日本のこの分野における貢献度は国際的にも高く,従って日本からの拠出額が少ない場合,このSCOAP3という事業そのものが途絶する可能性は十分あります。
出版社が主導する形でのオープンアクセスは現在も増え続けていますが,図書館・研究者コミュニティが主導する SCOAP3のような事業(そしてオープンアクセス誌)が増えるか否かはSCOAP3が成功するか否かにかかっていると考えられます。
出版社が主導する形でのオープンアクセスは,APCが高額なまま固定化されてしまうというデメリットがありますので(SCOAP3の事業形式が最適かどうかはともかく)図書館・研究者コミュニティが主導するオープンアクセスも増やしていく必要があると考えております。 |