
(Heather Joseph)
過去10年間,オープンアクセスというものの考え方は変化してきました。それはゆっくりと,しかし着実に,学術研究において理論的概念から現実に影響を与えつつあります。オープンアクセス・ジャーナルやリポジトリといったしっかりとしたインフラが確立され,それらは新しいライセンスの枠組みや,組織的,国家的また国際的ポリシーの策定などに支えられています。研究者は見知らぬ世界へ足を踏み込むことに躊躇していましたが,今では喜んで受け入れ,オープンアクセスによる学術情報流通は空前の規模となっています。流通システムの急激な変化やオープンアクセスの標準化により,この活動への期待は高まっており,研究活動や研究成果に可視的かつ明確なインパクトを与えるでしょう。今回はこのインパクトに係わる初期的兆候,新たに現れつつある好機,さらなる発展についてお話します。
◆SPARC Japan ~来し方行く末~
(尾城 孝一)
国立情報学研究所は、平成15(2003)年度から、国際学術情報流通基盤整備事業(通称、SPARC Japan)を推進しています。これまでの3期、10年間の活動を通じて、国内の学協会誌の国際発信力強化やアドボカシ(啓発活動)に取り組み、一定の成果を挙げてきました。一方、大学図書館との連携強化やオープンアクセスへの対応が新たな課題として浮かび上がってきています。本発表では、SPARC Japanが誕生した背景を振り返り、つづいてこれまでの活動を成果と課題をまとめ、最後にSPARCJapanの今後の展開について報告します。
◆SPARCへの期待
(戸瀬 信之)
日本数学会の刊行物の電子化は溯及電子化を含めてほぼすべて完了に向かいつつあります。今後は,日本の数学者コミュニティーの研究支援,研究成果発信,若手研究者養成に最適な形で電子化の事業を拡大することを検討中です。その中でSPARC Japan に期待することを説明します。