イベント情報
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2010年(平成22年度)

第2回 SPARC Japan セミナー2010
「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」

日時・場所

平成22年7月6日(火)14:00〜16:30
国立情報学研究所 12階 1208,1210会議室

 

セミナーは終了しました。

 

更新記録

 

・講演ドキュメントの日本語訳を公開しました。(2011/1/26)

・講演内容をドキュメント化して公開しました(英語版)。(2010/12/17)

・ビデオ映像を公開しました。(2010/07/30)

・開催報告を公開しました。(2010/07/28)

・発表資料の日本語訳を公開しました。(2010/07/28)

・発表資料を公開しました。(2010/07/09)

・ウェブページを公開しました。(2010/06/11)

 

 

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photo
概要

 我が国においても、また諸外国においても、ジャーナルを出版するという活動は学会活動の主軸をなすものです。21世紀の現況では、学会は限られた資金の中でデジタル化の波と共にやって来ている様々なシステムに対応し、新しいビジネスモデルを検討し、そして、さらにジャーナルの認知度を上げねばならない、といった問題と常に向き合わなくてはなりません。それは、iPadであり、オープンチョイスであり、Cellに代表される冊子とは異なる「未来の論文」の登場であるわけです。

 

  我が国の学会だけが問題を抱えているのではなく、欧米の学会も巨大であれ、中小であれ、資金力の違いは大きいにしても、抱える問題に対しては誰もが悩み、考えているという点ではまったく同様と言えるでしょう。つまり「出版モデルは常に模索し続けねばならない」といった状況なのだと言えましょう。

 

  今回は、英国化学会、英国物理学会で勤務をされ、そして現在は米国物理学協会事務総長であるJohn Haynes 氏をお招きし、英国、米国での学術出版に関わる豊かな経験を踏まえた、海外学会の出版活動についてご講演をいただく予定です。

 

参加対象者: 研究者、図書館員、学術出版職にある方々

 

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プログラム
司会: 永井 裕子 (日本動物学会)
時間

内容

講師

配布資料

ビデオ映像

new

 

ドキュメント

14:00-14:05

開会挨拶

永井 裕子

(日本動物学会事務局長)

 

   
14:05-15:30

Learned Society Publishing in the 21st Century

 

[講演要旨]

John S Haynes

(Vice President for Publishing, American Institute of Physics)

(1.29M)pdf

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

 

日本語訳

(1.33M)pdf

video

(01:48:40)

(英語版)

(861K)pdf

 

 

(日本語版)

(1011K)pdf

15:30-15:45 休憩
15:45-16:30 討議

16:30

閉会

 

 

※逐次通訳つき

 

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参加費
無料
参加申込

・氏名 ・所属 ・連絡先をご記入のうえ、【第2回SPARCセミナー参加申込】と題して、電子メールまたはFAX にて下記宛にお申込ください。また、【受付票】を返送しますので、当日ご持参ください。

 

※ご連絡いただいた個人情報は、今後のセミナーのご案内と開催変更等の緊急連絡に使用いたしますのでご了承ください。

 

申込期限: 平成22年6月29日(火) ※定員は80名です。席に限りがありますため、1機関からの参加人数を3名様までとせていただきます。また、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきますので、悪しからずご了承ください。


申込先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課図書館連携チーム SPARC担当
E-mail co_sparc_all@nii.ac.jp FAX 03-4212-2375

講師紹介

John S Haynes (Vice President for Publishing, American Institute of Physics)

John began his career as a research chemist with a PhD from the University of British Columbia, followed by a post-doctoral fellowship at the University of Oxford sponsored by the Canadian National Science and Engineering Research Council. He made a transition to scientific publishing in 1988 working for Taylor & Francis and then Academic Press. John spent 17 years at the Institute of Physics Publishing in Bristol, UK, serving from 1992 to 2001 as publisher of an impressive suite of physics journals, and from 2001 to 2007 as Head of Business Development, leading IOP’s international partnerships in China and Japan. Prior to joining AIP, John spent almost two years as Editorial Director for Royal Society of Chemistry, where he put in place an ambitious development plan. Along the way, he earned an MBA, honed his skills in a whole array of business models for scientific publishing, and has led publishing workshops for organizations such as INASP. John joined AIP early in 2009 as Vice President for Publishing. He is responsible for AIP’s publishing program including flagship products and services such as Scitation, UniPHY, and market-leading journals such as Applied Physics Letters and Journal of Applied Physics.

