学術出版の世界においてオープンアクセス活動の認知が高まっていることは皆さんご承知のことと思います。昨年10月14日は「オープンアクセスの日」とさ
れ、SPARC Japanでもオープンアクセスを正しく理解するためのセミナーを行いました。今年は範囲を広げて10月19-23日を「オープンアクセス週間」とし、世界各地でイベントが予定されている模様です。SPARC Japanとしても、オープンアクセス週間中の10月20日にオープンアクセスに関するセミナーを開催する運びとなりましたのでご案内いたします。
まず、オープンアクセス出版の先駆けともいえ、昨年Springer傘下となりその行方が俄然注目を浴びているBioMedCentral(BMC)からHubbardさんをお呼びして、著者負担と機関会員制によって成り立っているとされるBMCが実際に事業としてどのように成り立ってきたか、この先の見通しとBMCのビジョンはどのようなものか、特にSpringerの購読費モデルの電子ジャーナル群との共生はどうなるか、という点についてお話いただき、オープンアクセス出版の現状を学びます。
もう一つの講演は、北海道大学の栃内先生から、研究者のお立場でオープンアクセスをどのように捉え、機関リポジトリとどのように関わって来たか、そして
研究者が求めるオープンアクセス像についてお話をいただきます。
この後、ディスカッションタイムも設ける予定です。この機会にオープンアクセス活動の現状を把握いただき、今後の活動に役立てていただければと思います。皆様奮ってご参加いただき、活発な意見交換を行っていただければ幸いです。
参加対象者: 研究者、図書館員、学術出版職にある方々 |