【概要】
10月18日〜24日は、世界中でオープンアクセスを推進するイベントが開催されます。今回のSPARC Japanセミナーは、「日本発オープンアクセス」と銘打ち、日本の研究成果発信の在り方の現在と未来について討論する機会にしたいと考えております。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
【背景】
第4期科学技術基本計画(平成23年度〜27年度)策定(平成22年度内に閣議決定予定)に向け、「科学技術基本政策策定の基本方針」が6月16日に公開されました。「基本方針」には、「国際水準の研究環境の形成」の一環として、機関リポジトリやオープンアクセスを推進することが、「国民とともに創り進める科学・技術政策」の一環として、研究者はそれぞれの研究について、内容や成果を分かりやすく発信する取組みを進める必要があることが盛り込まれました。
【セミナー内容】
「基本方針」を受ける形で、以下の3名の方からご講演いただき、全体討議を行います。
1)日本の学術出版の在り方を広く俯瞰する立場から、林和弘氏(日本化学会、SPARC Japan運営委員)
http://www.nii.ac.jp/sparc/publications/newsletter/pdfper/6/sj-NewsLetter-6-2.pdf
2)京都大学応用哲学会の査読付き電子ジャーナル"Contemporary and Applied Philosophy"を京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)をベースとして創刊した研究者の立場から、村上祐子氏(東北大学)
http://openjournals.kulib.kyoto-u.ac.jp/ojs/index.php/cap/index
3)トップジャーナルに掲載された日本人著者の生命科学分野の論文について、論文の著者自身の執筆による日本語レビューを、自由に閲覧・利用できるよういち早く公開する「新着論文レビュー」について、飯田啓介氏(ライフサイエンス新着論文レビュー編集人)
http://first.lifesciencedb.jp/
[参加対象者】
研究者、図書館員、学術出版職にある方々
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