学術情報流通における情報伝達の方法、コスト、理念等々について、研究者、図書館、学会等で、それぞれの立場から様々な論議が提出され、また同時に国レベルでの政治的決断も行われている昨今です。オ-プンアクセスという、ひとつのアクセス手段が最良な方法であるかどうかは、歴史が決着を付けるものなのかもしれません。
さて、SPARC Japanセミナ-2008第1回は、「学術誌は、今後も存在していくのか」という欧米ではすでに提示されつつあるテ-マを取り上げ、総論としてのご講演を、千葉大学 土屋俊教授に、数学、物理分野からの各論を、北海道大学 行木孝夫助教、電気通信大学 植田憲一教授にそれぞれお願いしています。冊子からデジタルコンテンツへの変革は、「オ-プンアクセスの可能性を提示する」に留まらず、現状のピアレビュー システムをも変革するのでしょうか?昨年、Natureにより行われた 「オ-プンピアレビュ-」は、近未来の評価システムとして実際に機能するのでしょうか?
多くの方々のご参加をお待ちしております。 |