今回は、これまでSPARC Japanセミナーでは取り上げてこられなかった日本の人文系ジャ−ナルの現況をお伝えします。
まず、人文系の研究に欠かせない国内雑誌論文のデータベースCiNii(NII論文情報ナビゲータ)について、CiNii開発者でもある国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授の大向一輝先生から、簡単なレクチャーをしていただきます。
次に、2003年に開始された SPARC Japan事業パートナー誌の中、唯一の人文系ジャーナル選定誌『モニュメンタ・ニポニカ』について、ご講演をお願いしています。『モニュメンタ・ニポニカ』は、ジョンズホプキンス大学の電子ジャーナルデータベース Project MUSEを通して、海外図書館での「電子ジャーナルとしての講読」を実現させています。 今回は『モニュメンタ・ニポニカ』の主幹をされている上智大学の ケイト・ワイルドマン・ナカイ先生から、海外での講読状況も含め、SPARC Japanへの参画で、ジャーナルはどのように変わったのかなどをご講演いただきます。
http://www.sophia.ac.jp/J/research.nsf/Content/monu
更に、日本文化人類学会や日本オセアニア学会で、学会ジャーナル発行に主幹とし携わってこられた法政大学の山本真鳥先生からは、学会として、どのように著作権方針を決定されたかを含めたご講演をいただきます。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jse/
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsos/
皆様のご参加をお待ちしています。
参加対象者: 研究者、図書館員、学術出版職にある方々
※参考サイト:
参加を希望される方は、以下のURLにアクセスをして、資料に目を通してご参加ください。
・Japanese review of cultural anthropology
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AA11853860_ja.html
・Project MUSE
http://muse.jhu.edu/
・SCPJプロジェクト
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/scpj/ |