 

【日本語訳】

ブリティッシュ・コロンビア大学で化学の博士号を取得し、オックスフォード大学にてカナダ自然科学工学研究会議後援のポスト・ドクターフェローシップを得て研究に従事。1988年にテイラー&フランシス社で学術出版の仕事に就いた後、Academic Pressに転職。ヘインズ氏は、その後、17年間にわたり英国ブリストルの英国物理学会出版局(IOP)に勤務し、1992年から2001年まで物理学雑誌の出版者として活躍、2001年から2007年まで営業開発部門責任者として、中国や日本との国際的パートナーシップ樹立に尽力した。2年ほど英国王立化学会(RSC)の編集長を務め、大胆な改革を遂行した後に、米国物理学協会(AIP)に移った。この間、氏はMBAを取得、学術出版のビジネスモデル構築の腕を磨き、INASP等のさまざまな組織のために出版ワークショップを開催した。2009年初頭にAIPの出版部門を率いる副会長に就任。内容とサービスにおいてAIPの看板であるScitation, UniPHYなどの発行や、Applied Physics Letters, Journal of Applied Physics 等、市場で圧倒的な地位を占める学術誌の刊行を統轄している。

 
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講演要旨

Learned Society Publishing in the 21st Century

 (John S Haynes)

Learned society publishing goes back more than 350 years. Collectively, learned society publishers account for a significant proportion of the world's journals, but individually most are small with 90% publishing only one journal. The resulting landscape - a "long tail" of small players - brings richness and diversity to the market place but also introduces complexity and costs into the supply chain. In an environment of "big deals" and open access, this seminar will examine the challenges, threats and opportunities facing learned societies and their changing roles in scholarly publishing. The seminar will also provide an overview of open access and author rights.

 

【日本語訳】

21世紀における学術出版

学術出版の歴史は350年の長きにわたる。総合的に見れば、学協会発行誌は全世界で刊行されている雑誌のなかでかなりの割合を占めるものではあるが、個別に見ると、そのほとんどが小規模であり、その90%は一つの雑誌しか出版していない。ここから見えてくる風景は、小規模出版者の「ロングテール現象」であり、それは市場に豊かさと多様性を与えているものではあるが、同時に供給経路に複雑さとコスト高をももたらしている。本講演では、ビッグ・ディールとオープンアクセスが問題となっている現況において、学協会が直面している課題、脅威、チャンスを考察し、学術出版におけるその役割の変化について考える。また、オープンアクセスと著作権についても取り上げる。

 
開催報告
平成22年7月6日(火)に第2回SPARC Japanセミナー2010「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」を開催しました。
   
  参加者数
   
      参加者数:70名
 
 
アンケート結果
 

 

 

 

 

  回答数:46

 

  ※ご意見は、公開の同意をいただいたものです。

 

今回の内容について
 

  

  参加目的

 

    業務に関連するため:41   研究に関連するため:2   教養:4   その他:3  無回答:1

 

  目的達成度

 

    役に立つ:41   普通:3   期待と異なる:1  無回答:1

 

  ご意見 【所属/職種】

 

【学協会/学術誌編集関係】

  • 広い視野と情報をもつために大変参考になりました。

  • 既知の内容もありますが、海外の当事者から改めて直接お話しを聞くと、実感が伴います。この内容を編集委員会や理事会の先生方にも聞いていただきたいです。

  • 現在、弊学会で抱えている問題、例えば、学会出版か委託出版かなど、この先検討する際に非常に参考となりました。最後にrecommendationsとしてまとめていただいたので、非常に把握しやすかったです。

 

