研究シーズ2016情報基盤科学

並列・分散計算基盤

ネットワーク上の様々な計算資源を活用した高度な情報基盤の実現

合田 憲人アーキテクチャ科学研究系 教授

研究分野仮想クラウドサービス/クラウド連携/広域分散処理

研究背景・目的

計算機やネットワーク技術の進歩により、様々な計算資源をネットワーク経由で利用することが可能になりました。私たちの研究グループでは、ネットワークに接続された複数の計算資源を一体的に活用するための並列・分散計算基盤(例えばクラスタ、グリッド、クラウド等)に関する研究を進めています。現在、図に示すような複数のクラウドを一体的に活用することが可能なインタークラウドに注目し、次の研究を進めています。

研究内容

  • アーキテクチャ:この研究では並列・分散計算基盤のアーキテクチャに関する研究を進め、インタークラウドを構築および運用するためにソフトウェアや認証連携ソフトウェアの開発を行うことにより、誰でも簡単にインタークラウドを利用できる計算基盤の実現を目指しています。
  • アプリケーション:私たちの研究では、基盤を開発するための研究だけでなく、基盤上で実行可能なアプリケーションプログラムに関する研究も重要です。そのため、最適化問題やシミュレーション等、並列・分散計算基盤内の計算資源を有効活用するアプリケーションプログラムの開発を進めることにより、応用分野の未解決問題を解決することを目指しています。
  • スケジューリング:この研究では、並列・分散計算基盤上でアプリケーションプログラムを実行するための最適な計算資源を選択し、選択された計算資源にプログラムを割り当てるスケジューリング技術に関する研究を進め、アルゴリズムやソフトウェアの開発を行うことにより、計算基盤上の計算能力を最大限に活用することを目指しています。

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産業応用の可能性

インタークラウド技術は、研究教育のみならず、企業活動や電子行政のための情報システムにおいても、BCPやサービス可用性を向上する技術として注目されています。私たちの研究成果は、企業等の計算サーバとクラウドから構成されるハイブリッドクラウドのオンデマンド構築や、複数のクラウド上での高性能かつ安全なビッグデータ解析等、企業活動や電子行政を支える高度な情報処理を可能とする技術として期待されます。

連絡先

合田 憲人[アーキテクチャ科学研究系 教授]
aida[at]nii.ac.jp ※[at]を@に変換してください

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