今日のデジタルインフラストラクチャは、世界レベルでの情報の共有や交流を可能とし、科学技術と文化がともに発展する情報ネットワーク社会を実現するでしょう。情報ネットワーク社会は、情報の付加価値化や流通の場面で様々な問題に直面しています。その一つに、学術研究や教育情報、科学や文化芸術情報の流通に関する知的情報のガバナンスの問題があります。それは、知的情報の公的な共有による利益と経済行為としての利益の間の適切なバランスの問題であす。そのような情報ネットワーク社会の制度設計では、分野と地域を超えた学際的な連携、協同が必要になります。学術と産業の科学技術分野は、知的情報の適切なガバナンスを行う情報社会インフラストラクチャの整備に注力する必要があります。法と政策の分野もまた、社会学や文化芸術とともに、知的情報ポリシーの設計に重要な役割を果たすことになります。本シンポジウムは、世界各国から情報の技術、法制度、経済そして芸術文化の分野からの最先端研究者を招き、国際連携、協同を通して、更なる科学技術と文化芸術の持続的発展を目指した、情報ネットワーク社会の羅針盤を目指します。
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平成18年3月27日(月)13時00分〜17時40分
一橋記念講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階)
東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」、東京メトロ東西線「竹橋」下車 徒歩5分 [地図]
※入場無料
※日英同時通訳付
主催:大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所
後援:文部科学省、総務省、日本電信電話株式会社、東京大学 国際・産学共同研究センターデジタル映像(シネマ)プロジェクト
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