【学協会/研究・教育関係】

  • 大きな学会の方がたくさん参加されているという印象をもちました。ただ、大きくても、私共のように小さくても、同じ問題をかかえていることがわかりました。

 

【大学/図書館関係】

 

  • ジョン・ヘインズさんの講演、たいへん素晴らしかったです。質問がいくつかあります。(1)OAジャーナル以外で、submission chargeが少ないのはなぜか?そのreturnとriskについてお聞きしたかったです。中国の台頭を考えると、submission chargeは有効では?と思いました。(2)政府は民間に口だしすべきではないとのお考えでしたが、Harvardのような、facultyが決めたケースについて、どう考えるか。

  • AIPのケーススタディとしての内容を期待していたので、もう少し詳細に伺いたかったが、学会の方々には、この方が有用だったのかなと思いました。

  • 学協会の欧米事情を聴くことができたのがよかった。

 

【企業/学術誌編集関係】

 

  • 海外の事情がよくわかりました。

 

【企業/その他】

 

  • 講演者の豊富な経験、かつまた、中身の濃いセミナーでした。たいへん勉強になりました。ありがとうございます。

  • 大学、学会、学協会出版会の位置付けの欧米と日本の差をもう少し知りたい。 会場からのコメントが興味深かった。

 

【企業/無回答】

 

  • オープンアクセス及び著作権について、もう少し詳しく聞きたかった。時間がなくなって残念だった。

    【その他/学術誌編集関係】

  • オープンアクセスの費用を著者が支払うというビジネスモデルがあることを知らなかったので、非常に有益でした。著作権についても、もう少し勉強したいです。

  • 大学では紀要のような団体(法人)の研究報告等を出版しています。前者の学術的価値は低く、その意味ではなくなることはないでしょうが、今回の中身に照らし合わせたときに、それらはどういう方向に入るのでしょうか?

 

【その他/図書館関係、技術関係】

 

  • 機関リポジトリの運用を担当している立場から、学協会の動向等を知ることができ、とても参考になりました。今後ともセミナーに参加させていただきたく思います。

 

【その他/学術誌編集関係、図書館関係】

 

  • 大変にまとまり感と深さのあるプレゼン内容でした。初心者から(学会)理事、編集長レベルの人が、学ぶべき専門性とトレンドをカバーしていました。

【その他/無回答】

  • 客観的な情報も含めてお話を頂き有難うございました。
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今後、聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
 

 

【学協会/学術誌編集関係】

 

  • 海外の研究者が投稿する立場で何を考えてくるのかを聴いてみたいです。例えば、OAの掲載料は妥当だとおもっているか等。

  • 以前にもcopyrightについてセミナーがあったとおもいますが、再度、機会を持っていただけると助かります。

 

【大学/図書館関係】

 

  • 対立(?)する立場の商業出版の編集者(営業・経営関係者だと価格の話一色になりそうなので、そこから離れた観点で)

 

【企業/その他】

 

  • ユーザー側(大学研究者、企業研究者、学生)の視点に立った、ジャーナルの取り組み

 

【その他/図書館関係、技術関係】

 

  • 電子出版に関して(具体的な手順、技術動向等)、政府等の動向について
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その他、当企画に関する意見、感想
 

 

【学協会/学術誌編集関係】

 

  • 関西でも出張セミナーを行っていただきたいです。

 

【大学/図書館関係】

 

  • いつも素晴らしい企画をありがとうございます!次回の「図書館はEJをどう提供しているか」にも期待しています。

 

【企業/その他】

 

  • 第1回も参加したかったのですが、定員いっぱいのため参加できず残念でした。

  • 【企業/無回答】

 

  • いつも興味深いテーマ設定をありがとうございます。

 

【その他/学術誌編集関係】

 

  • 永井さんは、「司会の不手際」と言っておられたが、そうでありません。質問の時間も含めて14:00-16:30とすれば、今回は良かったのでは?参加させていただいてますが、この分野がメインの仕事でないため、学術用語も含め、分からない言葉が少なくありませんでした。

 

 
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最終更新日:2011年1月26日